数日前のバンクーバー。
この時期、冬の勢いと春の勢いが綱引きをしているようです。
寒さと温かさが数日措いて交互にやって来る、それが、三寒四温です。
こんな季語は日本だけだと思っていたのですが、
ここ米国のノースウエストでも健在です。
日本で低気圧が大暴れしていて、北日本に大雪を降らしていると伝えれられてます。
するとこの米国北西部も天候は荒れ模様となってます。
もちろん日本の低気圧が直接ここにまで影響を及ぼすことはないのですが、
広大な太平洋を挟んで何らかの連続性があるように思えます。
気流や黒潮で日本上空のお天気を10数時間かけてこちらに持ってきてしまう。
今まで日本の天気模様をニュースで知った後、翌日の朝、似たような天気になっていることが多くありました。
もちろん専門家ではありませんので、学術的な根拠は知らないし、
私の思い過ごしだけかもしれません。
我が家のお迎えの家にある白い桜は2分ほど咲いています。
裏庭にある金木犀は満開で、盛んに清々しい芳香を放ってくれています。
そんな春の気配を逆なでするような
冬将軍のいたずらの一日となりました。
朝の段階では小雨。
午後、宇和島屋へ買い物へ出た時には土砂降りとなりました。
そしてかなりの暴風も数分間でしたが起こりました。
その後、雹まで降りだしたのです!
地面に小さな氷のつぶてが叩きつけられ、撒かれたままの様子を見て、
花の香りをかぎながら不思議な感覚を持ちました。
その不思議さは日本で体験した三寒四温が、
ここで同様に体験しているところからやってきているもののようです。
「あれ、日本にいるみたいじゃん」
そんな気になった夕刻の一時でした。
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