スポーツメンタルコーチング:組織・チームにおける「一体感」とは?(Day2)

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

私はプロコーチとして通常は、ビジネスに関わる方々、例えば経営者や個人事業主、企業の管理職や一般社員などをお客様として活動しています。

一方、コーチングを他の分野でも活用できないかと考えていたところ、知り合いのプロコーチから、アスリート向けのメンタルコーチのお話が舞い込んできました。

私自身、中学から高校・大学、そして社会人では短い期間ですが、バスケットボールをしてきた経験があり、スポーツは今でも大好きです。そこで、折角の機会ということもあって、遅ればせながら自分なりに

「スポーツ・メンタルコーチング」とは何か?

を学ぼうと考えました。

先ずは手近にある書、柘植陽一郎氏の「スポーツメンタルコーチング」を読んでみることにしました。

この本を通読した感想は、「スポーツ・メンタルコーチング」は私が日頃提供しているビジネスコーチングとそれ程大きな違いはない、という点です。

もちろん同じ「コーチング」を出発点としているので、当たり前ではあります。

また、選手だけではなく、チーム全体や監督などの指導者も対象者範囲に含めていることから企業における「組織開発」にかなり近い、という印象を持ちました。

そこで今日は、スポーツチームだけではなく会社組織にも通ずる

「組織・チームの一体感」

についてお伝えしていきます。

なお、前回と同様、飽くまでこの書籍から得た知識に基づいて、私が感じた内容です。

「メンタルコーチング」には、異なる定義や、また学術的・医学的な部分も含む定義付けもあるように想像されますが、その点はここでは考慮していないことにご留意ください。

今日の章立て
1.「一体感」とは
2.3つの判断基準
3.判断基準の中身


1.「一体感」とは

しばしばチームの「一体感」とは、組織が一枚岩になっている、などの表現を耳にする。

この「一体感」を言語化してみると例えば、以下の通り。

「お互い切磋琢磨できる状態や、協力し合える関係が構築され、チーム・組織として結果の出せる状態」


2.3つの判断基準

では一体、何を以ってそういう状態になっていると判断したら良いだろうか?
次に3つの指標で捉えてみる。

(1)選手一人一人が良い状態でいられるチームの雰囲気になっているか?

(2)本音でポジティブ、クリエイティブなコミュニケーションが取れているか?

(3)お互いに信頼やリスペクトできる関係性があるか?

もう少し詳しく見てみると以下の通り。


3.判断基準の中身

(1)選手一人一人が良い状態でいられるチームの雰囲気になっているか?

①「自己肯定感」
ちょっとした成功体験をシェアしあう時間を設けたり、それぞれの目標を共有する場を作る

②「貢献感」
チームや仲間の役に立っている場面があるか?また貢献してくれた選手へ感謝を言葉にして伝える。

(2)本音でポジティブ、クリエイティブなコミュニケーションが取れているか?

①コミュニケーションが「本音」で、かつ「ポジティブ」であることが必要。

②ミーティングや練習は「楽しく、かつ、真剣」なモードでありたい。

③しかし「深刻」なモードになってはいけない。

④ミーティングは「そもそも何のためにやっているのか?」を確認し、参加者全員がいつでも「手に入れたい未来は何か」を認識できるようにしたい。


(3)お互いに信頼やリスペクトできる関係性があるか?

①選手一人一人は違うのが当たり前で、大切な存在なのだということをお互いに認め合うことが重要。

②練習などの日常を離れて、意図的に「想いを共有できる場」を作る。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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