《時節・_・襍感⇔自生紫陽花探し(5)“伊豆高原・城ヶ崎海岸周辺”》 伊豆急城ヶ崎海岸駅と海岸前の蓮着寺の中間地点に宿をとった。 のんびり歩いて20分程で海岸に出るが、宿の周辺は緑濃い高原の様な佇まい。 爽やかな早朝に海岸まで散歩してみた。歩き始め方向を間違え行ったり来たりの珍道中。 海岸に出る道には、海岸まで桜並木が続いており中々の風情だった。 平日の早朝であったためか、散歩してる人とは行き合わなかった。 「2019/06/13伊豆高原」
《時節・_・襍感⇔自生紫陽花探し(3+1)“失態だらけの探しもの!?!”》 走雲峡を出て下田市へ、136号線と135号線の接続地点を左折して山間部へ。 すぐに民家前の崖地に見事な自生紫陽花が咲き誇っていた。この場所は、必見。 今年は、国道に戻らず山道を先に進み白浜海岸へ、途中、自生紫陽花とは出会わない。 昼食を白浜海岸辺りで取る予定にしていたが、目指したお店、この季節閉鎖中!?! そこでまずは、白浜海岸の紫陽花を探す。海岸の崖下に咲く自生紫陽花、“健気”。 昼食は、コンビニでパンを求めて、車中で・・・夕飯に期待することに。 自生探し、次の目的地、大川に向う。国道沿いの海岸線崖上には、自生紫陽花がぽつぽつと。 白浜~河津~稲取周辺にも自生紫陽花はあるだろうが紹介記事を見ていない。 東伊豆・大川は、温泉地だがワサビ栽培もやっている。そんな環境の中での紫陽花は! 楽しみに以前見たワサビ田を目指すが??周りの景色が何か違う?? 記憶とはいい加減だ。場所を勘違い、紫陽花と会えず。紫陽花はもっと上部だった!?! やむなく伊豆高原へと山道を行くが、自生紫陽花を見ても道が狭く駐車出来ない。 車中から確認しただけ(地元の人は、やたらと車を飛ばし走るので怖い!?!)。 当日の宿泊場所に早々と到着。小さなホテル・・道路の向かいに自生紫陽花が!! 貸し切り状態の様に静かな宿。のんびり温泉に浸かり、気分は最高だった!! 夕飯後、露天風呂で観た月は、朧気に心地よかったが、翌日は充実させよと、“喝”。 人間の干渉が、少ない。が、共存してる凄さを再認識させてくれた紫陽花群。。! 「2019/06/12下田市~伊豆高原」
《時節・_・襍感⇔自生紫陽花探し(3)“微妙に進化(変化)する花かたち”》 自生紫陽花か否か、種類の特定等々判断に苦しむが、目の前の姿には魅了される。 石廊崎周辺の環境変貌は余り見られない。ジオパーク指定された事もあるだろうが。 何よりこの周辺は、鉄道が通っていない事で大規模開発から逃れている。 自生紫陽花と云えるだろうが走雲峡(国道136号線側)の紫陽花群は植栽されたもの。 近在の紫陽花を移植したものだという。数十年も経つと土地環境に馴染んでいる。 植物園等の管理された、否、園芸されたものとは全く違う自然植相そのものだ。 走雲峡で思ったことは、里山の在り方で、自然景観・人間の関わり方は如何にあるべきか!?! 「2019/06/12南伊豆町」
《時節・_・襍感⇔自生紫陽花探し(2)“石廊崎周辺の紫陽花”》 紫陽花探し、大方の自生紫陽花の生育場所はお教え頂いているが昔を忘れていた。 初めて訪れた昭和30年代の石廊崎海岸近くの事、母の植物観察記録を見て分った。 病弱だった僕を熱海へ、温泉治療に?両親は、連れて行ってくれたようだ。 紫陽花は、幼児のころから横須賀観音崎灯台近くの萼紫陽花を観に同行している。 萼紫陽花や手毬紫陽花が、日本固有種である事も何となく教えられていた気がする。 当時の記録(母の)を見ると熱海から天城峠周辺に色々な紫陽花が見えた、と。 石廊崎の丘陵(浅い森)では、萼紫陽花ではなくかわった紫陽花も見れた!?! 古い記録に基いて地理的植相と現在を比較してみたく思った(写真を探そう!)。 今回の探訪でも面白く不思議な紫陽花をたくさん見る事が出来た。 早朝に弓ヶ浜の宿を出発、田牛(とうじ)へ向かうが、細い道で車を止められない。 今回は、場所確認のみで県道16号線に戻り石廊崎(走雲峡)方面へと向う。 途中、手石水産センター前、下流・大瀬間の道路脇で綺麗な紫陽花と出会えた。 海岸線道路沿いに自生している紫陽花と出会うたびに感動。妖しげに美しい。 走雲峡では、紫陽花自体、以前と余り変わっていない様に感じた。 が、中木から走雲峡周辺の森のなかに10数基の大風車が建っていたのは驚き!! 植物相・生態系が壊れないことを祈りたい。 「2019/06/12南伊豆町」
