《襍・/・画  “ 冬景(2)”  ❖ ’23-107 ❖》

アシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草) シソ科(Lamiaceae)
Chelonopsis yagiharana Hisauti et Matsuno 
synonym Chelonopsis moschata Miq. var. lasiocalyx Hayata
(花季は夏・・画像は借り物)
クロガネモチ(黒鉄黐) モチノキ科(Aquifollaceae)
学名:Ilex rotunda Thunb.
別名:フクラシバ 
(画像は、昔のもの)


《 忘備録(夢で・・11月に観る〝種子〟)!?! 》
床に伏せっていると、色々と脳裏をかすめる。中に未見植物も!!
箱根の湿生花園で観れると聞いてはいるが、うまく出会えない。
日光の植物園でも見れるらしいが、これまた出会っていない。
夏に開花、今頃実がなり中に種子が!!実際に観察したいのだが。
 アシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草);
日本固有種で、静岡県の愛鷹山で発見された。林縁に生える。
ジャコウソウに似るが、全体に小さく 高さ15~40cm。
地下茎が横に這う。茎は円柱形、開出毛があり、
葉柄、葉、萼などにも開出毛がある。
葉は対生し葉柄は長さ5~10㎜。
葉身は細長い倒卵形、長さ4~10cm×幅2~4cm、
基部は次第に狭まりくさび形、先は尾状尖鋭形。
花は上部の葉腋に1~2個ずつつき花序柄は長さ4~10mm。
萼は鐘形、長さは6~8mm、先は5裂する。
花冠は先がやや広い筒状、2唇形で濃紅紫色、長さ3~4cm。
花冠筒部は長く上唇は短く全縁、下唇は3裂する。
側裂片は短く、中裂片は大きく、前方に突き出し、
裂片のふちは細かい波状になる。
雄蕊は4本、下側の2本が長い。花柱の先は2裂する。
発見地愛鷹山はよく知っているが、沢筋は難儀だ。
若い頃にこの花を知っていれば!!母のメモにあった。
ここ20年あまりで知った野草だ。それにしても!!
植栽された植物園でも出会っていない、私的幻の植物。
温暖化とやらで、観れる季節感がズレている。

身近な所で、木々の実を探すか。鳥に食べられてるかも。
それにしても草木の漢字は、難しい。でも日本語文化。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月7日、記」

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《襍・/・画  “ 冬景(1)”  ❖ ’23-106 ❖》

ホソバガンクビソウ(細葉雁首草) キク科 (Asteraceae)  
学名:Carpesium divaricatum var.abrotanoides
別名:キバナガンクビソウ
ガンクビソウ(雁首草)
学名:Carpesium divaricatum Siebold et Zucc. 
※   ※   ※   ※   ※

ガンクビソウ(雁首草);
普通、山野の木陰に生える。茎高25~100㎝。
茎には軟毛が密生し上部は、よく分枝。根生葉は花期にはない。
葉身は、卵状長楕円形、葉に軟毛があり葉裏は淡色で腺点がある。
葉縁に不揃いの歯牙状の鋸歯があり、葉先は鋭形~鈍形。
頭花は、直径7㎜位で枝先に頂生、枝先にふつう1個ずつ点頭してつく。
基部には、2〜4個の長楕円状倒披針形の反曲する葉状苞がある。
これは、高出葉(bracteal leaf= leafy bract 葉状苞)で2~4個輪生する。
高出葉は、反曲し頭花の長さの2~5倍。
総苞は卵球形で先端は少しつぼまってる、長さ7mm前後、径6mm前後。
総苞片は4列、外片は短く円頭または凸頭で緑色とならず基部は淡黄緑色。
頭花は舌状花がなく黄色。複合花序で、開花時は下向き。
雌性の周辺小花の花冠は円筒形、先が細く4裂する。先の拡大部は5裂する。
拡大部は、大きいものと小さいものがあり、子房の上部と基部に粘液腺がある。
var. abrotanoides (Matsum. et Koidz.) H.Koyamaホソバガンクビソウ(細葉雁首草)。
葉は幅が狭く、細長い。総苞外片が短く、2列に見える。
判別しがたいが、細葉雁首草とおもわれる。
随分と昔、山で採取したのを庭の日陰に植栽した。
いつしか消えたと思っていた。
体調が優れず外出できず、二階から庭隅を観て気づき驚いた。野草も文化だなぁ。 

