一昨日行われた台北日本人学校同窓会の会場の目の前に、なんと日比谷公会堂があった。道路側が市政会館であり、日比谷公園側が日比谷公会堂である。建築設計は佐藤功一氏で1929年にオープンした。音響設計はおそらく日本で初めて建築音響学で博士号を取った佐藤武夫氏である。二人は早稲田大学の教員だったので、2年前の1927年オープンした大隈講堂も設計している。戦前から戦後にかけて様々な演奏会がここで行われた。セゴビアもギター演奏している。実は、日比谷野音はよく通ったが、日比谷公会堂にはまだ入ったことがない。只今、改修するために2016年から休館中らしい。はやく、リニューアルオープンしないかな..
昨日、台北日本人学校の同窓会へ行ってきた。今年が創立75周年だそうだ。実は5歳後半から8歳前半までの約2年半、父親の仕事の関係で台湾に住んでいた。中学校の同級生にやはり一人台北に住んでいた者がおり、先日、鎌倉で行われた同窓会で誘われた。25年前に創立50周年同窓会があったようだが、知らなかった。なんといっても55年前である。1か月とか数か月一緒だった同級生もいたが、ぜんぜん覚えていなかった。我々の年代が壇上に立たされた時に、台湾の思い出を話してほしいと言われたので、いくつか話し、最後に、故佐藤栄作さんが内閣総理大臣として台湾に来た時に、飛行機のタラップの下に並ばされて旗を振ったことを話した。どうやら、この話は伝説的な出来事だったらしく、これを経験した人はレアだったようだ。今考えると、学級全員ではなく、何人か選ばれたのかもしれない..
うちの奥さんと三井記念美術館へ「どうする家康」展を見てきた。大河ドラマは見ていないので、楽しめるかどうか疑問であったが、とても面白かった。特に展示室4のプロローグで展示されていた「大日本五道中図屏風でたどる家康の足跡」はとても見応えがあり、よかった。 刀剣がブームなので、いつも展覧会の目玉を展示する展示室2は国宝、短刀「正宗」であり、刀剣女子が数人じっと眺めていた。また、展示会場の外にある部屋には大河ドラマに関する展示もあり、ドラマを見ている人は楽しめたのではないかと思う。私はトイレへ行く前にちょっと覗いただけでしたけど..
ロイヤルコペンハーゲンの窯変釉小壺である。作家はニルス・トルソン。20世紀中頃、ロイヤルコペンハーゲンを牽引した作家である。ストンウェアであるが、黄色の結晶釉のような釉薬が掛かっており、なかなか渋くて良い。