“小庭の今2018/05/24”《襍感・/・点描‘18-31》

ムラサキカタバミ(紫片喰・紫酢漿草) カタバミ科(Oxalidaceae)
学名:Oxalis corymbosa DC.
Oxalis debilis Kunth var. corymbosa (DC.)Lourteig
Oxalis martiana Zucc.

《時節感慨・・呟記・・》
庭の片隅に綺麗な薄紫色の花が顔をのぞかしている。脇に白い花も!!
昨年は、見かけなかった。否、この季節留守していた。
ムラサキカタバミ(紫片喰・紫酢漿草);
道端、畑、林床等、ごく普通に群生し、普通に見られる草花。
元元は、観賞用に輸入され、野生化したらしい。帰化植物である。
葉は、ハート形で3小葉。葉の裏に淡黄赤色の小斑点があり、両面有毛。
花は、淡紅色、英名でピンクとかライラックと称されるように花色は薄い色あい。
花弁は5個、幅は狭く、基部に濃色の条線が見える。
雄しべは10個、5個が長く、5個が短い。葯の色は白色。雌しべの柱頭は5個、緑色。
日本では結実しないのが普通で、萼片の先端に橙黄色の2個の小点がある(資料より)。
よく似た仲間に、イモカタバミ、フヨウカタバミ、ハナカタバミ、オオキバナカタバミがある。
白花のムラサキカタバミもあるらしいが、希少種。個人的には見たことがない。
観賞用に渡来したといわれるが、今や害草あつかいである。
トキワツユクサとの共演^^)、僕には、癒やしの草花で楽しませてもらっている。

*   *   *   *   *

5月23日、恒例の「サラリーマン川柳コンクール」の結果が発表された。
1位は「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」。
2位は「『ちがうだろ!』妻が言うなら そうだろう」。
3位は「ノーメイク 会社入れぬ 顔認証」。
4位は「効率化 進めて気づく 俺が無駄」。
5位は「電子化に ついて行けずに 紙対応」。
毎年感ずる所あって楽しみにしてきた。
今年も言い得て妙^^)。やはり大人感覚か!?!
一方、流行語大賞というのもあるが、こちらは???
甚だ、独断的だが、、、日本は、ある面で安全な国って感じる。

「自宅2018・5・24」




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“里山の今”《襍感・/・点描‘18-30》

ミズタマソウ(水玉草) アカバナ科(Onagraceae)
学名:Circaea mollis Sieb. et Zucc.

《時節感慨・・呟記・・》
ミズタマソウ(水玉草);
花を見ただけでは、「水玉」と何故に名がついたのかわからない。
花が咲き終えた後、小さな丸い果実に白色の毛が纏い雨露が付いた姿は「水玉」そのもの。
花弁は、先端が2つに分かれるので4枚に見えるが、2枚花弁である。
地下に匐枝を伸ばし広がる。茎は直立し、短い屈毛があり、節が赤色を帯びることが多い。
葉の基部は、浅い心形。 葉は対生し縁に浅い鋸歯があり、長い葉柄がつく。
茎の先や上部の葉腋から花序をだし、白色または淡紅色の小さな花をつける。
萼片は緑色、無毛、2個つき、花弁より大きい。雄しべ2個。柱頭は2裂。
よく似たウシタキソウは全体に毛が多く、葉幅がやや広く、基部が心形。
萼に毛が密生し、蕾の毛が目立つ。果実の縦溝が不明瞭。
タニタデは茎が無毛で赤味を帯び、葉も無毛。水玉も赤味を帯びる。
花弁の切れ込みが浅い。果実が細長く果柄が長い。
花期は、8~9月と一般的に参考資料等では言われているが、早6月前に咲く姿を確認した。
散歩の後、自宅で画像整理していてこの花を見つけた(無意識で撮った花の脇に写っていた)。

