11月
19日,
2019年
4PearPoE(002)
PD側でパラレル接続しています。
これは、LANケーブルでの電圧降下を少しでも減らす狙いでの構成ですが、
そのLANケーブルの伝送路直流抵抗値にばらつきがあると、期待する結果が
得られません。
FLUKE社の最新型のケーブル試験機は、この部分が検出出来るような構造
となっています。
4pearPoEは、4ペア(8本)のケーブル芯線をすべて使い送電するので
芯線ごとの抵抗値、これは芯線自体ではなく、プラグ内のカシメでの
抵抗値やピンの形状などでの接触抵抗が問題となってきます。
ただし、PoE100wでの使用でなければ、この部分の検査値は、根本的な
知見をお持ちでない方には「迷い」が生まれるデータとなります。
AutoテストでのPass/Failのみでケーブルを判定してはなりません。
Passであっても、マージンのチェック、Failならどのテストで不合格
で、その内容は使用目的に対して重要か否かの選別が出来ないと、この
テスターを使うのはかえってマイナスになる場合があります。
11月
15日,
2019年
PoE負荷試験器の公開
公開します。
これはPoEのPDのエミュレータで、PDとの心臓部分は台湾製の基板を
使用しており、搭載のチップは規格品で、現時点で正規のPoE規格の
PSEでは全て稼働しています。
この試験機はDCの電力伝送のチェックのために設計されており、信号伝送
には一切の考慮はなされておらず、信号の減衰やインピーダンスの不整合
は感知していません。
特徴として、af/atの長時間の室温での負荷試験を想定し、安価で交換が
可能な自動車用の電球を負荷に用い、自然放熱での熱平衡を維持しています。
ただし、電球を負荷としているため、電源投入時の低抵抗による
突入電流での瞬間的な負荷増大での消費電力がPSEの許容値をオーバー
する対策として、セメント抵抗器を電源投入時には直列接続で負荷に加え
初期の消費電力を抑え、電球の抵抗値が予熱で上昇した段階(数秒後)
にはジャンパーする仕組みとしています。
※これは手動で抵抗の両端をジャンパーします。
普段、商用電源を使っていると、この消費電力の許容値オーバが根本から
理解出来なくなります。過負荷の場合ブレーカで切断する程度で、供給
量は際限なくあるように思われますが、PoEのような電源形態では、
供給量に制限があり、色々な手段が必要になります。
本機は各所で測定用の端子となるに設計してあります。
負荷試験器として頒布しております、お問い合わせ下さい。
0586-71-3903
10月
29日,
2019年
4pearPoE
2pear送電ではなく4pear送電タイプがある。
これは、すでに発表されているIEEE802.3btに明文化さているので、規格外
ではないが、現行の80.23af/atでは2pearが殆どで、簡易型のPoEテスターも
2pearを意識して構成されている。
ただ、この2pearは 12-36で送るTypeAと45-78で送るTypeBがあり、4pearは
A+Bで送っていることになる。
※802.3btは4pear送電(A+B)が基本となる
更に厄介なことに、TypeAでは12-36の極性は決められておらず、DCの
印加電圧が(+-)逆も存在する。
今回、弊社でPoE試験用のテスターに、このA+Bかつ、極性判定も可能
な改造を試みたが、LEDの輝度ばかりに集中し、LEDの電圧調整用
抵抗値が、PoE機器の初期判定で用いられる25KΩを割り込む(並列接続
なため)事に気が回らず、改造後の不動作で判明。
狭い部分の改造故に、大げさな事も出来ず、思案していたところ
某氏のアドバイスで、ツェナーダイオードに思いが至り、早速実験再開。
ツェナーは30Vを採用、これでPoEの最初のネゴの抵抗値を測定する
電圧なら無限大の値となり、送電開始してくれるはず。
この機会にLEDも小型に変更し輝度も確保して再構築。
ツェナーをうまく組み合わせれば、認証チップ無しでの送電も可能かも
知れない・・・
10月
28日,
2019年
セキュリティ保持はやはり有線通信
保持を第一に考えるなら、ネットワーク通信は有線に限る。
WiFiでのセキュリティ管理は実に面倒で、抜け穴の撲滅は難しい。
有線の場合は、この点はWiFiより優位性がある。
有線はパケットの監視は容易だが、無線となると、その接続先までもの
監視は不可能ではないが難易度は高く一般的ではない。
もっとも有線の場合でも、どこにどうつながっているかわからない。
等の管理されていないネットワークでは、この優位性は担保出来ない。
セキュリティ・セキュリティと喧しいが、実際に有線ネットワークでも
配線経路が明確に管理されているケースは驚くほど少ない。
市販のケーブルとHUBをやたら繋ぎ回して構築されたネットワークでは
セキュリティを担保する事は難しいし、速度も期待できない。
現在の1Gの速度を維持し、バランスの良いネットワーク構築は意外に
難しい、基本設計は出来ても、それを現場で施工レベルまで落とし込める
エンジニアは豊富ではない。
Loop検知が出来るHUBの質問が良くあるが、そもそもLoop等はLANケーブル
の接続先のHUB周辺を弄り回さない限り発生しない。
Loopが発生するということは、その部分の管理不能をさらけ出している、
この状態でセキュリティを論ずるのは無理といい切れる。
これに加え、最近はPoEが増えてきている、情報伝送に加え電力伝送も
加味せねばならず、ハードルは意外に高い。
利便性は重要だが、それを追い求め、そこで発生したで脆弱性を機器で
抑え込むのは本末転倒、基礎部分をしっかりすることが何よりも肝要。
10月
13日,
2019年
AviUtl155(備忘録として)
います。
Aurora3Dのみでは動画作成に当然限界があり、動画編集APPでの操作が
必要になります。
