《眼福(225“近隣の里山(3+1)!?!”❖21-277》

ナワシログミ(苗代茱萸) グミ科(Elaeagnaceae)
学名:Elaeagnus pungens Thunb.
別名:トキワグミ
《”新治の森・・!?!な花(3)”❖’21/09/25❖ 》
ナワシログミ(苗代茱萸);
和名は苗代を作る頃に果実が稔ることから。花には甘い芳香がある。
伊豆半島以西〜九州の海岸や沿海地の林縁に自生すると資料にあった。
してみると、これは植栽されたものだろう??里山の縁とはいえ、極力野生種が良い!?!
樹高2〜3m。樹皮は灰褐色。丸い小さな皮目が、古くなると縦に割れ剥がれる。
枝は強くて折れにくい。若い枝は褐色の鱗状毛に覆われる。
小枝は刺に変化しやすく、葉腋にも小さな刺がでる。刺は長さ5〜15mm、先は鋭くとがる。
葉は互生。葉身は、長楕円形。革質でかたく、縁はほぼ全縁で波状になりやや内側に曲がる。
葉の表面は光沢があって無毛だが、裏面は、褐色と銀色の鱗片が密生する。
たたくと薄く飛ぶ。秋に、葉腋に1~数個の花を咲かす。
筒状の部分は萼で、外側に褐色と銀白色の鱗片が密生する。
令和参年(皇紀2681年)10月04日、記」
#植物

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《眼福(224“近隣の里山(3)!?!”❖21-276》

タムラソウか???




ノハラアザミ(野原薊)か???
《”新治の森・・!?!な花(2)”❖’21/09/25❖ 》
タムラソウ(田村草) キク科(Asteraceae)タムラソウ属(Serratula)
学名:Serratula coronata L. subsp. insularis (Iljin) Kitam.
タムラソウ属はこの1種のみ日本に自生する。
茎は直立し綾があり有毛。葉は互生、卵状長楕円形で羽状に深裂叉は全裂し、刺はない。
頭花は紅紫色で、上向きに咲き、直径3~4㎝。頭花は筒状花のみからなる。
雌蕊の先が2裂してカールする。総苞は長さ約2.5㎝の鐘形。総苞片は瓦状に並び、7列。

ノハラアザミ(野原薊) キク科(Asteraceae)アザミ属(Cirsium)
学名:Cirsium tanakae (Franch. et Savat.) Matsum.
根生葉は花期にもロゼット状に残る。葉は、中裂~深裂し鋭い刺があり中肋は紅色を帯びる。
茎葉は少なく、基部は茎を抱く。頭花は枝の先に直立又はやや横向きにつく。
ほとんど柄がなく、2~3個集合してつく。総苞は幅1.5~2㎝、くも毛が多い。
総苞片は6~7列、曲がらず、斜上し、先が鋭い。総苞片に腺体がなく、粘らない。

新治市民の森でみた花(画像)は、なんだろう??
この花達も解説資料だけでは識別できない(接近できなかった)。
令和参年(皇紀2681年)10月03日、記」



#植物

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《眼福(223)“近隣の里山(2)!?!”❖21-275》

とっても瀟洒な花だが、???な花・茎。
《”新治の森・・!?!な”❖’21/09/25❖ 》
ベニバナゲンノショウコ(紅花現の証拠) フウロソウ科(Geraniaceae)
学名:Geranium thunbergii f.roseum
Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton
Geranium nepalense Sweet subsp. thunbergii (Sieb. et Zuec.) Hara
山野の何処にでも見られる草。茎高30〜60cm。
茎や葉には毛があり、茎の上部、葉柄、花柄、萼には腺毛がまじる。
葉は掌状に3〜5深裂する。若葉には紫黒色の斑点がある。
花は長い花柄の先に2個つき、紅紫色または淡紅色、白色で直径1〜1.5cm。
東日本は白花、西日本には紅紫色の花が多い。花弁と萼片は5個。花柱は5裂する。
類似のミツバフウロ、コフウロに生える毛は腺毛ではない。コフウロは葉が3全裂!?!

