<野村芳太郎>(1919年(大正8年)4月23日~2005年(平成17年)4月8日)の生誕101年を記念した書籍『映画の匠 野村芳太郎』(3960円・ワイズ出版)が、6月8日に発売されています。
<野村芳太郎>は、大学卒業後の1941年、松竹大船撮影所に入社。 1946年に復員後<黒澤明>作品の『醜聞』(1950年)・『白痴』(1951年)では助監督を務め、<黒澤>からは「日本一の助監督」と評価されました。1952年の『鳩』で監督デビュー。初期は松竹の意向に従って喜劇から時代劇まであらゆるジャンルの作品を手掛ける職人監督に徹していました。 『伊豆の踊子』(1954年)・『張込み』(1958年)・『ゼロの焦点』(1961年)・『暖流』(1966年)・『砂の器』(1974年)・『八つ墓村』(1977年)・『鬼畜』(1978年)・『震える舌』(1980年)・『疑惑』(1982年)など、多岐にわたるジャンルで作品を発表してきた、戦後の松竹を代表する映画監督です。
本書では彼が製作・演出の回想録として個人的に記録していた「SAKUHIN KIROKU」が初めて一般に公開され、そのほか<川島雄三>、<松本清張>、<橋本忍>、<川又昂>といった人々との対談や座談会、エッセイ、インタビュー、フィルモグラフィ、スチル写真が収録されています。<野村>のもとで助監督として修行した<山田洋次>の「序文」をはじめ、<岩下志麻>、<石濱朗>、<大竹しのぶ>、<仲倉重郎>ら関係者による寄稿やインタビューも収録されています。
息子であり、映画プロデューサーの<野村芳樹>が監修を担当。映画評論家で研究者の<小林淳>とワイズ出版が編集を担当しています。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