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不良のアウトドア

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Give me a break.

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Give me a break.
ROAD HOPPERを見た後のことだった。
堀江のブティックに、気の利いたカスタム・チョッパーがディスプレイしてあった。
仮にこのマシンが、ROAD HOPPERの横に並んだら・・・。
デザインもオリジナリティも負け。完全に負け。
やはり、妥協はいかん。
頑張るということは、欲しいものを手にすることであって、欲しいものに近いものを手にすることではない。

右のタイトルからも見ることができる「不良の系譜」に登場する1969Vetteの物語は、単に車の苦労話ではない。
10年以上の歳月、諦めない精神力、そして多額の投資の上に成り立っている。
その裏側は、もみくしゃにされ、涙を流しながら、このマシンの完成を夢見て耐え忍んだビジネスの歴史でもある。
僕はこのマシンを誇りに思い、社員の誰にでも自慢する。
それは、自分の成功を自慢しているのではなく、ここに集う誰もが、僕と同じことができると言うことを伝えたいがためだ。
もちろん、夢の形はいろいろある。
物が全てではないことは、百も二百も承知している。

さて、神戸のモトブルーズに12月には入荷するはずだったハイテク・チョッパー「SLED」に関する情報がまだ伝わってこない。
天気もいい。
僕は久しぶりに、GMのCreat EngineであるZZ572(9400cc)を搭載する1969Vetteを目覚めさせた。
もちろん、神戸へ向かうためだ。
阪神高速の制限速度は60km/hだが、右車線を走行する一般車両のスピードは100km/h付近だ。
僕も同じように、退屈なこの流れにマシンを委ねていた。
しかし、明らかに異端のスタイルをもつ、第3世代初期型のC3のボディと、アメ車というイメージにそぐわないレーシーなサウンドを奏でる僕のマシンに、ちょっかいを出すやからも多いのだ。
今日も現代のアメ車野郎が、後ろにぴったりと張り付いてきた。
路上での自己顕示欲の主張は、いかなる場合も卑劣なものだ。
現代の車を操るものは、その選択の優位性を試したくなるものなのだ。
僕はいまいましく思いながらも、一般車両の流れに従っていた。
チャンスは突然訪れる。
一般車両、緊急車両、自動取締りがクリアになる瞬間だ。
ギアは1つだけ落とす。
アクセルを踏む。
儀式はそれだけだ。
たった一秒前まで、古めかしい1969Vetteのテールを舐めていた者は、本物のレーシング・エンジンの加速を知る。
高速道路上で走るもの全ては、突如として線形となり、驚くほどの差速度で後ろに流れ去る。
このシチュエーションでは、現行のBMW M6も、現行CorvetteのスーパースポーツモデルであるZ06も追走できる加速ではないのだ。
ミラーの中のドライバーは、自分の理解を超えた存在を前にして目を見開き、自分の車がバックしているかのような錯覚を味わっている。
そう、僕は誰よりも卑劣な男なのだ。

しかし、今日はこれだけでは済まなかった。
シフトアップの為、クラッチとシフトレバーを電光石火の速さで操作した時のことだ。
エンジンの回転が、異常なまでに跳ね上がった。
エンジン回転数は、レブリミットの7000rpmを遥かに超え、10000rpmに達しているかもしれない。
もちろん、アクセルペダルは踏んでいない。
アクセルリンケージのどこかが、引っかかったのだ。
瞬時にアクセルペダルの裏側につま先を突っ込み、ペダルを引き戻すが、エンジン回転数は落ちる気配がない。
その間、3秒。
そこまで、そのアクションを試みた上で、キルスイッチを倒した。
エンジンは即座に停止したが、マシンはその直前の加速で200km/hを超えている。
惰性でマシンをコントロールしながら、左車線に移る。
追い越し車線上での停止は、命を失いかねないからだ。
もっと言えば、出来れば狭い2車線が続く阪神高速神戸線上での停止は避けたい。
1km先に湊川出口がある。
この速度ならば、何とか到達できそうだ。
しかし、エンジンを停止しているマシンは、パワーステアリングも、ブレーキ・ブースターも効かない。
どれほどの力でブレーキを踏めば止まれるか、どれほどの力でステアリングを操作すれば曲がれるかは未知数だ。
だが、一発勝負であってもそれを決めるしかない。
キルスイッチを再び起こし、ウインカーとブレーキランプだけを動作するようにしながら、出口の下り勾配を利用して一般路へ向かう。
意外にも、ブレーキ・ブースターを失った6potブレーキは、何とか使えそうなレベルだ。
そして、一般路手前の一時停止標識を微妙に無視しながら、安全な場所に停止することができた。

