《 雅羅・/・〝伊豆の紫陽花-2〟❖ ’24-171 ❖ 》

アジサイ(紫陽花)   アジサ... アジサイ(紫陽花)   アジサイ科(Hydrangeaceae)
アジサイ属(Hydrangea) 野生・自生紫陽花
広義での紫陽花;Hydrangea macrophylla.
珍しい色合いの山紫陽花。 珍しい色合いの山紫陽花。
微妙な色合いの山額紫陽花!?! 微妙な色合いの山額紫陽花!?!
きれいな色合いの八重額紫陽花。 きれいな色合いの八重額紫陽花。
微妙な色合いの額紫陽花(撮影が... 微妙な色合いの額紫陽花(撮影が下手で色合い等が出ていない)。
背が高い額紫陽花。色・・萼片が... 背が高い額紫陽花。色・・萼片が微妙に楽しい^^)!?!
日陰に咲く山紫陽花。 日陰に咲く山紫陽花。
色々な形の萼片(手毬紫陽花)。 色々な形の萼片(手毬紫陽花)。
〚 〝平澤園に咲く紫陽花-1〟2024/6/3  6月木花XIV  〛
伊豆高原駅近くにある“城ヶ崎文化資料館”その敷地内にある‘あじさい保存園’。
知る人ぞ知る・自生紫陽花の研究施設(庭園)である。
城ヶ崎には他にも紫陽花植物園があるが、城ヶ崎文化資料館の紫陽花は一味違う。
各地の自生・野生紫陽花を移植して育て研究されてる保存園。
館長であり紫陽花研究者の平澤 哲さんは、仙人を彷彿させる御大である。
今年は、御大に伊豆半島北部・山間部の山紫陽花についてお教え願った。
館に着いてすぐ、御大にお目にかかる前に勝手に園内を散策させて頂いた。
 
「令和陸年(皇紀2684年)6月19日、記」


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《 雅羅・/・〝伊豆の紫陽花-1〟❖ ’24-170 ❖ 》

面白い萼片の額紫陽花。 アジサ... 面白い萼片の額紫陽花。

アジサイ(紫陽花)   アジサイ科(Hydrangeaceae)
アジサイ属(Hydrangea) 野生・自生紫陽花
広義での紫陽花;Hydrangea macrophylla.

普通の額紫陽花だが、力強く映っ... 普通の額紫陽花だが、力強く映った。
3弁の可愛く映る紫陽花。 3弁の可愛く映る紫陽花。
萼片が垂れ気味。色々な姿をみせ... 萼片が垂れ気味。色々な姿をみせてくれた。
岩場を覆う木々、凄い生命力を見... 岩場を覆う木々、凄い生命力を見せていた。
こんな環境の中に健気に紫陽花が... こんな環境の中に健気に紫陽花が花咲かせている。
画面では分かりづらいが、こんな... 画面では分かりづらいが、こんな環境に咲く野生紫陽花。
毎回、感動を与えてくれる。
海岸の磯では、家族連れが生物と... 海岸の磯では、家族連れが生物と戯れていた。
海岸の奥には、かつて住居があっ... 海岸の奥には、かつて住居があってそこの裏斜面にも紫陽花が!!
ここ伊豆半島は、紫陽花と相性が良い場所なのだろう。
《 〝伊豆半島・伊東市周辺の紫陽花〟2024/6/3  6月木花XIII  》
伊豆半島東側、熱海市から南下する海岸線は自生紫陽花の宝庫。
車で走っていると崖~上部、あちこちに自生紫陽花が見て取れる。
しかし、駐車スペースもなく一瞬一瞬、通り過ぎながらの眺め。
そんな中で、豪快に海岸の崖に咲く紫陽花を観れる場所。
伊東市市内から海岸線を伊豆高原方面(国道135号線)へ。
海岸線を2km位進むと汐吹公園方面への看板が見え左側道に入る。
直に潮吹き岬公園に着く。平日なのに駐車場には数台停まっていた。
海岸に下りていくと途に額紫陽花が咲いていた。
海岸岩場では、磯遊びをしている家族つれを見かけた。
幾度となく訪ねているが、ここの紫陽花達は健気・驚きの光景である。
生きる力・生きる歓びを与えてくれる、野生の紫陽花。
自生紫陽花は、各所で見れるがここの紫陽花達は格別の存在である。
この公園から川奈方面に向かうとトンネルがあり出た所の左側斜面。
そこに額紫陽花の手毬咲きが数輪咲いていた。驚きであった。
所が翌年通った時には、根こそぎ綺麗に紫陽花は刈り取られてしまっていた。
こうしたことは、時折出会う。たかが植物、されど植物である。
 
