クラウドとは自社でない場所を意味する。要するにインターネットを意味する言葉だ。インターネット上に置いておけば、インターネットにアクセスが出来る環境があればいつでも情報が手に入るという仕組みだ。
そのためにはインターネット上にサーバーを置く場所が必要になる。これをデータセンターという。当たり前の話だが、日本とアメリカのデータセンタービジネスに大きな違いがある。日本の場合は、サーバーを置く場所としてデータセンターが存在するのにたいして、米国ではサーバーをインターネットに繋げる場所という存在である。要するに日本ではインターネット回線の提供はデータセンターのビジネではないのだ。
例えば、日本では電話会社(キャリヤー)のデータセンターがデータセンタービジネスの最高峰にある。しかしキャリヤーのデータセンターではそのキャリヤー以外の回線は使えない。それではもしそのキャリヤーに問題があったときにどうしようもない。だから米国ではキャリヤーインデペンデントなデータセンターが望まれるのだ。
米国のデータセンター内にはキャリヤールームというのがあって、そこには何社ものキャリヤーが回線を持ち込んでいる。ユーザーはそこから必要な回線を引き込むことになるのだ。
PSP の本社にあるデータセンターですら2つのキャリヤーから回線をひいている。
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