恐ろしい問い合わせ

ごくまれに、恐ろしい問い合せがある。
ネットワーク系の質問、最近はPoEが結構普及しているが、その動作原理をしっかり
理解している方は、それほど多くは無い。
しかし、それでシステムを構築するなら動作原理の理解は必須である。
 
今回の恐ろしい問い合わせは、PoE中継機に関してだった。
PoE中継機はエクステンダーと呼ばれ、LANケーブルの延長などの場合にPoEHUBからの
給電を受け、その機器は外部電源の必要はなく動作する便利な構造になっている。
 
質問者は、エクステンダーを設置したがLEDが点灯せず動作しないとの事。
5系統のどれもが動作せず、納期が迫っているので緊急対応の要請。
 
詳細に話しを聞くと、エクステンダーに給電がなされていない、つまり上流にあるのは
普通のHUBでPoE給電ようではない事が判明。
 
このことはカタログに記載はされているが、この方は、それは理解できなかったと言う。
対応は、上流のHUBをPoE対応に交換することで解決するのだが、それには予算が無いとか
言い出した。
さらに、「もっとわかりやすい説明をすべき!」とまで言い出し、これはクレームと
おっしゃる。
これ以上は、ここでは書かないが、自分の不勉強を棚に上げて、説明が不十分との
「言いがかり」に近いクレームは僅かづつではあるが、増えているような気がする。
 
機器はどんどん進歩しており、誰にでもわかる説明ドキュメントの作成には限界がある困っ
た現象だと思っている。
 
 
 
わかお かずまさ
VegaSystems

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Full Moon TimeLaps(2023.09.30)

"Tonight, it's a full moon. Japanese people have a special connection with the moon,
especially during the eighth month of the old lunar calendar. They admire the moon,
offer various offerings, and host moon-viewing gatherings in different regions,
expressing their affection for the moon. This sentiment has existed since ancient times,
with 'The Tale of the Bamboo Cutter' portraying Kaguya-hime as a messenger
from the moon. Many poems also celebrate the moon's beauty, transcending
regional and social differences."


今夜は満月。
日本人は月に特別の感情を持っています、特に満月、それも旧暦の8月の時は、月を愛で、
供物を並べます、各地では観月会も行われ、月への愛情を感じることが出来ます。
その思いは、古来からあり「かぐや姫」は月からの使者とされています。
和歌にも多く詠まれており、地域差も身分の上下もありません。


わかお かずまさ

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ケーブル径の呼び方

電力伝送で最も重要なのは電線径、情報伝送(LAN)の場合は伝送特性でこちらは
Cat.5e/6/6e/6a/7/8などで表されます。
※Cat.7は規格にないとの意見がありますが、それはプラグ部分の制定でトラブった
ためで、ケーブルとしては存在し、その性能も実質的には担保されています、規格
等は米国が制定しているに過ぎず、それを真に受け、現物の精査もせず声高に、
言い募るのは如何かと考えます。

LANケーブルの場合、電線径は特段の定めはありませんが24AWG前後を中心に性能
測定が行われています。

AWG:アメリカン・ワイヤー・ゲージの略、電線径を指すが、数値は線径と反比例
するので要注意、24AWGより23AWGの方が線径は太い。

SQR(SQ):スクエア、断面積のこと、これは数値と断面積は比例する。日本国内では
よく使われる。呼称は「スケ」、8sq:はちすけ などと呼びます。
※実際の電気工事などの現場では配電盤までの引込に、このクラスの電線径を用いる
8/14/22等。それ以下の屋内工事には、1.6mm (いちろく)2.0mm(にみり)、2.6mm
(にいろく)が使われ、この場合は「すけ」では呼称しません。
1.6X2なら「いちろくにしん」2.0X3は「にみりさんしん」等と呼びます。

LANではPoE以前は、Catのみが重要視されてきましたが、PoEが普及して現在では、
Catのみならず、AWGも重要です。
特にPoEの場合、その用途から多くは30m以上の電線長となるため、電力伝送と同様に
電線径が重要です。
IEEE802.3at/afの場合なら、30/15w程度のため、電流量からおおきな問題にはなり
せんが、bt規格(90W)では、線長における電圧降下が問題となります、実際には
23AWGなどを採用するのが無難です。

わかお かずまさ
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LANケーブルについて

LANケーブルは「信号伝送」を行うことが主目的のケーブルです、近年PoEが普及していますが、
これは従来のLANケーブルの素材のままで小電力(当初は15W)程度を重畳する方式で、
改めてこれに関しては記します。

信号伝送は電力伝送とは異なり、線路の物理的な制限は周波数特性で、電力伝送のような
線径などの制限とは異なります。信号伝送量は周波数帯域でカバーする構造であるため、
外見では信号の多寡は判別出来ません、電力伝送とここが大きな違いです。

