『青春 -帰-』@<ワン・ビン>監督
4月
22日
『鉄西区』・『三姉妹 雲南の子』・『死霊魂』などの作品で世界的に高く評価される中国出身のドキュメンタリー作家<ワン・ビン>が、中国の巨大経済地域の縫製工場で働く若者たちの姿をとらえたドキュメンタリー「青春」3部作の第3部『青春 -帰-』が、2025年4月26日より公開されます。
第1部『青春-春-』・第2部『青春 -苦-』の前2作に続いて若き出稼ぎ労働者たちの日常を記録し、同じ中国人でも都市部に住む人々は知らない、ひとつの世代の運命を浮かびあがらせていきます。
春節の休暇が近づき閑散とする織里の縫製工場。わずかに残っていた労働者たちも、それぞれの故郷で春節を祝うため帰省します。休暇中に結婚式を挙げる者もいますが、故郷には仕事がありません。「ミンイェン」の故郷である雲南は寒く、家の中にいても手がかじかんでしまいます。やがて休暇が終わり、労働者たちは工場に戻ってきます。新たに雇われた若い世代の出稼ぎ労働者たちも加わり、工場には少年少女の幼い声が響きます。
2024年・第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品のフランス・ルクセンブルク・オランダ合作製作作品です。