《今日・・11月3日は、憲法記念日》
一般的には、文化の日。
1948年(昭和23年)に「自由と平和を愛し、文化を進める日」として制定された。
1873(明治6)年から1911(明治44)年までの祝日(明治天皇の誕生日天長節、)。
1872(明治5)年までは9月22日に行われていたが、
1873(明治6)年、太陽暦採用で9月22日を太陽暦に換算した11月3日に変更された。
1912(明治45)年7月30日の明治天皇の崩御に伴い廃止。昭和に入って「明治節」。
明治節(天長節)、昭和二年(一九二七)に制定された祝日。
近代日本の指導者、明治天皇を称え、その誕生日(明治時代の天長節)の十一月三日をあてた。
が、これは大正天皇の死去により明治天皇祭(先帝祭)がなくなったことによる措置である。
明治・大正時代には、四方拝(元日)・紀元節(二月十一日)・天長節が「三大節」であったが、
明治節を加えて「四大節」となり、この日は学校や軍隊では式典が行われた。
第二次世界大戦後は、吉田内閣が昭和二十一年の明治節に日本国憲法を公布している。
同二十三年、「国民の祝日に関する法律」の制定で、明治節はなく「文化の日」となった。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」。日本国憲法の公布を記念した日。
文化の日11月3日(National Culture Day)日本国憲法は平和と文化を重視されていることから、
その意向で「文化の日」が、生まれた。
当初11月3日を憲法記念日にする動きもあったようだが。。。!
当時日本を占領していたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に強く反対された。
日本国憲法の施行日である5月3日を憲法記念日とすることでうまく収まったようだ。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月3日、記」

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《襍・/・画  “ 秋景(13)”  ❖ ’23-105 ❖》

観音埼灯台(かんのんさきとうだい)は、日本最古の洋式灯台。
神奈川県横須賀市、三浦半島東端の観音崎に立っている。
白色八角形の中型灯台で、日本の灯台50選に選ばれている。
我々を含め地元民は、かんのんざき、といっていた!?!
剱埼灯台(つるぎさきとうだい)は、神奈川県三浦市東部、
剱崎突端に立つ白亜塔形の大型灯台。
ここも我々は、〝けんざき〟とよんでいる。

※   ※   ※   ※   ※

観音埼灯台(かんのんさきとうだい)、剱埼灯台(つるぎさきとうだい);
1866年、米・英・仏・阿蘭陀の4ヶ国と結んだ「改税条約」(江戸条約)によって、
江戸幕府が建設を約束した8ヶ所の灯台(条約灯台)の二つ。
観音埼灯台(かんのんさきとうだい)は、東京湾、浦賀水道を照らし、
東京湾海上交通センターとあわせ
海上交通が輻輳する浦賀水道航路の安全に寄与している。
初代の設計はレオンス・ヴェルニー等が担当したが、大正時代の地震により2度再建され、
現在の灯台は3代目にあたる。
かつて浦賀水道を照らしていた西浦賀の燈明堂に代わり、
1869年に点灯した。
「改税条約」(江戸条約)によって建設された8ヶ所の灯台の中で、
最も早く完成・点灯した。
初代建設当初は煉瓦造りの四角い洋館建て設計だった。
設計は、レオンス・ヴェルニー(仏人)等が担当。
屋上に灯塔を設けたフランス風白色八角形の煉瓦造灯台で、
地上から灯火までの高さは 12.12 m 。
フランス製の第3等フレネル式レンズ、3重心灯器を使用し、
実効光度 1,750 cd 、光達距離は14海里(約 26 km)。
 

