17日(日本時間18日)、昨年12月2日のロックアウト突入以降6度目の交渉を労使決裂中の米大リーグで機構(MLB)と選手会が交渉を行っていますが、15分で終了して大きな進展はありませんでした。
予定通りの開幕は非常に危うくなった状況になっています。機構側は今月28日までに妥結しなければ、3月31日に開幕できないと選手会に伝えているようです。
17日の交渉では、選手会の今回の主な要求は、格安年俸でのプレーを強いられる若手選手に関連した2点だったようです。
1つ目は、年俸調停権取得前の選手の特例枠を拡大すること。通常ならメジャー3年目までは最低保証クラスの年俸(昨季は57万500ドル=約6300万円)しか支払われず、3年目終了後に年俸調停権が与えられ、FAとなる6年目のオフまで段階的に年俸が上昇します。ただし、登録日数が2年以上、3年未満の選手の上位22%には「スーパー2」という特例が認められ、年俸調停権が付与されます。その枠を、選手会は前回要求した100%から80%に引き下げました。
2つ目は、年俸調停権取得前の選手に支払われる「ボーナスプール」の金額の増加です。「ボーナスプール」とは、若手選手が活躍に見合った給料を受け取れるようにするシステムで、(MLB)全体の収益から一定額を確保し、タイトル争いなどに加わった選手らに「ボーナス」としてその枠から支払います。選手会は前回の交渉でその枠を1億ドル(約110億円)に引き下げましたが、今回は1億1500万ドル(約126億円)を要求しています。なお、(MLB)側は1500万ドル(約16億5000万円)を提示。「ボーナスプール」の設置にはどちらも賛成していますが、その金額には大きな隔たりが出ています。
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