12月
3日,
2021年
「リーダーシップ」というものを思う時(3)「決断することもリーダーシップ!」
不定期ですが、
『「リーダーシップ」というものを思う時』
というタイトルで綴っています。
今日のテーマは
「決断することもリーダーシップ!」
プロコーチとして活動を始めて7年、独立して今年が3年目。私のクライアントは社長・経営者、管理職、そして起業家の方々です。そして、プロコーチとして独立を検討しているコーチの方も多いです。
そういう方々とお話をしていて思うことは「決断する」ということの重要性です。
社長・経営者や管理職の方々は毎日、毎時?決断を迫られている。「決断する」ことが仕事のように感じます。
実際に私のサラリーマン時代を振り返ると、将に「いつも決断を迫られている」、そして「今すぐに!」でした。
一方「決断する」という行為は、経営者や起業家だけに限定された行為ではありません。誰でもしていることです。例えば、
- 今日は、どんな服装で出かけようか?
- お昼ご飯は何を食べようか、カレーライスかな、それともラーメンかな?
しかし、経営者・社長や管理職、起業家の方々の「決断」というものは、服装や食事メニューの選択とは大きく異なります。なぜなら、
「周りの人への影響がある」
からです。
つまり、決断された内容に周りの人が巻き込まれる。
従って私は、ここにも一種の「リーダーシップ」が発揮されている、と強く感じるのです。
皆さんも企業や組織内での会合などで
「決めない会議」
に参加した経験をきっとお持ちだと思います。
会議には色々な目的のものがあるので、いつもいつも「決める」場面がある訳ではありません。しかし、会議中に賛否両論が交わされ、論が尽くされた挙句に
「もう少し、調査してから決めよう」
と明らかに決断を、先送りしているトップの発言。
実は、決断が正しいのかどうかは、誰も分からないのです。VUCAの時代と言われ、将来は何が起こるか、明日でさえ経営環境がどうなっているかなど、誰も分からない。
従って100%正解の決断は出来ない。つまり周りの人は、100%の正解を求めている訳ではないと思います。むしろ、
「とにかくやってみよう!」
というトップの言葉、即ち決断を待っているのです。
「覚悟」と言っても良いかも知れません。
覚悟と言っても、必要以上に固いものを示している訳ではないと思います。柔軟性を持った決断・覚悟もあり得ます。
間違っていたら軌道修正をすれば良い。軌道修正する道筋を事前に検討しておくも良い。しかし、今ここで「ゴーサイン」が欲しい。
そんな経営者の言葉に周りの人間は、うなづき、腹落ちし、ぐっと力を入れて前進出来る。
こんな経営者・起業家を私自身は目指したいですし、このような社長をコーチしたいですね!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお