日系人の方とお付き合いさせてもらう中で、私が一番変わったなと思うことは、１８９０年くらいまでは、強制収容所を経験した一世、二世の人達は自分達が経験した嫌な思い出を話すことはありませんでしたが、最近は結構詳しく話す人が出てきていることです。私の憶測に過ぎませんが、生活も安定し、過去のこととして思い出話ができるようになったからだと思います。昔は、生々しい記憶だけが残っていて話す気がしなかったのでしょう。日本にいる方々は、日本とアメリカが戦争になった時、１２万人の日本人と日系人（アメリカ生まれのアメリカ市民権を有している人）を敵国日本に協力する恐れがあるとして強制収容所に送られたのをご存知ないでしょう。彼らは強制的に鉄条網と機関銃を持った兵士に囲まれたところで生活させられたのです。それを思うと、今は本当にアメリカで平和に暮らせるようになりました。一世、二世の人たちの努力に寄ること大です。