清風与平の窯変紫結晶釉花瓶である。高さは27cm。先日、購入した清風与平の本を見ながら検討した結果、五代目の作品のようだ。そもそも日本人で結晶釉を制作している作家は少ない。帝室技芸員では眞葛香山と板谷波山がいるが、いずれもひとつしか知らない。いや、板谷波山はふたつあったかな?そういえば、西浦も作っていたと言っていたな。
まあ、帝室技芸員の三代目ではなかったが、この結晶釉はすばらしい。いったい何を使っているだろうか。う~ん、五代目もあなどれない。
ところで、本日、5月6日(日)16時から16時55分、BS朝日の番組「東洋陶磁 珠玉の名品を訪ねて」において、元近代国際陶磁研究会会長であり、西浦焼研究の第一人者、多治見平正窯の高木典利さんが取材を受けて、出演されます。国内の紹介として織部製作が放映されるようです。陶磁器に関心のある人もない人も、是非見ましょう。見ることができない人は、タイマー録画の準備をお願いします。
大日本印刷が運営している美術館、博物館情報サイト、アートスケープ(artscape.jp)5月1日号に、「ロイヤル・コペンハーゲン ビング・オー・グレンタール」展レビューが掲載されました。下の赤い部分をクリックしてください。
新川徳彦さんにレビューしていただきました。ありがとうございます。
塩川コレクション──魅惑の北欧アール・ヌーヴォー「ロイヤル・コペンハーゲン ビング・オー・グレンタール」: artscapeレビュー/プレビュー|美術館・アート情報 artscape
毎年恒例、小田急線梅ヶ丘にある羽根木プレーパークで行われる音の森ガムランコンサートの御案内です。今年は5月19日(土)12時半から行われます。雨天の場合は、20日に順延です。もちろん無料です。
私はタルナ・ジャヤという全部で18分くらいある舞踊曲の太鼓を演奏します。体力勝負の曲です。お時間のある方は、是非見に来てください。画面をクリックすると大きくなります。
さて、いよいよゴールデンウィークが始まりますね。5月1日、2日が休みなので、今年は9日間。といって、どこへ行く予定もなく、ひさしぶりにいろいろ勉強しようかな..。まあ、とりあえず、明日は東京プリンスへ骨董の勉強をしに行きましょうか。宣伝しなければいけないし。去年は展覧会があったので、結構、買ってしまったが、今年は気楽にいこうっと..
昨日、夕方から松濤美術館に伺いました。初日、入場者数126名だったそうです。学芸員の方によると、初日に100名を超えることはなかなかないそうですので、まずまずでしょうか。見に来ていただいた皆様、ありがとうございます。2階の机に置いてあった芳名帳になぜか5名ほどの感想が書いてあり、読みました。満足いただけているみたいで、よかったです。
昨晩、午後8時ごろ帰宅途中、近所にある伊勢社から祭囃子が聴こえてきました。春の例祭ですね。思わず、家を通り過ぎて、神社に行って撮影しました。
昨日、国立新美術館に「セザンヌ パリとプロヴァンス」展をうちの奥さんと見に行った。思えば、小学校の担任の先生が、何かのお礼にとゴッホとセザンヌの図集をくれたのがセザンヌとの最初の出会いであった。それ以来、パリのオルセー美術館をはじめ、いろいろな美術館で見てきたが、結局、印象派の一人として見ていたのであり、セザンヌだけをこれだけまとめて、じっくりと見たのは初めてだったかもしれない。結構、新鮮だった。
ついでに2階の会場で行われていた「野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿」もさらっと見てきた。抽象的な現代絵画はあまり興味なかったが、こちらも思っていたより楽しめた。
帰りに銀座によって、西洋アンティークのお店に松濤美術館の展覧会ポスターとチラシをお願いしてきた。あと1週間で始まる。皆さん、お誘い合わせの上、いらしてくださいね。
松濤のポスターを額に入れました。ポスターは、B2サイズとB3サイズの2種類あり、これはB3サイズです。茨城の展覧会が終わりましたら、少しずつ営業活動を始めたいと思います。
松濤美術館のチラシが出来上がり、昨日、ポスターと共に家に送られてきました。さっそく、塩川コレクションのHPに両面アップしました。右側、自己紹介内のマイコレクションをクリックするとHPに飛びます。ブログでは、先日、チラシの表をアップしましたので、今回は裏です。4月15日の私の講演会、5月9日のロムドシンの塩谷さんが行うティーセミナー、そして、5月13日に今回復活したサロン・ミュッセで松下修子さんのチェロの演奏の案内が載っています。皆さん、是非、見に来てくださいね。写真をクリックすると大きくなります。
昨日、午前中、以前このブログでも「白井晟一」展や「ヴォーリス」展などで何回か紹介した、汐留ミュージアムへ「今和次郎 採集抗議」展を見に行きました。今和次郎さんは、昭和初期の東京の様子や人々の生活の変化を観察、記録そして分析した「考現学」の創始者として知られているそうで、建築家やデザイナーでもあります。私は、今和次郎という人も考現学も良く知りませんでしたが、なかなか楽しめました。初期の民家研究も良いですが、関東大震災直後、人々が造ったバラック建築を調査して、自らもバラック建築をペンキで装飾した「バラック装飾社」の活動が特にユニークで面白いです。以前、ゼロエミッションの調査で、浮浪者の家を観察していた建築家の石山修武さんの姿が重なりました。もちろん、戦後の生活人類学的な調査も楽しめます。このような、常に、われわれの生活を調査・考察して、そこから学び、デザインを模索する姿勢は、これからの日本に必要なことです。建築やデザイン関係の方には特にお勧めです。
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