《時節・_・襍感⇔自生紫陽花探し(1)“形と色”》 愈々、紫陽花探しを始める。ここ3年は拝んでいない花達、どんな姿を見せてくれるだろう!! 期待に胸膨らませて南伊豆町へ、マーガレットラインの沿道では、植栽された紫陽花が見え始めた。 松崎町(国道136号線)から県道16号線に入る信号まで10数キロ間は、信号が2箇所しかない。 南伊豆周辺は、夏の避暑・休暇保養地、平日ではあったが車の往来は少ない。 16号線に入ると自生と思しき紫陽花が見え始め、目的の中木・小城隧道入り口で車を止めた。 数年振りだが、以前にましての健気な姿に感動、當に自然景観ではあるまいか!! 中木の先、愛逢(アイアイ)岬から見る海岸線、ジオパーク景観(柱状節理)だ。 (中木地区にあるヒリゾ浜は、本格的なシュノーケリングビーチでも有名に由) そこから宿泊地の弓ヶ浜迄、走雲峡入り口周辺等を確認しながら宿泊地の弓ヶ浜に到着。 ※走雲峡ライン※ 南伊豆町石廊崎海岸地区大瀬から山間地の加納(国道136号線)に至る道。 走雲峡ラインは、昭和59年に農道(6キロメートル)として開通した。 山あいの道は、交通量も少なくは不法投棄の絶好の場所となっていく。 憂いた地元住民の尽力で綺麗な環境になったが、しばらくすると再び不法投棄が見つかった。 次なる防護策を人間の良心に訴えた。「花を植えてきれいな場所」ならごみ捨てをとどまるのでは、と。 平成14年1月より走雲峡の道路沿いに花壇造りを開始、試行錯誤の末に現況に。 花壇ではなく「自然の花」として、南伊豆に咲くガクアジサイ、ヤマアジサイを植栽。 現在、ガクアジサイ約1200本、ヤマアジサイ約500本、ヤブツバキ約100本、 他に山ツツジ、桜などが植栽されている。ここに咲くヤマアジサイ、ガクアジサイは、 すべて自生種、その種類のアジサイから自然交配が見られる様になった珍しい場所。 地元住民の愛情のこもった活動により、沿道の美化、紫陽花の勇壮な姿が見られる。 更には、「桃源郷」にと休耕田を使って、棚田にハス池作りがはじまった。 平成15年2月、17アールの棚田状のハス池8面とスイレン池1面の整備が完了。 棚田には、高さ3メートル、長さ13メートル、幅1・8メートルの太鼓橋「蓮華橋」、 観賞・休憩所「かのう屋」(地名「加納」と「やれば何でも可能だ」との掛詞)が建設された。 地元民の努力で「桃源郷・里山づくりネットワーク」が結成され、現在に至っている由。 (棚田状の蓮田、現地は、未だ拝見していない) 「2019/06/11南伊豆町」
《時節・_・襍感⇔“野の植物探し”》 待ちに待った紫陽花の季節がやってきた。昨年は諸事情で伊豆半島を訪ねていない。 色々な見物をも兼ねると3日間は時間が必要だ(今年は、なんとか時間を作った)。 神奈川(鎌倉)からだと海岸線を小田原、箱根を登って函南、伊豆市~西伊豆が普通。 今年は、熱海まで海岸線を行き山間部をのらりくらり、自生のアマギアマチャでも探したい!?! 思惑を以っていたのだが、途中道を間違え天城峠方面には行けず、海岸線に降りてしまった。 いつものことだが、よくよく道を仔細にナビに入れてなかった為にミスってしまった。 結果、予定より早く松崎に着いてしまう。のんびり昼食だ・・と以前、寄った食堂へ。 この食堂は、面白い!!ところ天、食べ放題(西伊豆堂ヶ島周辺は、天草の名産地)!! 食べ放題⇒⇒この食堂、注文してからご飯をお釜で1合炊くので、その間に!! 以前は、5種類のところてんがあったが、2種類になってしまった。 今年は、天草が採れないって聞いていた。