漫画『箱の男』@都会
6月
11日
最近よくWEB広告で見かける<都会>による漫画『箱の男』(白泉社)が、人気のようです。一見すると穏やかな家庭に潜む、虐待、洗脳、監禁。だがそれは決してセンセーショナルなものではなく、どこにでもありそうなマイルドな“家族”の話です。幸せとは、普通とはなにか? 読む人の価値観を揺るがす内容になっています。
発売元の(白泉社)によりますと約2ヵ月で20万部(紙の単行本+電子書籍累計)を突破したといいいます。また、コミックシーモアでも4月の総合ランキング1位を獲得しています。
『箱の男』は、「住宅街の一軒家の一室で、箱に入った男の死体が発見された」という衝撃的なニュースから始まります。その報道を見ている女性は、18歳の「由美子」です。そこから時間は一気にさかのぼり、「由美子」が5歳の頃から物語が展開していきます。
5歳の「由美子」が幼稚園で描いたのは、大きな箱と、その中から伸びた手。この絵と、「私のパパは箱の中に住んでいる」と言う無邪気な「由美子」の言葉が、周囲の大人たちをざわつかせます。事情を尋ねられた母親は、「主人は心の病気で引きこもっている」と説明しますが、実際の家庭環境はあまりに異常なものでした。
だが、成長していくに連れて「由美子」の世界も広がり、徐々に違和感は大きくなっていきます。「由美子」自身が探っていく家族の秘密、意味ありげな行動をする母親、箱の窓からのぞく父親の目。「箱に入っているのは誰なの?」「ママは、なぜ?」「全部教えて」。やがて18歳を歳を迎えた彼女に明かされたのは、衝撃の事実でした。