コフウロ(小風露) フウロソウ科(Geraniaceae)
学名:Geranium tripartitum R. Knuth.
茎は細く、下部では毛がほとんどなく、上部では下向きの曲がった毛が生える。
葉が3全裂するのが特徴である。
花は直径約1㎝、白色~淡紫紅色。萼の外側には腺毛でなく、長い開出毛が密生する。
ゲンノショウコの葉は3~5深裂し、萼片や花柄に腺毛が生える。
夏の終りに「ゲンノショウコ」そっくりの花を咲かせ、ゲンノショウコかと見過ごす花。
日向ではなく山地の林下地面に低く生え、ゲンノショウコの様な勢いが無く花も少ない。
萼片には長い開出毛がまばらに生え、先端に棒状の棘がある。
葉は3裂して「ミツバフウロ」に似るが全裂。
花柄や葉柄には屈毛が生えます(ゲンノショウコは開出毛)。
ゲンノショウコのように、どこにでも見られる種類ではない。

新治市民の森でみた花(画像)は、なんだろう??解説資料だけでは識別できない。
令和参年(皇紀2681年)10月02日、記」
#植物

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《眼福(221)“秋めく身近な森(7)!?!”❖21-273》

アマチャヅル(甘茶蔓) ウリ科(Cucurbitaceae)
学名:Gynostemma pentaphyllum (Thaumb.) Makino
葉の形等もどことなく面白い!!
海辺で育った僕には、やはりヒトデを思い起こす^^)。
《”森の小さな花・甘茶蔓!?!” 》
アマチャヅル(甘茶蔓) ;
海のヒトデに似た形をしているアマチャヅルの花。山地や藪等で見掛ける蔓性草。
だが、花自体は、5~6mmと小さく普通見過ごしてしまう(場所を知ってる故たどり着ける)。
 ヤブカラシ  と似たつる性の野草で アマチャ同様、葉などに微妙な甘味がある。
近年、薬用成分が発見されたことから、健康茶ブームの先駆けとなった薬草でもある。
雄花と雌花は別の株に付く。その上、花を付けないものが多いのは何故だろう??
茎は硬い毛があり、低木や他の草に巻きついて伸び、巻きひげは葉と対生し2分岐する。
葉は互生し、ヤブカラシに似た鳥足状複葉で、小葉は普通5枚、3小葉、7小葉、稀に単葉。
小葉は薄く両面にまばらに白毛があり披針形~卵状長楕円形で先は尖り縁が鋭鋸歯。
葉腋から長い花茎を出して花序を互生する。花は黄緑色、直径4~5㎜。
花冠は5裂して平開し先端は細長く糸状に尖る。萼も5裂し花冠の間から先が小さく見える。
雄花は雄蕊5個。雌花は雌蕊1個あり、花柱は深く3裂し、先がさらに2裂する。
ヤブガラシは葉が似ているが、茎や葉柄が赤色を帯び、葉表に毛がない。 
花名は、4月8日の花祭り[灌仏会]に使われた植物に例えた、または代用として使った。
高知県の海岸に分布するソナレアマチャヅルは、葉が厚くて光沢があり、大きい由(未見)。
令和参年(皇紀2681年)9月30日、記」
#植物

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《眼福(220)“秋めく身近な森(6)!?!”❖21-272》

シロバナサクラタデ(白花桜蓼) タデ科(Polygonaceae)
学名:Persicaria japonica (Meisn.) H. Gross
Polygonum japonicum Meisn.
《”泉の森!?!”❖2021/09/28❖ 》
シロバナサクラタデ(白花桜蓼);
水湿地に生え地下に這う茎がある。茎は直立(1m位)しよく分枝、乾くと赤褐色に。
葉は披針形で先が尖り、基部は楔形。葉縁や脈上に伏毛があり葉裏に腺点がある。
葉鞘は筒状で、筒部の長さの1/2ほどの縁毛がある。節はふくれている。
花序は、1~5本に分枝し穂状で細長く先が垂れ下がり小苞の先に毛がある。
花被は白色、腺点があり5裂し長さ3〜4mm、小花柄は3〜4mm。
雌花では花柱が花被より長く、雄花では雄蕊が花被より長い。
よく似たサクラタデは、花被が長さ5〜6mmと大きい。
令和参年(皇紀2681年)9月29日、記」

#植物

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《眼福(219)“秋めく身近な森(5)!?!”❖21-271》

アキノノゲシ(秋の野芥子) キク科(Asteraceae)
学名:Lactuca indica var. laciniata
Pterocypsela indica (L.) C.Shih is
mukasi、子供の頃に見た芥子の花は、いかなる芥子の花だったろうか???





