24日、ウクライナの<ゼレンスキー>大統領は、ロシアの本格侵攻を受けて全土に戒厳令を敷いています。既に親ロシア派武装勢力が実効支配していたウクライナ東部のみならず、隣国ベラルーシや、ロシアが2014年に一方的にウクライナからの併合を宣言したクリミア半島からもロシア地上部隊が侵入。現地からの報道によれば、少なくとも9人の死亡が確認されています。
戒厳令の下では市民の私権が制限され、企業には国防上の協力が要請されます。<ゼレンスキー>大統領は、「多くの都市で爆発音が聞かれる。プーチン(ロシア大統領)はウクライナを破壊しようとしている」と危機感を表明。一方で国民に平静を保ち、自宅で待機するよう呼び掛けています。
首都キエフでは爆発音がとどろき、比較的安全と見なされていた西部リビウの一帯にも、爆撃が加えられたという情報もあるようです。国防省は「敵が東部のわれわれの部隊や、他の地域の軍事拠点、飛行場への集中的な爆撃を開始した」と明らかにしました。ウクライナ軍が東部でロシアの航空機やヘリコプターを撃墜したと発表していますが、ロシアはこの情報を否定しています。
ウクライナの駐トルコ大使は、ロシア軍艦にボスポラス、ダーダネルス両海峡を航行させないようトルコに要請しています。
また、ロイター通信によりますと、ウクライナの隣国モルドバで、大統領が非常事態宣言を発令する意向を示しています。
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