ワシントン湖
気温もグングン上がり、空も高く晴れ上がり
すでに初夏となった今日のシアトル。
先週の寒い雨のシーズンからすっかりと変わり、
すがしがしい!
マディソンパークへ行ってきました。
ここはワシントン湖に面していて夏には遊泳する人で溢れます。
すでに水着姿で湖に飛び込まんとしている若い人らも数人。
先週までの鬱を晴さんとばかりに行動的になる気分も分からなくないです。
お会いする友人たちも
心なしかウキウキ気分のように見受けられます。
シアトルの初夏は実に美しい。
間も無くするとシャクナゲの開花となります。
住宅地を巡るだけでまさに
百花繚乱の世界を堪能です。
こんな世界があるとは日本を出るまでは知らなかった。
何事も行動してみて初めて開ける世界がある。
それまでは己が経験し見聞して来た世界が全てであり。
世界の受け取り方、認識のあり方までが独自のまま。
その独自の世界を広げるには
「わかっている」「こんなものだろう」といった
己が作り出している前提を取りさらねばならない。
日々聖書に接していても
その言葉が素通りして心に響いてこない時もあれば
ガンガンと響いて感動を与えてくれる時もある。
……そんな時は「前提」が崩されていて、新しい発見に心踊らされている時である。
すでに何十回、何百回と読んでいる聖書。
その言葉を理解する段階には
ピンからキリまで
白帯から黒帯まで、
計り知れない格差がある。
自己流に読んで、自己流に理解・解釈しているか、
著者の意図を汲み取りながら、意図されたように理解しているか。
ゆえに一っ飛びに聖書を理解し尽くすことはできない。
神の御想いに迫らないとどうしても分からない世界がある。
数日前のバンクーバー。
この時期、冬の勢いと春の勢いが綱引きをしているようです。
寒さと温かさが数日措いて交互にやって来る、それが、三寒四温です。
こんな季語は日本だけだと思っていたのですが、
ここ米国のノースウエストでも健在です。
日本で低気圧が大暴れしていて、北日本に大雪を降らしていると伝えれられてます。
するとこの米国北西部も天候は荒れ模様となってます。
もちろん日本の低気圧が直接ここにまで影響を及ぼすことはないのですが、
広大な太平洋を挟んで何らかの連続性があるように思えます。
気流や黒潮で日本上空のお天気を10数時間かけてこちらに持ってきてしまう。
今まで日本の天気模様をニュースで知った後、翌日の朝、似たような天気になっていることが多くありました。
もちろん専門家ではありませんので、学術的な根拠は知らないし、
私の思い過ごしだけかもしれません。
我が家のお迎えの家にある白い桜は2分ほど咲いています。
裏庭にある金木犀は満開で、盛んに清々しい芳香を放ってくれています。
そんな春の気配を逆なでするような
冬将軍のいたずらの一日となりました。
朝の段階では小雨。
午後、宇和島屋へ買い物へ出た時には土砂降りとなりました。
そしてかなりの暴風も数分間でしたが起こりました。
その後、雹まで降りだしたのです!
地面に小さな氷のつぶてが叩きつけられ、撒かれたままの様子を見て、
花の香りをかぎながら不思議な感覚を持ちました。
その不思議さは日本で体験した三寒四温が、
ここで同様に体験しているところからやってきているもののようです。
「あれ、日本にいるみたいじゃん」
そんな気になった夕刻の一時でした。
左上がJettiと今は亡き夫、ご長男
残された二人の愛娘
サクラメントの古くからの友人、Jetti
美しい上に聡明、しかもバリバリの働き者。
常に周囲を明るく変える磁気を帯びた女性。
彼女の1歳ほどになる息子さんがプール事故で突然天に召されたのが6年ほど前。
あの時、彼女を直視出来なかった。
なんと言葉をかけたら良いかも分からずに
ただ傍に立って止めどもなく流れる涙を拭うことしか出来なかった。
その彼女に、再び悲劇が襲う。
昨年12月初旬、最愛の夫を突然の交通事故で亡くされたという。
対向車が夫の運転する車の屋根に落ちるような形で衝突し、即死であったという。
可愛い3歳と4歳の娘さんを残したまま……
彼女らにパパの死を告げるのに4日ほどかかったという。
この日も彼女の側で涙を流す他なかった。
「神様、どうしてですか!
どうして彼女ばかりにそんな悲劇が続くのですか?」
自然と私に湧き上がってきた感情である。
ところが彼女には恨めしい様子がサラサラない。
「大丈夫だよ、マーミー」
4歳児のその言葉を支えとしているという。
サクラメントではもう春です
この日からサクラメントへ遠征。
海岸線から100キロ以上は内陸に入ったこの地は、
いつもの私の生活圏とはだいぶ異なる気候区域である。
今までシアトル地方は典型的な冬空で
雨が多かった。
ここいらでお日様を仰がないと鬱になりそうである。
そこへ来てサクラメントとは、嬉しい。
ここは年中温暖な上に、快晴!
