「1ドル=142円89銭~142円90銭)」(6月2日)
6月
2日
2日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に続伸でした。17時時点では前週末の同時点に比べ1円10銭の円高・ドル安の「1ドル=142円93〜94銭」で推移しています。
米中貿易摩擦の激化への懸念やトランプ米大統領の関税政策を巡る先行き不透明感から、円やユーロなど主要通貨に対するドル売りが膨らんでいます。欧州市場の参加者が増える時間帯に入るとドル売りが加速し、円相場は一時「1ドル=142円84銭」近辺まで上昇しました。
5月30日、<トランプ米大統領>は自身のSNSに「中国が我々との合意を完全に破っている」と投稿しました。同じ日に<トランプ米大統領>は海外から輸入する鉄鋼・アルミニウム製品にかける追加関税を引き上げ(50%)にするると表明し、米中関係の悪化や米関税強化が世界景気の下振れにつながるとの懸念が強まり、対主要通貨でドルを売る動きが広がりました。
10時前の中値決済に向けて、輸出企業など国内実需筋による円買い・ドル売りが活発だったとの観測も相場を押し上げています。
2日の東京株式市場で日経平均株価の下げ幅が一時600円超まで広げるなか、株安と歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円には買いが入りました。
投稿日 2025-06-02 21:09
ワオ!と言っているユーザー