「令和陸年(皇紀2684年)6月18日、記」
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《 雅羅・/・襍〝公園紫陽花-2〟❖ ’24-169 ❖ 》

アジサイ(紫陽花)   アジサ... アジサイ(紫陽花)   アジサイ科(Hydrangeaceae)
アジサイ属(Hydrangea) 園芸種・渦紫陽花
学名:Hydrangea macrophylla cv.Uzu-ajisai(syn.Ayesha)
ウズアジサイ【渦紫陽花、(おた... ウズアジサイ【渦紫陽花、(おたふくあじさい・お多福紫陽花)】
先祖返りの過程が分かるか??
枝側から見るとなんとも不思議!... 枝側から見るとなんとも不思議!!
上部の輪、先祖返りは、根に近い... 上部の輪、先祖返りは、根に近い枝から始まるようだ。
山紫陽花系を感じられる姿。... 山紫陽花系を感じられる姿。
《 〝先祖返りの紫陽花!?!〟泉の森6/15  6月木花XII-2  》
ウズアジサイ(渦紫陽花)は、江戸時代にすでにあった(詳細は不明)。
「ガクアジサイ」が親種とされる園芸種の一品種で正式名称は「ウズアジサイ」。
名称由来は、花の形状が貝殻に似て渦を巻いているような花の形による。
又、オタフクアジサイとも呼ばれ親しまれてきた。
オタフクアジサイ名の由来は、丸まった形状がお多福豆に似ていることから。
額紫陽花の手毬咲き変種と云えばわかりやすいかもしれない。
萼片等の色合いも土の酸性度合いで変化する。
かつては、アジサイの萼片色で紅色系を「オカメ」、又「梅花」と呼んだ。
上掲載画像の様に、一部に通常額紫陽花の萼片が現れることがある。
これは先祖返りと言われるもので、本来(親種)の形質にもどる現象を言う。
この先祖返りを野放しすると将来は完全な額紫陽花に戻ってしまうとの報告がある。
この現象(進行)を止めるには、少々手を加える必用がある!?!
施肥の回数と量を増やして肥満ぎみに育てるとウズアジサイに戻って行く由。
我が家には、オタフクアジサイが居ないので経験していないが、、。
育てる方法は、一般的なアジサイと同じだろう。
先祖返りした枝を剪定し、鉢に枝移植し育ててみたい。
 
「令和陸年(皇紀2684年)6月17日、記」


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《 雅羅・/・襍録〝公園紫陽花〟❖ ’24-168 ❖ 》

アジサイ(紫陽花)   アジサ... アジサイ(紫陽花)   アジサイ科(Hydrangeaceae)
アジサイ属(Hydrangea)は、世界に約70-80種ある。

《 〝公園の紫陽花!!〟泉の森6/15  6月木花XII -1 》
泉の森・しらかしの池西側数百メ... 泉の森・しらかしの池西側数百メートルに色々な紫陽花が植栽されている。
公園第2駐車場に植栽サれている... 公園第2駐車場に植栽サれている園芸種額紫陽花。
萼片の絞り模様が綺麗だ。
左下辺りは、鳥撮のポイントで休... 左下辺りは、鳥撮のポイントで休みの日は観察者で溢れる。
輪回りの萼片は、結構大きい!! 輪回りの萼片は、結構大きい!!
ほんあじさいも立派な大きさ。 ほんあじさいも立派な大きさ。
山紫陽花系の紅額か??泉の森と... 山紫陽花系の紅額か??泉の森とふれあいの森を繋ぐ道筋。
紅額の隣に手毬紫陽花。 紅額の隣に手毬紫陽花。
系統が違う手毬紫陽花。色彩的に... 系統が違う手毬紫陽花。色彩的に選び植栽されたか??

