ナワシログミ(苗代茱萸);
和名は苗代を作る頃に果実が稔ることから。花には甘い芳香がある。
伊豆半島以西〜九州の海岸や沿海地の林縁に自生すると資料にあった。
してみると、これは植栽されたものだろう??里山の縁とはいえ、極力野生種が良い!?!
樹高2〜3m。樹皮は灰褐色。丸い小さな皮目が、古くなると縦に割れ剥がれる。
枝は強くて折れにくい。若い枝は褐色の鱗状毛に覆われる。
小枝は刺に変化しやすく、葉腋にも小さな刺がでる。刺は長さ5〜15mm、先は鋭くとがる。
葉は互生。葉身は、長楕円形。革質でかたく、縁はほぼ全縁で波状になりやや内側に曲がる。
葉の表面は光沢があって無毛だが、裏面は、褐色と銀色の鱗片が密生する。
たたくと薄く飛ぶ。秋に、葉腋に1~数個の花を咲かす。
筒状の部分は萼で、外側に褐色と銀白色の鱗片が密生する。
令和参年(皇紀2681年)10月04日、記」