おだやかに聴く
8月
18日
衆目の前で部下を叱ると
パワーハラスメントとされることがあります。
少し前までは
「叱られ役」のひとに対して
敢えてみんなの前で叱責して
組織の雰囲気を締めるという
マネジメント手法がありましたが
いまはそれはNGです。
なぜNGかというと
みんなの前で叱責されることで
個人の尊厳が傷つけられるからです。
どんなに自己肯定感の低い人でも
心の底では自分は尊敬されたいという気持ちがあります。
ですから
人を叱るときには
場所を選ばないといけません。
しかも一方的に
指摘するのではなく
おだやかに
何が足りなかったのかを聴く。
どうしたらよかったのかを聴く。
相手を尊重して
必ず答えは相手にあると信じて聴く。
もうひとつ。
マネジャの机の前に立たしたまま
長時間叱責することはやってはいけません。
指導は長くても10分で良いのです。
これを心掛けることで
部下の気持ちも
あなたの気持ちも
穏やかにすることができます。
強く叱責されると
そこからどう逃げるか
今後、どう回避するかという
発想になってしまいますが
穏やかで
安全に自分は尊重されているという
気持ちがあれば
「今度はこうやってみよう」
といった前向きな発想が生まれます。
叱責ではなく
おだやかに聴くことが大事です。