ボンネットを開けると、進化型のキャブレターであるSPEED DEMONのアクセル・リンケージが、ほぼ全開の位置で完全に引っかかっている。(写真上)
指の力ではなかなか戻らない。
時折り、気化したガソリンが陽炎を作っている。
爆発を警戒しながらも、何とか渾身の力を込めて戻す事ができた。

上野山君と連絡を取りながら、エンジンの熱が収まったところで、再始動を試みる。
バルブ・サージングはさせてしまっているだろうが、エンジン音に全く異常はないようだ。
これならば、フル・スロットルさえ踏まなければ安全に帰宅する事ができそうだ。
しかし、超高回転が影響してファンベルトを引きちぎってしまっていることを、このとき僕は気付いていなかった。
悔やんでも悔やみきれない。
この写真には、オルタネーターにベルトが掛かっていない様子が、わずかに写り込んでいる。
ベルトがなければ、ウォーター・ポンプも回らない。
500メートル先で、彼女は息絶えた。
緑色の汚物を撒き散らしながら。

上野山君にローダーで来てもらい、積み込み作業。
傾きかけた陽の光を浴びながら、機嫌を損ねた1969年生まれの彼女もまた淋しそうに見えた。
「不良の系譜」は、まだ終わらない。

----この物語は、フィクションです----


それにしても、平穏に終わる日が一日くらい有ってもいいんじゃないのか?
勘弁してくれよ。
【Vette】
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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巨大な荷物

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巨大な荷物
休日出勤の事務所に届いた巨大な荷物。
でかい!そして重い!
まさか、あれ?
#ブログ

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Road Hopper

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Road Hopper
リジット・フレームにクラシカルな74スプリンガー・フォークを装着した、ロードホッパーがやってきた。
試乗のために愛知県から運ばれてきた車両は3台。
試乗するのは僕を含めて2名だけだ。
2名の為にこの手間をかけるのは、少数のマニアのために車両を開発している株式会社PLOTの姿勢と、製品への自信が感じられる。
想像していた通り、1340ccの排気量を持つマシンとしては小柄で、非常に乗りやすい。
最も扱いにくいショベル・エンジンのモデルも、非常に乗りやすい。

かなり完成度は高く、ベース車両としては考えられる。
そうだね。
譲れないの部分もある。
この良くできた74スプリンガーをクロームで仕上げたい。
また、グースネックをもう少し強調して、フロント・フォークをあと、3°ほど寝かせたい。
これには、フレームの加工が必要だ。
シートも、これじゃぁいかん。
ペダル類は、変更が必要だ。
ただただ静かすぎるマフラーも、もう少しトキメキを感じる音色がほしいところだ。
購入ルートにも問題があるが、これはそのうち解決するだろう。

たったこれだけで、僕が乗ってもいいと思えるマシンに生まれ変わる。
さて、お仕事お仕事っと!
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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魂【Ψυχη】

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魂【Ψυχη】
忠印のエークに桐油を入れ続ける。
沖縄サバニを漕ぐための櫂(エーク)に対するオタク行為により、魂を込め続けている。
2005年、ニヌハ2で出場した最初の年は、古武道に使う道具を自分たちで加工して出場した。
2006年、出場のために 掻き集めたエークは、長さも形もばらばらだった。
2007年も同様。
まともな形のエークを使うのは、今年が初めてだ。
しかも、これほどまでに美しいエーク。
仕上げ作業にも力が入る。
物に魂を込める事で、力も気合も3割増しになるのではないだろうか?