剱埼灯台の設計は「灯台の父」と呼ばれるお雇い外国人リチャード・ブラントンが担当。
当初は石造であった。現在使用されている灯台はコンクリート造である。
関東地震(関東大震災)の後に再建された2代目のもの。
三浦半島南東端に位置し浦賀水道・相模灘を照らす。
剱崎から南南東に位置する館山市洲崎(洲埼灯台)までが、
浦賀水道(東京湾)と太平洋の境界となる。
周辺は岩礁が発達し、対岸に房総半島を望む風光明媚な地である。

※   ※   ※   ※   ※

《今日・・11月1日は、燈台記念日》
日本最初の洋式燈台は、1868に東京湾入り口近くの観音崎に設置された。
この日に着工された事を記念して海上保安庁が1949(昭和24)年に制定した。 

この観音崎灯台のあたり周辺にかつて、ガクアジサイの群落が要所にあった。
今や、風前のともしび。時代と共に開発で植物環境も変化。一寸寂しい。
観音崎燈台の近くに走水(はしりみず)という場所がある。
その地の上、丘陵地帯は防衛大学校の広大な敷地。
東京湾を眼下に国防を担う学生が学んでいる。
創設当初の学生は、九州人が多くいて、泳ぎが苦手な人が見受けられた。
暖かな日曜日、走水海岸で自主トレ!!してる学生さんがいた。
懸命に練習中の学生さんを餓鬼の僕らは、茶化したものだ。
この防衛大学校のお陰で緑濃い丘陵になっている。その恩恵で美味しい湧き水がでる。
美味しい水が、海岸の生物にも及び、魚介類の宝庫である。
ここ走水の鯵は、絶品である。美味なアジフライがいただける。
近年、当地に横須賀美術館が出来た。走水は、歴史的にも面白い土地だ。
残念なのは、横須賀の海岸線が埋め立てられ平成町等が出来た事。
子供の頃、夏の灯籠流しを楽しんだ。そのお供物野菜等が馬堀海岸にあつまる!!
夏の海水浴は、なんともすごいことになっていた。今となっては、楽しい思い出。
今、京浜急行は、浦賀が支線になっているが、かつては本線だった。
浦賀にドックがあり元々は、そこへの交通機関として開通したのが京急である。
段々と忘れ去られるかつての環境。かろうじて残ったのが、走水だ。
この先、開発変貌しないことを祈る。素朴だが由緒ある土地。
観音崎・剣崎燈台周辺だけでも歴史的環境として残って欲しい。 

「令和伍年(皇紀2683年)11月1日、記」

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《襍・/・画  “ 秋景(12)”  ❖ ’23-104 ❖》

以前、見かけたかぼちゃ達。
《宗教的催事 or イベント? "Halloween!!"》
なんか日本だけが盛り上がっている!!
ハロウィン(halloween)って!?!
街のあちこちに、カボチャのランタンや、お化けの飾りつけが目立つ。
日本のハロウィンは、楽しければ、何でもありってかんじがする。
今年の渋谷は、仮装した人は少かった様だが他所はどうだったか??
昔、スコットランドのグラスゴウで聞いた話。
ハロウィンは、アイルランドやスコットランドに住むケルト人が信仰したドルイド教の行事だった。
ケルト人は11/1を新年としその前日にサムハイン祭(「夏の終わりの日の祭り」と言う意味)を行ってた。
ケルト人は、この日は神が人間に様々な悪戯を、また悪霊が姿を現し跳梁跋扈するとされていた。
人々は供え物をして神や悪霊の悪戯を鎮め、
またこうしたものが村に近づかないように、
夜は篝火を焚いた(かがり火とは、夏が終わり力衰える太陽を助けるために焚いた)。
 ハロウィンというとトリック・オア・トリート(Trick or Treat)。
お菓子をくれないといたずらするよ!と子供たちが仮装をして家々を巡る!!
この仮装はハロウィンの日に現れる悪霊の姿を表し、お菓子は人々が供える供え物を意味する。
仔細は、よく知らないが、この行事アイルランド系移民がアメリカで広めた??
ハロウィンは、キリスト教のお祭りではない、ドルイド教の行事。
だが、キリスト教の行事、11/1はカトリックでは、諸聖人の日(All Saints'Day)。
この諸聖人の日、英語の古名では All Hallow's Day といった。
その前日(イブ)で All Hallows'Eve、その短縮形でHalloween 。
キリスト教が世界に広まる過程で、土地の土着宗教や祭りの要素を取り入れた。
ハロウィンといえばカボチャのランタン。悪霊除けとしてこのランタンを飾った。
故事によればランタンは「カブ」で作るものが本当のようだ(仔細略)。
西欧の文化が、アメリカで拡散され、日本でイベント化、なんともはや!?!

