日本は祭日が多い
話を詳しく聞いたら、アメリカの祭日を間違って理解していたようです。アメリカには、クリスマス、レバーデー、サンクスギビングといったナショナルホリデー(祭日)以外に、コロンブスデーやマーチンルーサーキングデーといった、銀行と政府機関だけがお休みになる、バンクホリデーがあり、それらすべてが祭日でビジネスはお休みだと思っていたようです。
昔、築地に行ったときも、祭日が1日増えると取り扱い金額が 1/365 減るというお話をされたこともあります。祭日は、休みを作って国民の消費を増やそうと考えた人がいるのだと思いますが、休みが増えて収入が下れば、消費は減ります。
消費を増やすためには、収入を増やす。Disposable Income を増やすことを考える必要があると思います。「北風と太陽」の話を覚えていますか。いくら北風が強い風でコートを脱がそうとしても、人はコートを脱ぎません。かえってコートを握りしめます。しかし、太陽が暖かくすれば人は自然にコートを脱ぐのです。祭日を無理矢理増やすこと、消費が無いと税金を引き上げること。日本の政治は北風ですね。
休みがくるたびにこんなことを考えていました。明日、東京に移動して、明後日の飛行機で米国に戻ります。日本(関西)は、まだまだ暑いですね。
内倉 憲一