< 引退の難しさ!> 小生が4月3日に投稿したタイトルから・・ ホンダの創業者・本田宗一郎氏とNO2の藤沢副社長が、同時に引退<最高顧問>に就任して・40代の若手グループに経営を任せた。 当時<引き際の美学>として絶賛された。 藤沢は創業25年を期に、後進が育ったことを見極め、またカリスマ社長・本田の限界を感じて、西田専務に<おれは今期 限りでやめるよ・・ 本田社長にそう伝えてくれ>と言っていたのである。 本田はすぐに藤沢の意図を了解し、<おれは藤沢武夫あって の社長だ・・副社長がやめるなら、おれも一緒に辞めるよ>と西田に言った。 記者会見では笑顔で<前々からやめるつもりで藤沢副社長と相談していた・ それがたまたま外遊中にバレてしまっただけだ>と語った。 10月の株主総会で二人は正式に退任した。 本田65歳、藤 沢61歳。世間ではまだまだ現役で通用する年齢だった。 退任が決まった後のある会合で、本田は藤沢に言った。 <ま あまあだな・・そうまあまあさ>と藤沢。 <幸せだった な・・本当に幸せでした> <心からお礼を言います<・・おれも礼 を言うよ> 良い人生だったな・・これで引退の話は終わった。 辞めるといって・それを撤回したり・後継の人事に注文を付けたり、業務内容の変更に苦言を発したり・・ 世間では辞めることができない人が多い。 中には、引きずり降ろされた・・嵌められた・と騒ぐ者もいる。 己の能力は自分自身では評価できない・他人様の評価を素直に受け入れるだけの度量がないと笑われる・・ 小生は仕事を整理するときに、後でクレーム等の弊害がでないよう、少々手荒なことがあっても、将来のことを第一に考えて行動するので誤解されやすい。 自分は乱世の時代に乗り遅れていると意識しているが・・世の中の変化に対応が遅れる・年齢から顧みてやむを得ないが悲しく・寂しくなるときもあります。 昨今は体調不良で、DRストップがかかって1年余り・現役続行は到底不可能な状態ですが・難問を抱えているのでギリギリまで頑張るしかない。