「令和伍年(皇紀2683年)10月31日、記」

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《・/・“叛逆のろれつ・半世紀??”❖’23-103》

《半世紀以上も前のこと???》
1964年に東京オリンピックが行われ応援に行った。
そして2021年の東京オリンピックもTV観戦できた。
前TKOオリンピックの翌年1965年4月8、9日には、
円覚寺で洪鐘祭が、江の島弁財天も参加して盛大に催された。
仏殿で本山・末寺の僧侶80名による大法要は壮観だった。
この後の祭礼行列は、神奈川県警察音楽隊の先導だったと思う。
木遣や稚児の行列が進み、行列中央には模型の洪鐘が曳行された。
弁才天洪鐘祭の洪鐘とは、「おおがね」と称し国宝の洪鐘(梵鐘)の事。
1965年の洪鐘祭の前後、鎌倉は宅地開発に揺れていた最悪の頃。
鶴岡八幡宮裏の御谷(おやつ)が宅地開発の危機に、最後は守れた。
古都保存、市街地の自然保護(日本の自然保護の原点)の先掛け事例である。
二日前の10月29日に行われた、洪鐘祭も拜することが出来た。
体調悪くフラフラ状態だったが、気力で参った(久しぶりの外出)。
この洪鐘祭、お凡そ60年に一度開催される。是非に2回めも拜したい、と。
前回のオリンピック・祭り、鎌倉環境保全を回想しながら、一人悦にいっていた。
 
だが、そのいっぽうで悲惨なこともあった。
学生時代、1966年に殺人事件が報道され震撼としたのを覚えている。
(当時は、殺人事件など皆無で全国報道で大ニュースだった。)
静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務の一家4人が殺害された事件。
法学部学生には、あまりにも衝撃的な事件で色々思った。今でも思いだす。
後に、強盗殺人罪などで死刑が確定した裁判だが、検察・判事に疑問を持った。
詳細を知り得ていないが、刑訴の根幹を考えさせられる事案だった(専攻外分野)。
その裁判をやり直す再審初公判が10月27日、静岡地裁で始まった。
冤罪(えんざい)ではなかろうか!?!
再審は有罪の確定判決に合理的な疑いがある場合に開かれる。
過去4件の再審死刑事件はいずれも無罪であった。
先日の再審初公判での裁判長の言動に注目している。
通常の刑事裁判では裁判官は「被告人」と呼称するが、
今裁判長は再審初公判で「袴田さん」と称呼していた!?!
再審になる、ここまで来るのに長い年月を費やしてきた。
初動の検察、裁判所の審理指揮等々に大問題をはらんでいる。
一個人の人生は戻らない。非人道的、人権無視とも言える。
捜査権力の横柄な横暴があったやに見える(個人の見解)。
この再審を以って刑事訴訟法の抜本的改正を希する所。
冤罪などあってはならないが、審理方法の検討を??
人生にあって半世紀余り拘束された。言葉を持てない。
青春時代を思い、観た祭り。至福でしかなかった。
が、同時に法を思うことが出てきたとは??? 

