ダウ平均株価(2月3日)@終値3万3926ドル01セント
2月
4日
朝方発表の1月の米雇用統計で雇用者数が市場予想を大幅に上回って増え、失業率は1969年5月以来53年8カ月ぶりの水準に低下しています。
米労働市場の需給逼迫が続いており、米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げを停止するとの期待が後退しました。
雇用統計では景気を映す非農業部門雇用者数が前月比51万7000人増と前月(26万人増)から伸びが加速し、市場予想(18万7000人増)も大幅に上回っています。失業率は予想に反して、前の月より(0.1%)低下して(3.4%)になっています。
これを受け、米債券市場では長期金利が、前日の終値(3.39%)から(3.5%台)に上昇。長期金利が上昇すると売られやすい高PER(株価収益率)銘柄のハイテク株を中心に売りが出ています。前日夕に発表したハイテク大手の決算や業績予想が市場予想を下回ったのも売りにつながりました。
終値は反落し、前日比127ドル93セント(0.38%)安の3万3926ドル01セントで終えています。
ナスダック総合株価指数は、前日比193.86ポイント(1.59%)安の1万2006.96でした。S&P500種は、前日比43.28ポイント(1.04%)安の4136.48でした。