ブランド化が進められているワタリガニ「越(こし)のわたり蟹(がに)」の今シーズンの初競りが26日、富山県射水市八幡町の新湊漁港であり、初物を求めて仲買人が次々と競り落としていきました。
同市新湊地域の漁師でつくる市漁業協議会が、関西で人気の「ワタリガニ」の価値を高めようとブランド化に取り組んでいます。今年は刺し網漁船3隻が例年並みの121匹を捕っています。重さ400グラム以上で身の詰まりが良いなどの条件を満たしたカニ61匹にブランドのタグが付けられました。
「ワタリガニ」は水を満たしたケースに生きた状態で競り場に並び、最大となった756グラムのカニは約2千円で競り落とされた。1匹平均は千円前後の値が付いています。
カニは10、11月が旬とされる。今季の出荷は11月末までで、資源確保に向けて12月から来年3月までは自主的に禁漁とされています。
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