自生のガクアジサイやガクアジサイから生じたホンアジサイ、
此等が、野生の原種と考えられている。
古くから栽培され、広義には日本原産の栽培種の総称であり、
花序周囲の花が萼片の大きい装飾花で目立つガクアジサイ 、
それと全てが装飾花だけのホンアジサイ を含めた栽培種。
狭義では古く日本で栽培されている装飾花だけの花のもの(テマリ咲き)を指し、
学名はHydrangea macrophylla form. macrophyllaという。
又、西欧での改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensiaとして分類していた。
現在ではHydrangea macrophyllaの下位分類を認めず、
広義に額紫陽花や西洋紫陽花や此等の園芸品種を含めた栽培種の総称を意味する。
これをHydrangea macrophyllaアジサイと呼ぶのが一般的である。
しかし、アジサイはより広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもあり、
ヤマアジサイやアメリカノリノキの園芸品種なども含められていることも多い。
それらを含めると、2000種以上の園芸品種があると言われている。
変種も多く、アジサイやコガクウツギなどとの自然交雑種もある。

今や、家庭・公園・社寺、何処へ行っても紫陽花を目にする。
自然発生した植物を中心に保全を図っている里山緑地にも植栽されている紫陽花。
自然に特化した、食物連鎖で芽を出す場では、極力、園芸種は植栽して欲しくない。
公共的公園としてみれば、園芸種の紫陽花も目を楽しませてくれるが・・・!?!

「令和陸年(皇紀2684年)6月16日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝♀️&♂️の花〟❖ ’24-167 ❖ 》

アカメガシワ(赤芽柏)トウダイ... アカメガシワ(赤芽柏)トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
学名:Mallotus japonicus (Thunb. ex Murray.) Mueller-Arg.
《 雅羅・/・襍録〝♀️&♂️...
上2画像、アカメガシワの雌花。... 上2画像、アカメガシワの雌花。

《 雅羅・/・襍録〝♀️&♂️...
上2画像、アカメガシワの雄花。... 上2画像、アカメガシワの雄花。



アカメガシワと蟻の関係!?!... アカメガシワと蟻の関係!?!

《 〝男女別、木・花!!〟泉の森6/15  6月草花XI  》
春に芽葉が赤く、山野の中でもかなり目立つ。
花期には赤い葉は緑に変わり、少し赤味が残る程度が面白い。
和名の由来は柏の葉と同様に食べ物を乗せたり若芽が赤い事から。
伐採跡地や崩壊地、林縁などの明るいところに多く見られる落葉高木。
高さ15m、直径50cmに達する。樹皮は灰褐色。縦に浅い裂け目がある。
若枝は灰色。若葉は裏表、初め紅色で星状毛が密生し白色の腺点もある。
新葉の紅色で星状毛に覆われている毛は次第に落ちて少なくなる。
葉身は長さ7〜20cm、幅5〜14cmの卵形または広卵形。
縁は全縁または波打ち、時に浅く3裂する。葉柄は長さ5〜20cm。
花は雌雄別株。枝先に長さ7〜20cmの円錐花序をだし、花弁はない。
雄花は苞のわきに数個ずつつき、萼は淡黄色で3〜4裂する。
雄蕊は多数あり、花糸は長さ約3mm。
雌花は苞のわきに1個ずつつき、萼は2〜3裂する。
子房は刺状の突起があり、紅色の星状毛と白い腺点に覆われる。
花柱は3〜4個で、乳頭状突起が密生する。
乳頭状突起ははじめ紅色で、成熟すると黄色になる。
冬芽は、裸芽で、灰色〜褐色の星状毛が密生する。
頂芽は大きく長さ1〜1.3cm。側芽は丸くて小さい。
葉痕は円形で大きい。維管束痕は多数ある。
*       *       *
「仮軸分枝のアカメガシワ!?!。
仮軸分枝とは、枝の先の芽は途中で止まってしまい、
脇から新しい芽が伸びていき、その芽もまた止まり、
といったことを繰り返して大きくなること。
アカメガシワは、側枝が主軸より優勢に伸びて、
あたかも主軸のようになる。まさに、仮軸分枝。
又、アカメガシワの葉の付け根に蜜腺がある。
吸引に寄ってきたアリの姿をよく目にするが、
蟻は其の折々、蛾などが葉に産み付けた卵を、
孵化したばかりの毛虫などを餌として持ち帰る。
 アカメガシワは蜜をアリに与え、
葉を害虫から守ってもらっている。
本格的なものではないが、アリ植物の一つと云えるか。
崩壊地等、空き地に最初に生える先駆種の一つである。
 