「令和伍年(皇紀2683年)10月29日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 秋景(11)”  ❖ ’23-102 ❖》

マユミ(檀、真弓) ニシキギ科(Celastraceae)
学名:Euonymus hamiltonianus Wall.
なんともきれいな色の実。


《 忘備録・・暫く前の泉の森・・光景。*2016/10/*  》
秋にできる赤い種、遠目に見ると赤い花が咲いているように見える。
春咲くまゆみの花は、とても地味で余り関心が持たれないようだが。
10月の中頃、秋を実感できる風景。カントウマユミ(関東檀)とも呼ばれる。
熟したマユミの実は、4裂し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔をだす。
和名の様にこの木で弓を作った。材は緻密でよく撓る。こけしの材料でもある。

「令和伍年(皇紀2683年)10月25日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 秋景(10)”  ❖ ’23-101 ❖》

迫力あった。
《 忘備録・・昔、見た光景。*2003/10/2?*  》
横になり身体を休めてPCニュースを見ていたら。。。!
紛争地域より自衛隊機に乗って帰国した人々を見た。
かつては、近寄れなかった紛争地に自衛隊機が行けてる。
それを可能にした故安倍元総理の業績を思うのだ。
マスコミをはじめ野党等の反対した人々は、何も言わない。
自衛隊の日々を思うと感謝だ。他方、沖縄の知事は???
“抑止力”を実感した光景に出会った事がある。
横須賀の基地に停泊している米空母は、見たことがある。
だが航行している(相模湾鎌倉沖)姿は圧巻だった。
歴史的経緯は別として、今の日本国を守ってくれてる人々。
自衛隊・海上保安庁の皆さんにただただ感謝。
而して、在日米軍の存在は実に大きい。
感謝あるのみ。 

「令和伍年(皇紀2683年)10月21日、記」


ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 秋景(9)”  ❖ ’23-100 ❖》

ハンショウズル(半鐘蔓)の種子  キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis japonica Thunb.
キツリフネ(黄釣船) ツリフネソウ科(Balsaminaceae)
学名:Impatiens noli-tangere L.
タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata Sieb
玉紫陽花も開花してしまうと単に紫陽花!!
シロバナマンジュシャゲ(白華曼珠沙華) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris x albiflora Koidz. 
日本のものは不稔、ヒガンバナとショウキズイセンの自然交雑種。
 オオオナモミ(大葈耳) キク科(Asteraceae)
学名:Xanthium occidentale Bertol.
ひっつき虫と呼ばれ嫌われるが、眺めると迫力ある。
《 忘備録・・泉の森で出会えた。*2023/09/26-part2*  》

ようやく動けるようになった。でもフラフラ!!酔っ払い状態。
焦りで余計なことをするのが行けないんだろう。
歳は、取りたくないものだ。否、若い頃の負傷痕が頭をもたげる。
我慢と、反骨心あるのみ。
植物は、もがき騒がず粛々と今を生きている。 活力をもらう。 

「令和伍年(皇紀2683年)10月20日、記」

ワオ!と言っているユーザー

《襍・/・画  “ 秋景(8)”  ❖ ’23-99 ❖》

ナンバンギセル(南蛮煙管)    ハマウツボ科(Orobanchaceae)
学名: Aeginetia indica L.
寄生植物で茎はごく短く、殆ど地上には出ない。
葉緑素を欠き、光合成せず、ふつうはススキの仲間に寄生する。
『万葉集』では思草(おもいぐさ)の名前で出てくる。 
《 忘備録・・泉の森で出会えた。*2023/09/26*  》
いろいろな雑用がかさなって、散歩できない日々が続いていた。
いよいよ以って鬱憤が溜まり、出動!?!外出の途に少し散歩。
近間の里地(里山)は、いつも通り。花々も余り代わり映えしない。
そんな中、ラッキーな出会いがあった。“南蛮煙管”と出会えた。
例年、顔を出す事は知っていたが、初めてこの地で観る事ができた。
すすきの根本にひっそりと寄り添っている。可愛くも健気に立って!!
研究者ノート;筑波大(奥山雄大) 
秋のススキ野原に、ぴょこんと可愛らしいピンク色の花を咲かせているのはナンバンギセル。
実は、植物のくせに自分では光合成を行うことをやめてしまい、
代わりにススキなどが作った光合成産物である糖分を盗んでしまうという「ズルい」性質を持っています。
ナンバンギセルが属するハマウツボ科はいずれもこのような寄生生活を送る植物で、
中には作物から栄養を奪う大害草になるものも。
その一方で、この仲間の植物の発芽習性の研究から
「ストリゴラクトン」という全く新しい植物ホルモンが最近発見されました。
驚くべきことにストリゴラクトンはハマウツボ科だけでなく、
あらゆる植物の生長のしかたに関わっていることが分かってきており、
大きな注目を集めています。
どんな植物から大発見が起こるか分からないものですね。 