つまり、LANケーブルは外見では信号の最大許容量は通常ケーブルでは判断出来ません、
これが幹線なのか末端の支線かは判別が出来ないのです。

LANケーブルでの信号伝送は、その信号量が大きくなると帯域を拡大して対応します。
つまり、高い周波数まで使用し、「量」の確保をします。

電力伝送は大電力の伝送には電力(W)の構成、電圧X電流の値を増加する方法で行います。
電圧が同じなら電流を増やさねばなりません、この場合には通過電流量を安定確保する
ために電線径を増加することになります、つまり太い電線を使います。

LANの場合、広帯域にするには、高い周波数帯域まで減衰せずに伝送可能な構造が必要
となります。この構造を示す基準として「Cat」が用いられます。
CatはCat.5/5e/6/6a/6e/7/7a/8等と規格され、数字は周波数帯域と比例します。
※これはメタルケーブルの規格

このあたりが速い・遅いの判断基準となっているようですが、更に説明を加えると、
信号伝送形式は10/100/1000/10000Baseなどがあり、伝送量はこの基準で判断されます。
数字が大きければ伝送量は大きくなります。

この伝送形式での信号伝送が可能な基準を示すものが「Cat」で、伝送形式が低い場合
にCatの大きな値のケーブルを使っても効果はありません。

蓄積型通信と呼ばれるTCP/IPがWebでは使用されており、このタイプの通信では、
Web上に様々な経路変換箇所(Router)が存在するため、通信速度を向上するのは
簡単ではありません。
使用するLANケーブルを交換しても、あまり効果が感じられないのは、このためです。

LANケーブルは、如何に伝送ロスを低減させるかが主目的であり、ただの電線であるため
ここで蓄積や増幅は一切出来ません。

インターネットでの体感速度を上げたいなら、
1:プロバイダーとの契約で高速度にする
2:高性能のRouter・HUBを使う
3:高性能のPCを使用する
4:HUBの数を減らす
5:伝送ロスの少ないケーブルを使う
この順位です

ケーブル交換が一番簡単で安価であるため、飛びつきますが、通信速度は
簡単にアップしないのです。
まして、利便性のためWiFiなどで通信していれば、そのWiFiのAPの使うケーブル
数mを交換しても、「無意味」と言えます。
※WiFiは現規格では半二重、有線接続とは比較にならない

インターネットの体感速度は、PC等のキャッシュや時間帯、通信内容で大きく
変わります、速度計測だけでは満足出来ない場合がありますが、概ね上記の
順に効果が確認出来ます、ただしプロバイダーの契約は怪しげモノが多いので
注意が必要です、カタログはほぼあてになりません。



わかお かずまさ
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PoE Type4(802.3bt)

PoEはType4と明記してある
いよいよ、VideoカメラにPoEが搭載されてきた。

写真のカメラはVideo専用の屋内用カメラで、大きなディスプレイがついている。
ビデオカメラは大飯食らいで、いつも電源に悩まされるが、このタイプは電源は
電池などで内蔵せず、最初から外部給電となっている。

ここで注意すべきは、PoEがType4つまり60W以上の電源を要求していること。
現在、このPoE給電装置は、本格的に販売されておらず、PoEはどれも同じ等と
思い込んで導入すると痛い目にあう。




わかお かずまさ
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LANケーブルの抵抗測定試験(4端子法)

LANケーブルでの性能試験には伝送性能試験が重視されます。
高い周波数帯域の伝送が出来れば、それは「道幅」が広い事になり、車線の増加が可能
となり、一度に沢山のパケットが送出出来るので、いわゆる「高速通信」が可能と
なります。
この影で、軽視されているのが直流純抵抗値で、蓄積型通信では重要視されていません。
最も、PoEでは、これが重視されますが・・・

今回は、32AWGなどの細番手と呼ばれるLANケーブルを、蓄積型通信以外で用いる
場合の試験です。

この場合には例外なく直流純抵抗値が重要視され、厳しい値が要求されます。
ただし、現行のLANケーブルは100%蓄積型通信仕様であるため、この検査基準を
満たさないケースが発生します。無論、不良品ではありませんが、使用する前に
この基準をクリア出来ているの試験は、このような方法で行います。

8回路あるLANケーブルを直列で接続し、1回路とし、その抵抗値を測定します。
低抵抗値であるため、測定には4端子法で行います。

測定時には、ベンディングと呼ばれる手法でプラグの根本に連続でストレスをかけ
抵抗値の変動や瞬断をチェックします。

重要なのは安定化電源で、これが必須となります。
回路はシンプルで、DC電源からの電圧を、電流調整用の抵抗器(10Ω)を入れた
閉回路に印加し、ケーブルの両端の電圧を測定する方法です。

わかお かずまさ
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LANケーブルの抵抗測定試験

メタルLANケーブルの性能試験は伝送性能が最も重要とされています。
意外に軽視されているのが直流抵抗(レジスタンス)です。
通常のTCP/IPであれば(PoEを除く)、この抵抗値は比較的問題が少なく
検査においても明確な断線が無ければ、おおよそ合格になります。

