<犯罪です・地籍訂正>
5月
20日
小生も御多分に漏れず・昭和47年10月から山梨県上野原町鶴島地区で、土地買収に加担した。
航空写真を素にマスタープランを作成・18ホールと別荘地・・
12月に地元の農協に一億円を預託して・主要地主と交渉方法を始めた。
着々と準備が整い・地主説明会を地元の旅館で開催・大いに盛り上がった。
1月から部落単位で説明会を開催・・全地域では利害関係のもつれで足並みが揃わないので・同意者の多い駅至近の部落から買収に踏み切った。
小地主で換金を希望している人10数人と契約・・合計2000万円・・
オーナーからは先行買収は 代理で頼むとの意向・・
2月25日・主要地主と交渉が同意・同意書を複数取得して買収のメドが立つ
2月26日・オーナー側から突然中止の通告・・数か所のボーリングの結果
現在の技術では工事が不可能・・
晴天の霹靂・・地元協力者へお詫びに歩き・平身低頭・・一部から罵詈雑言を浴びる・・損害賠償まで要求されて参った・
オーナー側からは、やむを得ぬ事情だが、損害賠償はできない・・
別の候補地で補償したい・・
小生が当初から疑問に感じていたのは、公簿では50万坪ですが、マスタープランでは35万坪くらい・・山林では延びもあるのに可笑しいと感じていた。
バブルがはじけて暇になった50年1月・法務局で測量図の閲覧申請をした。
顔見知りの所長が・困惑した表情で別室から図面を持ってきた。
コピーサービスのないでしたので、トレースしてきた。
帰宅後、買収時に用意した台帳と照合すると・・
地籍訂正により・6200坪の土地が・・33倍の20万6024坪に増えていた。
数年後大月法務局に移動になった所長が詐欺容疑で逮捕された。
障害のある子どもがいて養育にお金がかかるので・ワルの測量士とタッグを組んでの仕業だった。
その山林の所有者は<銀行用の共同担保物件?>に用いていた。
現在も見られるが金融機関の不正融資の一員でもある。
40年以上前の30代前半・今では想像もつかない<買収業務!>をしていた・・<鬼軍曹>と揶揄されたのは正解だった?・・