いままでのAurora3Dでの作成はTemplateを使っていましたが、今回は
使っていません、部品作成には良いAPPだと思います。
Aurora3Dで、VegaSystemsとPoEの作成をします、Auroraからは.aviでしか
出力できません、これをAviUtlで加工します。
VegaSystemsはpngを2つ作成し、最初の落下用、着地後の弾みに使います。
VegaSystemsは文字の正回転、逆回転でそれぞれ1回使用、途中から
PoEを回転させながら落下させます。
Auroraからの出力では黒枠がついているので、クロマキーで除去を試み
ましたが、縁が少し劣化するので、スリットで制限して表示しました。
9月
10日,
2019年
AviUtl124(備忘録として)
落下>弾む>後ろに倒れる>起き上がる です。
後ろに倒れる場合は、起き上がるの時間を「マイナス」で行います。
いわゆる逆再生です。
PoE fromのタイトルは、落下と同じ手法です。
落下させる場合、落下速度はタイムラインで決定されるので、その後は
固定座標にしなければなりません、こんな時は分割で対応します。
ZIPファイルには、AviUtl123のすべてが含まれています。
更にTemplate18には、LayerをSleepして、いくつかの図形が入っています。
https://drive.google.com/drive/folders/1ziVE5k0HO-pyAz_pdFYu2rvXIFD2FPwB
※著作権は放棄していません、ご注意下さい。
8月
22日,
2019年
AviUtl105(備忘録として)
今回は特殊なPoE機器で、100mごとに挿入したリピーターで
電圧降下した電圧を元に復旧させて遠距離に電源を送る部分を
可視化した映像です。
カスタムオブジェクトのライン(移動軌跡)を使います。
直線移動ですが、中間点を入れることで「折れ線」として表現が出来ます。
このような「目」では見えない部分の可視化に動画は有効です。
6月
27日,
2019年
防災システム
多くは雨が原因の災害ですが、その中でも河川増水や
地すべりなど、監視必要な場合がかなりあります。
河川には監視カメラの設置がすすんでいますが、費用などの
関係で満足な状態とは言えません。
監視カメラの常時設置には設置費用に加え、メンテナンス費用も発生します。
これを怠ると、せっかくのシステムが台無しになります。
今、監視カメラに求められているのは
1:設置・撤収が簡単であること
2:カメラの場所に商用電源が無くても稼働すること
3:設置から稼働まで短時間で出来ること
4:費用が安いこと
実際にこれらの要件を満たすシステムを構築し実験しています。
仕様:
PoEで最大500m先のカメラが稼働、つまりPCのある場所からケーブルで
500m先のカメラが稼働する。100m単位で長さ調整可能(工具不要)
※同軸ケーブルでの給電型もあるが350mが限界
配線は100m単位で設置出来る、実際の配線はこれが限界、ケーブル
が長いと、場所によっては敷設が手間取る。
配線の最高電圧は60V以下であるため、感電事故の危険は無い。
ケーブルは市販で簡単に入手出来る。
中継器は防水仕様
設置に専門知識・特殊工具は不要
PoE中継機は特殊仕様であるため市販品は使用出来ない弊社
オリジナル(特別加工品)
※現在市販のPoEエクステンダーでの構築は不可能です、
仮に動作しても極めて不安定な稼働となり用をなさない
自治体が常備していれば、即座に設置可能(3人で3時間以内)
機材はすべてセットとなっているが、特殊仕様にも対応可能。
4月
21日,
2019年
Bloguruのおかげ
PoEはまだ未検証の部分が少なからず存在し、この部分に知見を
有しているかが開発討議では重要なポイントとなります。
この知見は当然具体的に氏ねさねばなりませんが、これにBloguruが
活躍しました。
PoEに関しては備忘録も兼ね、長きに渡り実験結果を投稿していますが、
これを今回は台湾の開発チームは事前ににチェックしてくれており、
話がかなりスムースに行えました。
Bloguruに感謝です、特に検索の有用性、大きな写真が投稿できるなどは
他とそれには無いつよさです。
今日の昼の便で帰ります、また、来月来なければなりません・・・
4月
20日,
2019年
PoEエクステンダー
あった。
PoEに関する事だが、かなり重要な部分であるため、備忘録として
書き残す。
PoEエクステンダーは、PoEの中継器として利用されるが、大きな
欠点がある。
それは正常利用状態であっても、一旦電源が落ちた場合、電源復旧
しても正常動作が保証出来ない場合が発生するケース。
これは中継器がその先の負荷のため電圧降下を起こし、ダウンしたままで
復旧が出来ない状態を指す、ただし条件により発生するしないがあり、
不安定である。
負荷を取り除き、リスタートすれば復旧はするが、これには人力が
必要で、信頼性を求めるシステムには不向きである。
最近、LANケーブルの延長のために、エクステンダーの利用が進んで
いるが、この信頼性の部分はないがしろになっているのが実情。
しかし、今回思わぬ方法でこれが解決出来た・・・・
余談として
新規の開発は大変な労苦と時間が必要、無論相応の費用が発生する
すべてを自社解決すれば良いが、これを成功報酬型で行うと、いずれ
尻すぼみになる。
これは金銭では片付かない部分があり、かなり厄介だ。
解決には技術レベルでも相互信頼が不可欠で、いわゆる丸投げでは
失敗する。
いわゆる無茶フリは勿論、「なんとかしろ」はダメ、自分で出来ない
ことを他人やらせようとするなら、相応の覚悟と準備が必要。
台湾では日本よりも女性があらゆる分野で仕事をこなしているが、
真性のいわゆるリケジョには中々巡り合わない、このため普通の営業は
出来ても問題解決が出来る方は滅多にいない、この部分はニュートラル
に見て男性に分がある。