この「おおよそ」が結構問題で、生産工場の管理がわるいと、時として臨界点を
オーバーし、TCP/IP以外の信号伝送に支障をきたす場合があります。

今回は、この問題が発生し緊急臨時対抗の夜なべ&休日出勤中です。

写真は専用抵抗測定機(4端子法)で、0.001Ωまでの測定です。
静止状態&ケーブルの根本を強く折り曲げたり、引っ張ったりする
ベンディングと呼ばれる試験を、一本々、丁寧に行います。
明日の夜までに約1000本の再試験を行わねばなりません。

コロナのせいか、生産工場にも緩みがあるように思います。


わかお かずまさ
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PoE 802.3btの試験

やっと、802.3bt 90wクラスの製品化されたPSEが入手できました。
コロナの被害はこんなところにも及んでいます。
往来が出来ないため、この分野の開発はstopで、やっとの思いでの
再開です。

規格は随分前に決まっていましたが、製品化する段階で様々問題があり
遅延していたのです。

すでに2年前に実験装置も作成し、一通りの試験は終わっていましので、
今回は単なる耐久試験です。

長時間の耐久試験を行っています。

負荷に電球を使う方法は長短があります。
欠点は突入電流でPSEが停止してしまうことで、このために負荷を徐々に
増加せねばなりませんがそれでもダウンする場合があります。
※これはこれで故障の切り分けになります、90W負荷は結構問題があるので

長所は負荷が簡単に交換でき、ほぼ純抵抗なので電圧電流で負荷計算が簡単に
出来ます、長時間の放熱も平気、電球の照度でPSEの供給の不安定さもチェック
出来ます。



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Webライブ配信を考える

Webでのライブ配信が盛んである。これはスマホで実に簡単に出来るためである。

YoutubeでもFacebookでも実に簡単に「生放送」が出来る。
でも、これは「遊び」の範囲であり、ビジネスとは言わないまでも実用性には疑問が
残る。

ライブが必要と思われるのは、リアルタイムな情報が必要な場合だ。
例えば、豪雨で川などが氾濫しそうだったり、土砂崩れの恐れがある場合等は
ライブ中継が有効である。

ただし、この場合、最も重要なのは安定動作、途中での事故は不可抗力でも無い限り
放送事故となり、期待を裏切る事になる。

この様な場面で、果して「スマホ」で対応出来るのだろうか?
お手軽での「遊び」の延長で、これらには対応出来ない。

最近はPoE対応のIPカメラが安価で販売されており、前述のライブカメラのみなら
安定動画期待出来る。ただし、PoEを始め通信回線、場合によっては専用サーバの
契約も必要となってくる、その意味でもライブの必要性をしっかり検討する必要が
ある。

ストリーミングで可能なものは、その対応が一番簡単であり、放送事故の心配も
無い。




わかお かずまさ
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新事業は簡単に出来ない

Vegasystemsは、当初受託ソフトの開発でスタートしました。
最初は、Basic、Indexも自作しました、その後dBaseなど、まだSQLが無かった頃、
Databaseの概念を完成し、それなりの売上に。その後、ネットワークの必要性を
感じLAN事業に。そこにInterNetの出現、LAN工事の技術はそのまま転用が出来。
そちらに主力を移し、その研修や教育に注力、そこで得た利益はすべてネットワーク
の測定器購入などに投資。このあたりから受託業務をやめ、LAN関連一本に。

設計・施工もやっていたが、特に営業するわけでもないので、受注は変動が激しい。
安定を求め、メンテンナス事業を目指す、かなりの紆余曲折を経て、現在の保守事業
を確立。
その利益を今度はケーブルやPoE関連の新規に投資、それもなんとか安定したので、
余力のある段階で、動画編集等の事業に投資を始める。

このコロナ騒ぎでWeb配信とかが目立ちはじめたのだが、当社にとっては、コロナより
以前から、この動画分野には注力していた。
やっと芽が出始めているが、これは決してコロナで大騒ぎをして新事業を立ち上げた
わけではない。
映像系では機器に自分でも呆れるばかりの投資をしてきた。これはネットワークの時、
測定器に多大な投資をし、結果としてそれが一番「+」をもたらした学習からである。
機器は使って見ないとわからない、人に話すことも出来ない。
自分の経験には限界がある、機器を試し、見えない部分に手を突っ込まないと駄目だ。

周りにはコロナ騒ぎで売上激減で、助成金頼りで業態変更を試みておられる方もあるが
余力の無い段階での新事業展開は実に大変だと思う、利益に目が行き、本質が見えなく
ある恐れが高い。

事業は真剣勝負、クライアントはちゃんと見ている。
SNSでプライベートの発信は、Pageを分ける事も重要だが、お客様も見ている
事を忘れてはならない。
特に注意を要するのは、仕事の出張で使った航空会社のマイル自慢、ラウンジ自慢。
海外旅行自慢。
過去での投稿の「ツケ」は、どこかで来る、それが役立つ「情報発信」か否かは、
すぐわかるはず。
クライアントはすべてが賢者で寛容ではない。
新事業を始める前に、現業が衰退したと思うなら過去を・・・・

わかお かずまさ
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