ほんのちょっとだけ気にいった物を手にするだけで、仕事も遊びも中身が濃くなる。
そんなものだよね。
よし、今日も完全燃焼しよう!
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ポリッシュ

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ポリッシュ
KENZ VANVAN200・フルカスタムのポリッシュが完了した。
ついでに、チェーンもシルバーで揃えてみた。
かつて跨ったどのマシンよりも遅いが、どのマシンよりも輝いている。
ASWADの呪文が効いたようだ。

どれほど輝いたかは これ を見ればひと目でわかるなりよ。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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Motor Style

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Motor Style
僕の中では車と言えばアメ車なのである。

僕にかかれば、カローラもレンジローバーもBMWも、何でもアメ車にしてしまう。
カローラにはMoon Eyesのテイストを、レンジローバーはインチダウンしたホイールにMickey ThompsonのBAJA BELTED HPを履かせた本気仕様に、M6だって僕の目にはa kind of Mustangだ。
古いフェラーリなら、まっ黒塗装してブッシュ・バーを装着、世紀末仕様だ。
いったい、僕の中でのアメ車の定義って何なのだろうな?
もちろん、生粋のアメ車も何台も極めているわけだが、アメ車ベースにアメ車を作るのは一番難しい。
なにせ、設計や品質が最悪だ。設計者の頭がどうかしている。

その話はさておき、最近ちょっといい感じの雑誌が発売された。
「Motor Style」今回はMoparとヒステリック・グラマーの組み合わせだが、そのうちChevyも避けては通れないだろう。
表紙が気になり即買い。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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遅い新年会(異業種交流)

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遅い新年会(異業種交流)
久しぶりにこの手のものに参加してみた。
飯田橋のとある場所。
・・・が、日頃から賢者の集まりに参加している僕は、全くの不完全燃焼。
メシも食わずに早々に退散。
チャイナ・シャドーのルームダイニングを運んでもらって、ホテルで事務処理中。
後からバーに出向いて、モヒートをいただこうと考えているところなのだ。
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A.H. HIRSCH

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A.H. HIRSCH
A.H. HIRSCH 16は良くできた美味いバーボンだ。
今日開封したのは、HIRSCHの原酒をイリノイ州で古樽につめて20年寝かした物だ。
樽のいや味は微塵もない。
バニラ香りが際立つ。
製法も土地柄もバーボンではないが、味もまたバーボンではない。
上等なウィスキーに仕上がっている。
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雪のトレッキング だから画面は白いまま 

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雪のトレッキング だから画面は...
関西でも雪!
早朝の景色は、窓から外が真っ白だ。
こんな日は、一日中家の中にいるのか? 
あるいは、こんな日にしか見れない景色を見に行くのか?

路面の雪が融けるのを待って、いつものトレッキングコースへ。
そう、僕は明確に後者だ。
都会に居ながら冬山を歩けるなんて、幸せだと思わないか?
#アウトドア

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【柄 TUKA】

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【柄 TUKA】
先日のコア・エンデュランスで久々の筋肉痛発生!
ついでに風邪気味。
東京行きをキャンセルして、事務処理を片づけることにした。
すると、刀屋さんに発注していた柄糸が届いた。
今年は、忠さんのエークで魂を入れて漕ぎたい。
「魂と言えば、日本刀ではないだろうか?」という、「ご長寿早押し」的発想から、日本刀の柄に巻く柄糸を発注していたのだ。
さすがに、菱型に巻く柄巻をやる時間も技もないが、普通に巻く位の事ならできる。
これで、入魂! 
いざ、海へ!
いや、今日はやめておこう。
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