「令和陸年(皇紀2684年)6月15日、記」


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《 雅羅・/・襍録〝幽玄な花Ⅱ〟❖ ’24-166 ❖ 》

5月24日に見た茎も成長してい... 5月24日に見た茎も成長していた。

6月14日に新たに見つけた銀竜... 6月14日に新たに見つけた銀竜草の果実。
別場所の銀竜草より早くに咲いて... 別場所の銀竜草より早くに咲いていたことが分かる。


《 〝共生してる植物・銀竜草其の二〟泉の森6/14  6月草花X  》

前回(5/24)観察した時は、9株確認でき感慨深かった。
その後の状態を見たくて訪ねてみた。
木陰、樹の根元を守るように立っていた茎が5株に減っていた。
中に、立派な姿を見せてくれた1茎の姿は、健気って感じた。
人知れず咲く姿、まさに不生不滅、と映った。
そして近くに新たに植栽された若い木々の林床を探してみると!!
落ち葉を分けて銀竜草が4茎も可愛く姿を見せていた。
ここの場所周辺、以前にも銀竜草を見つけた場所だ。
更地になった場所だが、相性があるのだろう。不可思議な環境だ。

「令和陸年(皇紀2684年)6月14日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝洒脱な花〟❖ ’24-165 ❖ 》

ネムノキ(合歓の木) マメ科(... ネムノキ(合歓の木) マメ科(Fabaceae)
学名:Albizia julibrissin Durazz
淡い桃色のブラシのような可愛い... 淡い桃色のブラシのような可愛い花。
花は一日花で雄性先熟。
花は夜開いて朝には萎れてしまう。
夕方、花が開花する所か。 ピン... 夕方、花が開花する所か。
ピンク色の沢山の雄蕊の先に黄色い葯(花粉)が輝いている。
頂生花の基部を拡大してみると、... 頂生花の基部を拡大してみると、
薄黄緑色の部分が花弁のようで先は5裂している。
筒の下にある色の濃い部分は萼。
長い筒は花の中央にあり、底に蜜を分泌している。
花序を横から観察すると側生花の... 花序を横から観察すると側生花の中央に筒長の頂生花が見える。
頂生花から白い雌蕊の花柱が伸び... 頂生花から白い雌蕊の花柱が伸びてる。雄性先熟である。
雄性期から雌性期に移るにつれ白い雌蕊が伸び目立つ。
ネムノキの花は20個ほどの小さい花の集まった頭状花で一つの頭状花。

から豆果が一つしかできないそうです
《〝合歓の木の花〟“しらかしの家・庭 '24/06/14 6月木花Ⅸ 》
暗くなると眠るネムノキ(合歓木)
日当たりを好み、生長が速い典型的な先駆種。
河原や山裾、人家の庭先などでよく見掛ける。
夕方や曇天など暗くなると葉をたたんで垂れ下がり「眠る」。
一日の中で葉が開閉したり、上下に動いたりすることを就眠運動という。
別名マッコノキ・・・この木の葉で抹香をつくったことによる。
かつて秋田では、お盆が近づくと家々でこの木を伐りとって葉を乾燥させ、
臼でついて抹香を作った。
花・・・枝先に10~20個の花が集まった頭状花序を総状につけ、
淡い紅白色の花を夕方、開花させる。
花弁は長さ7~9mmで下部が合着し、短毛がある。
雄蕊、雌蕊・・・雌雄同株。
ブラシの毛を広げたような花のほとんどは雄蕊の花糸。
毛の根元は白く毛先がピンク色で、
その先に黄色い葯(花粉を出す袋)がついている。
雌蕊は、白色の糸状で雄しべより長い。
 