《”泉の森!?!”❖2021/09/28❖ 》
アキノノゲシ(秋の野芥子);
 ホソバアキノノゲシ の葉と比べアザミ葉のように葉が分かれ、太目のがっしりした葉をつける。
秋に咲く事で春から咲くノゲシに対してアキノノゲシと名づいた。ヤマニガナ属との見解もある。
人の活動領域にしか生えないといわれている。野菜のレタスと同属である。
農耕地や日当たりのよい空き地などに生える大型の野草、草丈1.5-2mにもなる。
全体無毛、茎や葉を切ると乳液が出る。根は紡錘形。根生葉は花時には枯れてない。
茎は分枝せず直立し葉は互生、茎上部葉は全縁、下部の葉は羽状深裂し裂片先が尖る。
上部の葉は、小さいく軟らかい、そして茎を抱かない。
茎の上部に直径約2cmの頭花を円錐状に淡黄色の舌状頭花を上向きにつける。
花は日中だけ開き夜間や雨天の日は閉じる。花色は普通、淡黄色、紫色を帯びたりする。
また、花の裏が灰色を帯びる。総苞は長さ約1㎝、花後に下部が膨れる。
総苞片は覆瓦状に重なり縁が濃紫色。痩果は、長さ約5mmで短いくちばしがある。
葉が深裂しない切れ込みのない細い葉を持つものをホソバアキノノゲシと呼んでいる。
令和参年(皇紀2681年)9月28日、記」
#植物

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《眼福(218)“秋めく味覚!?!”❖21-270》

サルナシ(猿梨) マタタビ科(Actinidiaceae)
学名:Actinidia arguta (Sieb. et Zucc.) Miq.
山の中を散歩した時のサルナシ。
さるなし・・・ソフトクリーム。秋田県内で食したが、美味しかった(大人的味覚!!)。
《”猫が教えてくれた果実!?!” 》
サルナシ(猿梨) マタタビ科(Actinidiaceae)
学名:Actinidia arguta  (Sieb. et Zucc.) Miq.
和名の由来は猿が食べる梨の意(梨に似てる??)。熊の好物でもある。
マタタビに似ているが、葉が白くならず葉柄が赤いのが特徴。
蔓は灰褐色、初期に褐色の毛があるが落ち無毛又は有毛。古くなると蔓が10mにもなる。
蔓や葉・花の特徴は別の機会に紹介するとして、実は可愛いものだ。
又、サルナシの蔓はとっても丈夫で太く腐りにくい。それ故、吊橋などに使われていた。
又、サルナシの蔓は水分を吸い上げ保有力が非常に強い様で、飲料水代わりに使った。
山中で水がない時、サルナシのツルを切って出てくる樹液を飲んでいた(飲んだ経験ある)。
また、サルナシは5~15gくらいの小さなキウイのような俵型の実をつける。
果実を切った断面は緑色で黒い種子が見られ、断面の特徴もキウイに似ている。
皮はつるっとしていて毛は生えておらず大きさも3cm程度と小さい。
サルナシをベビーキウイ、ミニキウイ等と呼ぶ。和名でコクワと呼ぶ地域もある。
サルナシの味は、キウイに似ており酸味があり香りもよい。
サルナシは皮部分に酸味があり、皮を剥ぎ果肉だけを食べるとかなり甘い。
まるごと、皮と一緒に食べた方が味的にはバランスがとれるようにかんじた。
日本の山岳部に自生するサルナシ、果実が丸いものと細長いものがあるようだ。
マタタビ科のサルナシ、自宅庭に置くと猫がよってきた。マタタビの時と同じ態度。
*         *         *
知り合いの老女が、山で見つけた、と送ってくれた(北茨城市郊外)野菜等々。
色々な実・果物・野菜が新聞紙にくるまれ、宅配便で届いた。
泥付きの野菜もあったりでダンボールごと庭に置いといた。
夕方、フーテン??猫ちゃんがダンボール箱に顔を擦り付けていた由。
家族は、不思議がっていたが・・・僕が帰宅して中身を調べると!!
サルナシが入っている。なるほどって思った。
令和参年(皇紀2681年)9月27日、記」
#ブログ #植物

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《眼福(217)“秋めく身近な森(3+1)!?!”❖21-269》

イヌショウマ(犬升麻) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Cimicifuga japonica (Thunb.) Sprengel
《”秋の風・・香り(3+1)!?!” 》
イヌショウマ(犬升麻) ;
ショウマと名前の付く種類は多いが、単にショウマというと サラシナショウマ のことを指す。
サラシナショウマが薬用になるのと比べ、役立たないのでイヌショウマと名前が付いた。
茎葉はなく、根生葉は1~2回3出複葉、葉裏の脈に縮れた短毛が開出する。
葉柄は長く30㎝を超える事もある。小葉は、掌状に切込み縁には不ぞろいの鋸歯がある。
蕾は丸く、淡紅色を帯び、花は直径約4㎜、白色~ピンク、無柄、長い穂状花序に多数つく。
雄蕊は多数つき白色で長くて目立つ。
若葉を茹で食用にするサラシナショウマと異なるのでイヌショウマとなった由。
令和参年(皇紀2681年)9月26日、記」





