ファルコン植物記(948)白色の花【ユッカ・グロリオサ】
10月
19日
リュウゼツラン科ユッカ属の常緑低木で原産地は北アメリカ南部、1596年にイギリスに渡り、日本には明治時代中期に渡来、和名では「アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)」です。
茎丈2.5メートルほどになり、1~2メートルの花茎を出し5~6月頃と、10~11月頃と年二回花を咲かせます。
花は完全に開くことはなく、釣鐘状の花を下から覗きますと太めのオシベが6本、メシベは3個ありますが、オシベとメシベは離れており、自然には受粉出来ません。
俗に言う「ユッカガ」により受粉し、「ユッカガ」は花に産卵しますが、日本には「ユッカガ」がいませんので受粉ができなく、種子を作るまでには至りません。