虫を呼ぶ戦略・・・ネムノキの花には、
虫を引きつけるような目立つ花弁がない。
その代わりに長くて色鮮やかな雄蕊を沢山つけて、虫を呼ぶ。
雌蕊は白くて目立たないが、雄蕊が花粉を出す役割が終えて、
落ちる頃になると目立つようになる。
 
直感的に分かる独特の葉・・・小葉が対生に15~30対ほどついた、
2回偶数羽状複葉。夜になると、小葉が閉じて垂れ下がる。
その様子が、まるで眠っているようにみえるのが和名の由来。
こうした就眠運動は、マメ科の植物でよく見られる生態。
 
就眠運動・・・小葉柄や葉軸の基部には、
細胞内の水分を出し入れして伸縮する運動細胞がある。
夜になると、運動細胞から水分が排出されて膨圧が低下し、
向かい合う小葉同士が折りたたまれ、
葉軸も垂れ下がってオジギソウのように葉全体が閉じて下に垂れ下がる。
朝になると、再び運動細胞は吸水して膨圧が高まり、葉が開く。
 
痩せ地の緑化に適した樹木・・・ネムノキは、塩害に強く、痩せ地にも強い。
他のマメ科植物と同様、根には根粒菌が共生していて、
空気中の窒素を植物が利用できる形に変えて提供している。
逆に、ネムノキは根粒菌に対して光合成で生産した糖などを与えている。
また、落葉樹で、落ち葉は周りの土を肥沃にする。
故に痩せ地の緑化に適した樹木である。
秋田や山形では、古くからクロマツ、アキグミなどとともに
海岸砂防林として使われた。
 
なぜ葉をたたむのか・・・一つは、乾燥よけと考えられている。
葉をたたんでしまえば、葉の折り重なった部分から水分は蒸発しにくい。
昼でも気温が非常に高い日は葉を閉じていることが多い。
それは乾燥を避けたり、直射日光を避けるためだと考えられている。
もう一つの理由は、体内時計で一日のリズムを保っていると考えられる。
夜間に強いに月の光を浴びると、そのリズムが崩れてしまうから、
葉をたたんで月の光を浴びにくくしているという。
 
葉と花の利用・・・葉にはクエシリトリンやビタミンCを多く含み、
若芽は茹でて食用にされた。
また葉は、そのまま牛の飼料にしたため、別名ウシノモチと呼ばれている。
葉を臼でひいて抹香をつくった。
花を乾燥し、これを煎じて飲めば脚気に効くとされた。
 
樹皮は薬用・・・薬用植物の一つで、
樹皮を利用することから「合歓皮(ごうかんひ)」という。
7~9月に樹皮を剥ぎ取り、水洗いした後日干しする。
合歓皮の煎剤には、陣痛促進作用があることが動物実験で知られている。
民間では、煎じたものを服用して鎮痛、利尿、駆虫、強壮、健胃剤に。
打撲や腫れ物、関節リウマチには、
この煎液で患部をあらうか、湿布、浴湯料として使用する。
 
木材・・・加工が容易なことから、器具材や桶、屋根板に使われた。
 
「令和陸年(皇紀2684年)6月13日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝泡を吹く木〟❖ ’24-164 ❖ 》