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《眼福(216)“秋めく身近な森(3)!?!”❖21-268》

カラスノゴマ(烏の胡麻)  アオイ科(Malvaceae)
学名:Corchoropsis tomentosa (Thunb.) Makino
Corchoropsis crenata Siebold et Zucc.
《”秋の風・・香り(3)!?!” 》
カラスノゴマ(烏の胡麻);
カラスノゴマは、道端や水田に生え、草丈は直立し高さ30~90㎝前後になる。
葉は互生し、卵形で裏面にたくさんの白毛の星状毛がある。
和名は、種子をカラスが食べるゴマに例えたものといわれている。
旧分類ではシナノキ科 Tiliaceaeに属したが、新分類(APG)ではアオイ科に含まれている。
花は秋、葉腋から1つの黄色い花を咲かせる。花柄は3cm程で垂れ横から下向きに咲く。
花弁は5枚、長さ約8㎜の倒卵形。萼片は5枚、線状披針形、反り返る。
雄蕊は5~15個。その内側にある長い5個は仮雄蕊。
令和参年(皇紀2681年)9月25日、記」
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《眼福(215)“秋めく身近な森(2)!?!”❖21-267》

この葉が、有用なのである。
ヨモギ(蓬) キク科(Asteraceae)
学名:Artemisia indica var. maximowiczii
モノトーンも中々。。。良い!!
《”秋の風・・香り(2)!?!” 》
ヨモギ(蓬);
モチグサとも呼ばれ、春一番で芽を出し、草餅の原料になヨモギ(蓬).
花を咲かせるのは秋。若葉の頃の姿と余りにも違い花を見て蓬と想像できない。
枯れた後もお灸のもぐさや漢方薬になる役立つ野草。時に紅葉もする。
花粉は、 スギ  や ブタクサ と並び、花粉症の原因の一つ。
他方、葉は殺菌力や消炎作用が強く、切り傷や虫さされ、ヨモギ茶に使われる。
特にアレルギーの改善に役立つ等、相反する性質を持つ身近な野草だ。
若葉は草餅を作るのに使かわれ、名前だけは知っている人は多いと思う。
葉の裏に綿毛が生える。この綿毛を集めたものが「もぐさ」で、灸に使われる。
若葉は食べられ、草餅の材料にされる。キク科の中では珍しい風媒花である。
花粉はタンポポなどの虫媒花より小さく、表面に小刺がない。
セイタカアワダチソウ同様、根から他の植物成長を抑制する化学物質を出すと云われる。
地下茎を伸ばし、群生する(茎高、50~100㎝)。茎は紫色を帯び白い綿毛が密生する。
茎の上部の葉は披針形、全縁又は数個の切れ込みがある。
茎の中部以下の葉は羽状に深く分裂し、裂片には不規則な鋸歯がある。
葉の基部にある托葉のような裂片は、仮托葉と呼ばれる。葉裏も白い綿毛が密生する。
大きな花序に直径約1.5㎜、長さ約3㎜の小さな頭花を多数つける。
小花は周囲に4個の雌性花、中心部に2個の両性花からなり、ともに結実する。
両性花の花柱の先は切形、雌性花の花柱の先は2分岐し、雄蕊の先の付属体が細く尖る。
オオヨモギは葉の裂片の先が尖り、仮托葉がない。
***Artemisia princeps; Japanese mugwort***
ヨモギの名はときにヨモギ属全体の総称として使われることもある。
ヨモギ属 Artemisiaは北半球の全域と南アメリカ南部に約 400種が知られている。
このうち日本には 30種あまり,北アメリカには約 60種を数える。
ヨーロッパ原産のニガヨモギ (苦艾)は古くから日本でも栽培されていた。
日本の蓬に近い種の A. vulgarisは,イギリス,アメリカ,カナダで mugwortとして知られる。
その苦汁が民間薬の下剤,通経剤に用いられている。
トルキスタン原産のセメンシナとモンゴル産のミブヨモギ (壬生艾)も有用されている。
回虫駆除薬サントニンの原料として貴重であり重宝される。
またセージブラッシュはアメリカ中部の半乾燥荒原で何千 haもの大群落を作るので有名。
令和参年(皇紀2681年)9月24日、記」
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