NTTデータを完全子会社化@NTT
5月
8日
8日、NTTが上場子会社のNTTデータグループを完全子会社化する方針を固めたことがが報道されています。親子上場の解消で経営を効率化して意思決定の速度を上げ、データグループが主に担う海外事業の競争力を強化する。再編の投資額は2兆円を超える見通しです。
NTTデータグループは国内外のITサービスや、人工知能(AI)の普及で注力するデータセンター事業などを手がけるNTTの中核子会社。現在はNTTが株式の(約58%)を保有しています。株式公開買い付け(TOB)で残りの株式を全て取得し、データグループは上場を廃止する考えです。
NTTは固定電話の縮小やITサービスの需要拡大といった事業環境の変化や海外展開の加速のため、グループの再編を段階的に進めてきました。2020年には約4兆円を投じてNTTドコモを完全子会社化しており、今回はそれに次ぐ大型投資となります。
データグループは1988年にNTTから分離、独立しました。1995年に東京証券取引所に上場。2023年には現在の社名に変更しています。