サンゴジュ(珊瑚樹・アワブキ ... サンゴジュ(珊瑚樹・アワブキ ) レンプクソウ科(Adoxaceae )
学名:Viburnum odoratissimum Ker Gawl. var. awabuki (K.Koch) Zabel
   Viburnum odoratissimum var. awabuki (V.awabuki)
《〝珊瑚樹の花〟“泉の滝近く'... 《〝珊瑚樹の花〟“泉の滝近く'24/06/10 6月木花Ⅷ 》
和名は真っ赤な実が珊瑚のように見えることから。
古くから防火樹とされ、生垣として植えられることが多い。
幹は灰褐色。葉は対生し、長さ7~20㎝、幅4~8㎝の惰円形~長楕円形。
厚い革質、全縁~低い波状鋸歯縁、先が尖り、基部は楔形。
側脈は5~8対。葉表は光沢があり葉裏に細かい腺点が密生し脈腋に毛叢がある。
葉柄は長さ1~3㎝、赤色を帯びる。
花は長さ5~16㎝の円錐花序に多数つく。
花冠は白色、長さ3~4㎜の鐘形、先が5裂し、直径6~8㎜。
雄蕊5個、花冠から突き出る。
標高10-770mの丘陵地および沿海地の谷に分布。 
”珊瑚樹”の名は、多くの赤い実を付けた姿をサンゴに見立ててつけられた。
”アワブキ”の名は、材に水分が多く、燃やすと泡を吹くことからついた。 

「令和陸年(皇紀2684年)6月12日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝花形の実〟❖ ’24-163 ❖ 》

《 雅羅・/・襍録〝花形の実〟...
《 雅羅・/・襍録〝花形の実〟...
《〝山吹の実〟“泉の森シラカシ... 《〝山吹の実〟“泉の森シラカシの池西側縁'24/06/10 6月木Ⅶ 》
黄色いヤマブキ(山吹)の花が梅雨入り前には実になりつつある。
花は、直径3-5cmの鮮やかな黄色だったが、実になりつつある時の姿が面白い。
花の後には星形のヘタが残り・・・カキノキのヘタのようになる。
その後、黒い果実になるとヘタは落ちてしまう。

「令和陸年(皇紀2684年)6月11日、記」
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《 雅羅・/・襍録〝紫式部〟❖ ’24-162 ❖ 》

ムラサキシキブ(紫式部)   ... ムラサキシキブ(紫式部)    シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Callicarpa japonica Thunb. var. japonica
別名:ミムラサキ(実紫)、コメゴメ
ムラサキシキブかコムラサキかと... ムラサキシキブかコムラサキかとくていできなかったが??


《〝紫式部の花!?!〟“泉の森・各所 ”  6月木花Ⅵ  2024/06/09  》
泉の森では特段、珍しい花ではない。野生自生種かは、不明。
ムラサキシキブと呼ばれるのは、山野に自生している木を指す。
一般的に目にするのは、コムラサキで両者の識別は難しい。
丘陵地の日当たりの良くない林内に自生する雌雄同株(しゆうどうしゅ)の木。
樹高3mほどになる。樹皮は灰褐色。はじめ細かい星状毛があるが、のちに無毛。
皮目は楕円形でやや多い。葉は対生。葉身は長さ6〜13cm、幅2.5〜6cmの長楕円形。
先は尾状に尖り、基部は狭いくさび形。縁には細かい鋸歯がある。両面とも無毛。
裏面には淡褐色の腺点が散在する。葉腋から集散花序を出し、淡紅紫色の花をつける。
花冠は長さ3〜5mm、上部は4裂し、裂片は平開する。雄蕊4個、雌蕊1個。
よく似た仲間にヤブムラサキが居る。
またヤブムラサキとの雑種にイヌムラサキシキブがあり、葉の裏面に星状毛が残る。
ムラサキシキブの海岸型の変種にオオムラサキシキブ(var. luxurians)が居る。
有花柄の葉がムラサキシキブより大きい。ただし中間型もある。
コバムラサキシキブは有花柄の葉がムラサキシキブより小さい小葉の品種。
ヤブムラサキは全体に星状毛が多く葉や萼に毛が密生し、花が葉の下につく。
コムラサキは葉が両面無毛、葉の先半分の縁だけに鋸歯がある。
花序は葉腋より少し上から出る。

「令和陸年(皇紀2684年)6月10日、記」

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