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不良のアウトドア

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新しいドラマの始まり(Bunji Yachts)

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新しいドラマの始まり(Bunj...
諦めかけていた、マーラン船のドラマが始まるかもしれない。
マーラン船の定義や歴史に関しては、いずれ忠さんに語ってもらうことにしよう。
ここ数年、サバニを追いかけ続けた僕らのドラマは、下門氏という船大工に出会い、究極とも言えるニヌハ3を建造していただいた。
チームは今、それを乗りこなす技を習得中なのは、過去に記載したとおりだ。
しかし、もっと大がかりなマーラン船となると、いっこうにその実現方法が見えてきていなかった。
もちろん、多くの人が究極だと信じるいくつかのキーワードやキーマンにはたどり着いた。
しかし、模型ではなく本物を復元するとなると、知れば知るほどにマイナス要素が浮かび上がり、現実的に不可能と判断せざるを得ない状況だった。
沖縄サバニが消えかけた文化であるならば、沖縄のマーラン船は1世紀前に消えた文化のように思えてきたのだ。



4/5古式サバニ「ニヌハ3」の練習会。
二転三転したスケジュールではあったが、少々遅めに出発して浜比嘉島を目指していた。
沖縄カヤックセンターのワンボックスには、独特のオーラを放つニヌハ3のトレーラーを牽引している。
途中、選手交替に使用するゴムボートを探しに、マリン屋を訪問している時の事だった。
車に戻ると、一人の中年男性がニヌハ3の船底を食い入るように覗き込んでいる。
聞けば、トレーラーに積まれたサバニを見て追いかけてきたのだという。
その彼に、しばらく話を聞くことにした。
彼は、「この船は、まだ軽くできる」とアドバイスをくれるなど、サバニに関して専門的な知識があるようだ。
聞くと、「ヨットの設計」をしているのだと言う。
話題がサバニからマーラン船の内容になり、彼の目が輝いた。
彼が印刷して持っていた資料の中に、伊東画伯によって描かれたマーラン船のイラストがあった。
彼は伊東画伯のブログに情報を寄せてきてくれた、カマデー氏その人であることがわかった。
カマデー氏は、伊東画伯の書き込みの中にある「沖縄・浜比嘉島にて、古式サバニを乗りこなすトレーニング」という情報を頼りに、ここで僕たちを探し続けてくれたのだろう。
今日の練習には参加できなかった伊東画伯に電話をかけて、カマデー氏と会話をしてもらう。
カマデー氏によると、この世に正統なマーラン船を造ることのできる男が3人居るのだという。
その中に新たなキーワードがあった。
僕らが知り得なかった驚愕の内容だ。

僕は大阪に戻り、ネットを駆使してあまりにも断片的な情報を繋げた。
2003年に他界した3代目、沖縄の伝説の船大工「越来文治」氏には、技術を継承した息子がいたのだ。
長男「越来治」氏、カリフォルニアに在住。
Sam Goekuと名乗り、父である文治氏のマーラン船を「Bunji Yachts」の屋号を持つファクトリーで作り続けている。
ファクトリーでは、何艇ものマーラン船が同時に建造されているのが判る。
僕たちは、カリフォルニアへ向かうことになるのだろうか?
このドラマが終わらないことを、心から願いたい。
#アウトドア

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2008-04-08 07:23

半端じゃないドラマ!

ぜったいカリフォルニアに行くでしょう!
賭けてもいいわ。

ワオ!と言っているユーザー

Mt.zaki
Mt.zakiさんからコメント
投稿日 2008-04-09 03:21

そうでありますように。

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tacoさんからコメント
投稿日 2008-04-08 09:37

うわあ〜、いよいよ面白くなってきましたね・・・。わくわくしてきますねえ。


この船を作ってる人はうちの近所ですね。

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Mt.zaki
Mt.zakiさんからコメント
投稿日 2008-04-09 03:23

あヾ〜やっっぱり?

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2008-04-09 00:03

ドラマはつながっているということですねぇ・・・。


このドラマが途切れずにどこまでも追いかけてほしい!!
カルフォルニアに出発の準備はしてほしい・・・。

面白くなりそうな話・・・。

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Mt.zaki
Mt.zakiさんからコメント
投稿日 2008-04-09 10:48

この世に残された、最後のキーワードかも知れないのです。

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