春を先取りして来ます。
レイク・オズウエゴで給油
最終日のポートランドでは
ランチにダウンタウンにある「こうじ大阪屋」へ行って来た。
何年ぶりとなるだろう。
老舗の日本食チェーン店である。
最近は新規の日本食レストランにばかり贔屓してしまい
足も遠のいていた。
改めて行ってみて気がついたことがある。
ダウンタウン店では、店内が狭すぎる。
カウンタ席とテーブル席の間を通り抜けるには一人分スペースしかなくて
交通整理が無くては移動もできない。
その上、私のテーブル席の隣に二人の客を後に案内するものだから窮屈で仕方ない。
テーブルのスペースは10センチしか空いていない!
お昼頃、店内は満席となり行列も出来始めた。
いそくさと切り上げてお店を出る。
そんな環境でも人気がある理由は、安さであろう。
コンビネーションのランチセットが11ドルだった。
他の所では10ドル後半が相場だと思う。
庶民的なお店の持ち味が受けているのではないか。
シアトルのこうじ大阪屋は突然廃業してしまったが、長く続けてほしい。
お昼後にシアトルの自宅へ帰る予定であったが、
Yさんと連絡が取れたため、レイク・オズウエゴまで行くことになった。
進路を南への逆方向であるが、
私なんかを頼りにしていてくれることが嬉しい。
小学生の二人の男の子を育てながら仕事を切り盛りしている
笑顔の美しい女性。
近況を報告し合っていると、
直ぐに子供さんを土曜学校からピックアップする時間となってしまう。
そこからシアトルまでは3時間ほどのドライブ。
昼間のドライブは睡魔に襲われることもなく快適。
距離にすると180マイル(290キロ)
ほぼ高速道路だけを走行できるのがうれしい。
市街地以外の速度制限は、時速70マイル(115キロ)。
気がつくと、80マイルほどで走っている時がある。
米国が車社会と言われる所以は、
常識的な速度制限にもあると思う。
日本に帰国するたびに、首をひねることがある。
速度制限の低さである。
高速道路が有料なのは文句は言わない。
だが、自動車専用道路の首都高速をどうして60キロで走れというのか!
新東名は道幅も広く見通しも良いのに、100キロとはどういう事か!
進化している高性能の車に対して旧来通り、
「自動車の制限速度は100キロ!!」と決め付けるのはどこから来ているのか?
ドライバーを子供扱いしてやしないか?
それとも、お上が臣民を縛り付けている封建制の名残か?
……少々、興奮してしまったようだ。
とにかく無事に帰宅して感謝、感謝。
ダウンタウンの交差点
その界隈にあるメキシカンはグッド!
エベレットのダウンタウンは丘の上に広がっている。
南北に延びる稜線を中心にして、そのすそ野まで官公庁やオフィスビル、飲食店が連なっている。
ダウンタウンといっても、200メートルほどもないこじんまりとした界隈で
のんびりとした空気が流れる。
「のんびり」できるかどうかは、あたりの空気よりも自分自身の心境によるところが多いのだが。
かつてここの裁判所へ、ある資料を取り寄せに来た時にはかなりストレスを抱えていた。
その後、長女の出演するミュージカルとその練習のために毎週数度も通った時には高揚した気分を抑えるに苦労したほど。
この日は、ストレスフリーでゆったりとした時間を楽しませてもらう。
25分と言われたのに、倍近くの出血サービス?!
カークランドにある栄光キリスト教会に招かれ
日曜礼拝の御用(説教の奉仕)をさせて頂きました。
14年ぶりの再訪となりました。
創立者の熊井牧師ご夫妻にもお会いできて
そのご健勝ぶりに
嬉しくなりました。
依頼を頂いたある姉妹からは
「説教の時間は25分間ほどです」と聞かされていたのです。
そこでタイマーをセットして
それに注意して話を進めることにしたんです。
ところが、iPhone は1分もしないで画面が消えてしまうのです。
時々パスワードを打ち込んで再起動させ、タイマーを確認するのですが、
話すことに夢中になっていると
その操作が難しい!
話を終えてタイマーをストップさせたときのものが、
上にある写真です。
アリャ〜、
だいぶオーバーしてしまったじゃあないのぉ〜〜
これで当分、お呼びはかからないでしょう(^○^)
「@@くん、今日はどうだった?」
「大したことないよ〜」
「学校はどうだった?」
「つまらな〜い」
「それでも一つくらいは楽しいこともあるでしょ?
何が一番良かったかな?」
「ランチの時」
「その次は?」
「休み時間」
「その次は?」
「終業ベルが鳴った時」
「……( ̄▽ ̄)……」
「で、」
「ダディはどうだったの?」
「とっても良かったよ。
私が来るのを待っていてくれる人が沢山いるんだ。
私の顔を見るなりどこも大歓迎してくれるんだ。」
「……………フ〜ン…」
「毎日異なるけど
前向きな人たちと会えるって素晴らしいね。
こちらまでエネルギーをもらえるからね」
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