※先月末に風邪をもらい、悪化をさまよい、ブログどころではなかった。
 花巡りを楽しんでいるが、この1ヶ月余り動けず忘備録で我慢。※ 

「令和伍年(皇紀2683年)9月30日、記」


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《襍・/・画  “ 秋景(7)”  ❖ ’23-98 ❖》

フジバカマ(藤袴) キク科(Asteraceae)
学名:Eupatorium japonicum Thunb.
 synonym Eupatorium fortunei Turcz
上3画像は、葛飾区HPより借用。


上2画像は、神奈川・金沢動物園内。
園芸種と思われる。
《  秋分の日に思う藤袴 *2023/09/23*  》
古くより言われてきた二至(冬至と夏至)二分(春分と秋分)。
それが立春・立夏・立秋・立冬(四立)になっていったか?
それらが細分化して二十四節気なる季節感が生まれた。
旧暦では、八月中気。陰陽の中分となれば、と言われた(歴便覧)。
暑い日は減り、冷気を感ずる日が増える頃と称される。
昼と夜の長さがほぼ同じ。また、秋彼岸の中日でもある。
更には、秋の七草が、咲き揃う誇る頃でもある。
秋の七草は万葉集の山上憶良の2首の歌が始まり。
「秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある」。
萩(はぎ)、尾花(おばな=すすき)、葛(くず)、
撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、
藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)を意味しよう。
秋の七草の中で身近では、中々見られなくなった草がある。
野生(自生)のふじばかま(藤袴)は、絶滅危惧種に成ってしまった。
フジバカマは、中国原産で日本には奈良時代に渡来したとされる。
古代中国では香草として重用されていた。香りは桜餅のような香り。
桜と藤袴は、クマリンという共通する成分が含まれ同様な香である。
フジバカマの香り、そしてきりッとした立ち姿は秋の雰囲気を醸し出す。
中国原産種と言われるものと日本の野生種は、風貌が全く違う!?!

フジバカマ(藤袴);
秋の七草の1つだが、関東地方には自生地がほとんどないらしい。
神奈川県では、栽培園芸種しか見たことがない。
以前、東京葛飾区の都立水元公園脇の水元さくら堤自然保護区域でみた。
ここは、江戸時代に築かれた桜土手の面影を残している場所。
昭和59年から保護事業が始まって自然環境の回復保全されている。
日本の自生種は茎も殆ど赤くならず、葉が大きく花は白色、腺点がない。
根茎が地下を長く横に這って広がり、茎は集まって直立し、上部で分枝。
葉は対生し、3深裂し裂片は長さ8~13㎝、幅3~4.5㎝の長楕円形、鋸歯縁。
葉表は普通、光沢があり、葉の両面とも腺点はない。葉柄は長さ0.5~2㎝。
総苞は長さ7~8㎜の鐘形。総苞片は円頭、2~3列。花は筒状花のみ5個。
栽培種は藤色だが、野生のものはほとんど白色。
近似種のヒヨドリバナは葉が普通3裂しないが、3裂する場合もまれにある。
サワフジバカマ Eupatorium x arakianum はサワヒヨドリとフジバカマの交配種。
フジバカマに似るが、茎が赤色を帯び、上部の葉まで3裂する。
フジバカマの名で流通している園芸種。 

「令和伍年(皇紀2683年)9月23日、記」


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