そんなことも影響してるのか?? 待てよ、どのメニューにも玉ねぎと明日葉の天ぷらが付き、ボリュウム満点。 美味しいところてんを食べ過ぎると、、、そんなことで2種類に成ったか? 頂いた『あじまご茶定食』、自家製のニンニク醬油をかけて炊きたてごはんの上に、 続いて二杯目、出汁をかけてもらって頂く。満腹で運動をしないと。。。!! 当日は、まあまあの天候で前回寄らなかった「岩科学校」へ向かった。 着くと駐車場がガラガラ??車を降りると、本日臨時休館の看板が!?! 仕方なく外観のみながめた。松本市の「旧開智学校」と姉妹館提携している由。 旧開智学校かぁ・・昔、濱田庄司、池田三四郎、星野醍醐郎各師と英国家具談義を! 眼前のなまこ壁を見ながらハイワイコム、ウインザー系椅子が似合うなんて思った。 早々に次なる場所へ。松崎町南部の岩地・石部・雲見集落を総して三浦(さんぼ)と呼ぶらしい。 神奈川県には、三浦(みうら)という地域がある、日本語って難しいねぇ!! 国道136号線迄戻って石部温泉方面に向かって海岸線を走り棚田下部に狭い山道を行く。 後で分った事だが、岩科学校から棚田上部に通じる近道があった。来年は棚田上部から探訪してみたい。 此処の棚田から収穫した黒米・赤米で作られた焼酎“百笑一喜”それをゼリーにしたものが販売されている。 我々年代は、西伊豆といえば田子節(本枯れ鰹節)。子供の頃、食事前の手伝い鰹節削り。 色々思い出せる。今でも車かバスが交通手段の土地。素朴だが魅力ある。 「2019/06/11西伊豆」
《時節・_・襍感⇔“やぶにらみ^^)5・・meadow!?!”》 自然保護、古都保存法、ナショナルトラスト、歴史的環境=昭和30年代~40年代。 緑濃い日本国土を活かす施策を国民レベルまで下げて考え始めた半世紀まえ。 戦後、日本の自然保護運動は、独逸(当時の西独)の郷土愛的自然保護思想が大きく影響した。 “古都鎌倉”と呼ばれ往古の首都である鎌倉は、半世紀前までは自然環境豊かな所であった。 そんな自然環境を壊して宅地化することに異論を持って始まった自然保護・保全思考。 同じ頃、“山間部のダム建設”有名な黒四ダム等、発電の検討・検証が成されていない。 そして、戦後の自然保護の象徴的出来事“尾瀬の保全運動”特筆すべき山小屋主人平野 長靖さんの尽力。 日本の自然保護、高度経済成長の中での疑問が原点と思える。 自然環境破壊が、街中にまで及び、伝統文化の破壊と相俟ったのが、鎌倉“御谷騒動”であった。 この騒動での影の功労者は、当時の神奈川県知事、内山岩太郎氏である(余り知られていないが)。 尾瀬を救った初代環境庁長官、大石武一氏の英断を引き出した、平野 長靖さんの凄絶な戦い。 日本の自然保護の原点的存在の鎌倉市域だが、今や観光優先で文化の継承が蔑ろにされている。 一方で、新たな公共的公園を目指していると思える公園に平塚市の花菜ガーデンがある。 西欧、特に英国で云われてるか!?!・・・“meadow”直訳すれば牧草地、草原。 一般的に旬を愛でる植物園だが、草原的風情・情感を見せる美しい庭、花菜ガーデン。 「花菜ガーデン」のパノラマ的大花壇は、斜面いっぱいに花咲く草原、丘陵を想像させる。 自然の生態系だけでは、美しく管理するのは難しい。景色を自生種と園芸種を調和させる。 《花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」》と標榜されてるように、 春から初夏にかけて次々と花が咲き誇るメドウがあり、移り変わりを楽しめる。 早めに咲き出したリナリア(和名はヒメキンギョソウ)、繊細な茎が風になびく風情は美しくも優しい色。 4月中旬にはヤグルマギク(セントーレア)が咲き誇っていた。芝生とのバランスが実に良い。 次に顔を見せるポピーの赤や黄色、斜面が様々な色に染まり一段と華やかになる。 輝くようなオレンジ色のポピーは、カリフォルニアポピー(和名ハナビシソウ)。 毎年、種をミックスして蒔いているそうだが、諸条件で自然な風景にできあがる!! 