中国海南省の発射センターから打ち上げられる運搬ロケット「長征5号遥3」(画像:ロイター)
中国メディアによると、中国は27日午後8時45分(日本時間同9時45分)、中国最大級の推進力を持つ運搬ロケット「長征5号遥3」を海南省(海南島)の発射センターから打ち上げています。
約30分後、ロケットに搭載した通信衛星「実践20号」を予定の軌道に乗せ、成功しています。「長征5号遥3」は全長約57メートルで、地球に近い軌道に約25トン、高度3万6千キロの静止軌道に約14トンの物体を運ぶことができます。
「長征5号」は中国運載火箭技術研究院(CALT)が開発中の大型の人工衛星打ち上げロケットとして2016年11月3日に初めて打ち上げに成功しましたが、2017年7月2日は、一段目の液体水素・液体酸素エンジンのタービン排気装置の異常作動で失敗していました。今後、独自の有人宇宙ステーションや、月、火星の探査機を打ち上げるロケットとして使用される見込みです。
<習近平>指導部は「宇宙強国」建設を国家目標に掲げ開発を加速させており、国威発揚を図る模様です。
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