今夜は「スーパーブルームーン」
8月
30日
日本の国立天文台によりますと、月は8月31日(日本時間)の<0:54>に近地点(地球に最も近付く地点)を通過し、約10時間後の<10:36>に満月になります。このため、8月30日夜から31日朝にかけて見える満月を「スーパームーン」と呼んでもいいと思います。なお、満月のときの地球と月との距離(地心距離)は約35万7300キロメートルです。月は地球から最も遠いときと比べて(14%)ほど大きく見えます。距離が近いぶんだけ通常より明るく見えるほか、今回は土星が月の近くに明るく見えます。
さらに、同じ月に満月が2回目に見られる満月を、月が青く見えるわけではありませんが、「ブルームーン」と呼んでいます。月の満ち欠けの周期は約29.5日と1カ月より少し短いので、月初め(8月は2日)に満月がありますと月末に再び満月を見られるときあります。これが「ブルームーン」で、おおむね2~3年周期で発生します。
今回は「スーパームーン」と「ブールームーン」が重なり、これらが重なる「スーパーブルームーン」の周期は不規則ですが、次回は2029年3月30日になっているようです。