遠くに富士山が見え、園芸種が調和してる。管理している人々のセンスが見て取れる。 桜並木を堪能して奥のチューリップなどの球根と色々な春の花が見事に共演していた。 5月に訪れた「花菜ガーデン」薔薇園に1540品種、約2630株が植栽されている由。 オールドローズ、クライミングローズとシュラブローズ、モダンローズ、野生のバラ等、 種類ごとに纏められ、トレリス、アーチ、パーゴラ、ブッシュと様々な仕立てが観れる。 夏には、濃淡ピンクが入り混じるサルスベリの艶やかな花が、夏の暑さに負けずに花を咲かせ魅せる。 花菜ガーデンの夏の花、サルスベリ群の名所となるだろう。色々なサルスベリが観れる。
18日夜、新潟県で最大震度、マグニチュード(M)6・7の地震がありました由。 被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 ブログルの仲間にも被災された方がお有りと存じます。 御身ご自愛の上、対応されますようお見舞い申し上げます。
《時節・_・襍感⇔“華の共演”》 紫陽花映えの季節がやってきた。皐月晴れ、否、真夏を想わせる陽気の5月だった。 元号が変わった5月、平常の生活であって良いのだが、異国の友達から問いは多い! せわしなく対応していたら、早、入梅してしまった。 半月ほど前、所要の途に関心ある公園に寄った。人気の薔薇の香りを楽しみに!! 散策者の多さに驚く、薔薇の種も増えたような気がした。丁寧に・・一寸つかれた。 春の薔薇達、見応えあったが、この季節は「クレマチス」の季節でもある。 クレマチスはキンポウゲ科、センニンソウ属の原種、栽培種の総称。 古くから日本で栽培されている中国原産の大輪花クレマチスを鉄線花と呼んでいた。 その大輪花をテッセンと呼び、日本在来種の大輪花(Clematis patens)をカザグルマと呼ぶ。 センニンソウ属は世界に約300種も原種があり、日本の在来種も多数ある。 カザグルマ以外にセンニンソウ、ボタンヅル、ハンショウヅル、クワノテ等多数ある。 園芸品種は、更に多く一重、半八重、八重、鐘形やチュリップ咲きなどもある。 開花時期、春咲き・夏・秋咲、冬咲き、四季咲きがあるクレマチス。 同様に春咲き・秋咲きがある薔薇の数々。そしてクレマチスとの共演は、みごとだった。 「花菜ガーデン」を管理している職員・ボランティアの植物愛好家、諸氏のセンスが光る。 薔薇ガーデンの中の「モダンローズ」は、20世紀に最も広く栽培されたバラである由。 四季咲き性で、オールドローズに比べて花色が多く、花びらが外側に反り返り、 花の中心が高くなる剣弁高芯咲きなど、整形的で洗練された印象を受けるものが多い。 1800年代に作出された初期の品種から近代に至る品種を展示し、 特に近代のバラは色別に配置して多彩なバラの世界をご紹介している。 春から秋まで繰り返し咲く四季咲きのモダンローズの中で特に香り高いバラを集めていた。 シーズン中の早朝は、香水のビンを溢した様な芳香が、特別な空間を作り出していた。 迷路状に配されたフェンスに絡むクレマチスと一緒に楽しめた。 ---花菜ガーデンHPより文章を拝借-ーー 「2019/05/19花菜ガーデン」
《時節・_・襍感⇔“爺には見づらい小さな花2”》 オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭);キジカクシ科は旧分類のユリ科から分割された。 根出葉の間から高さ20~30㎝位の幅太くしっかりと立ちあがる花茎を出す。 葉は、線形で根出し高さ15~30㎝、幅4~6㎜、厚みがあって丈夫に見える。 花茎の上部に穂状花序を付け小花を下向きに咲かせる。白い金平糖のように見えるが?? 花弁は6個で6㎜位、淡紫色~白色。雄蕊べ6個、花糸は短く葯は黄色、細長く先が尖る。 別名の大葉竜の髭は、線のように細い葉の形を竜(蛇)の髭(くちひげ)に喩えた。 「2019/06/05泉の森」