*   *   *   *   *

日常生活の中で日々思うことは、現在・たった今の日本は平和で安全な国だって思うこと!?!
しかし庶民の生活自体は、程々安心・安全で居られているやに見えるが「ノーテンキ」なだけではないか。
国会を傍観してると、何やってるの!!とおもえてしょうがない。
「北朝鮮問題」は、日本国にとって最も重要な問題・課題の一つ。国会を観ると野党議員に怒りを持つ。
“55年体制”と良く云われるが、置かれた環境を思うと“55年体制”より悪いと野党に感じる。
拉致問題、国防・安全保障問題等、庶民レベルでも真摯に考えて然るべきことである。
拉致問題・慰安婦問題、これは隣国との外交問題だ。国内の些細な問題どころでは無い。
国として如何なる施策を持つか、真剣に議論しなくてはいけない。それが国会の場だ。
「加計問題」が、国存亡のことか!?! 政争・権力闘争をしてる時か??って苛立つ。
昨日も国会中継とやらを観ていて、こんな議員を我々は選出したんだ・・・と落胆する。
東京都都知事・都政にして然り。独りよがり駄々っ子以下だ。愛媛県知事も同様だ。
地元に則対応できる機関、大学は、学生もさることながら研究機関である。地元として歓迎すべきこと。
愛媛県知事は、何故に現政府を批判するか?? 何のメリットがあるのだろう?
それはさておき、直面する外交・近隣国との問題、国民・庶民はもっと声を出すべきだ。

「泉の森2018/05/21」

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“復活??した花!!”《襍感・/・点描‘18-29》

クマガイソウ(熊谷草) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cypripedium japonicum Thunb. ex Murray
英名:Japanese lady's slipper
別名:ホロカケソウ(母衣掛け草)

《時節感慨・・呟記・・》
クマガイソウ(熊谷草)、別名:ホロカケソウ(母衣掛け草);
山地の林下やたけやぶなどに生える独特の存在感を示す多年草。
扇のような形で細かいひだ折のある2枚の葉の間から1本の花茎を出す。
その先端につく花は、大きな袋状の弁を持つ。
花弁は3枚で2枚は左右に平開。中央の1個の袋状の弁は唇弁と呼ばれる。
その表面は淡白色地で紅紫色の網状の脈が浮き出し、
中央部はまるで昆虫を招くかのように開口している。
園芸業者等の乱獲により今や絶滅危惧?類 (VU)に指定されるに至ってしまった。
英名:Japanese lady's slipperとは、楽しい花名だ。
この花には、思い入れがある。以下「」内は、ブログル2014-05-10に記したもの。
「ずいぶんと昔、宮ヶ瀬湖が建設開始された頃、
幸運にも自生の熊谷草を移植出来る機会を持った。
建設する人造湖の湖底になってしまう群落地。
関係官庁に許可をもらい、土壌と共に持ち帰った。
当時、僕は、異国と往復してたことから・・・親に託した。
数年後、狭い庭に沢山増えていき、友達に株分けしたと聞いていた。あれから数十年も立つ。
母が他界した時、親しい古い同好の士にさし上げて、今やわが家には残っていない。」

その折、株分けしたものが、両親の花仲間邸に健気に咲いている事を知った。
偶然にも我が知古の植物愛好家の仲間宅・屋敷の裏山に増え続けていた!!
その熊谷草、ルーツは丹沢山地・煤ヶ谷(すすがや)である。宮ヶ瀬湖の水没地。

源平合戦の勇者、熊谷次郎直実が背負った母衣(ほろ)が袋状の唇弁に似ているのが名の由来。
同属仲間のアツモリソウは、平家方の平敦盛にちなむ。大群落、整然とする姿は、圧巻である。
花は、何故か同じ方向を向いている、不思議だ??「らん」の中では最も大きな花を咲かせる。

*   *   *   *   *

我が家系は、鎌倉時代に遡ると!?!源氏系だ。
自生の熊谷草を役所の許可を得て採取に出かけられたのも縁だと思っていた。
相性が良かったのか、両親(現住所)家の庭にしっかりと根付き増えていった。
母他界で弔問にたずね来て下さった方が、関心を持たれ持ち帰られた。
数十株も咲いていただろうか、お仲間に順次、差し上げたら茎は無くなってしまった。
気楽に根は残っていると、思っていたが翌年以来、茎を見せなくなってしまった。
不思議な事にその脇の角地から数年前にサガミジョウロホトトギスが3年間茎を見せた。
が、其れも今や姿を見せない。そんな全く手入れをしていない場所に突然、熊谷草が!?!
茎を出した、気づいたのは5月5日。
数年前、我が家から10数キロ離れた里山やお寺の境内で見たことがあったが、
我が家に再び茎を見せてくれるとは、思いもしなかったことである。
元元は、水没する場所から引っ越して来訪した野草。生なく滅なしって思っていたのだが、
再度、顔を見せてくれた。今年は、何か良いことが起こりそうって、期待してる。




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“見誤った花??”《襍感・/・点描‘18-28》

ヤマタツナミソウ(山立浪草)シソ科(Lamiaceae)
学名:Scutellaria pekinensis var. transitra
より近寄って観ると小宇宙に引き込まれる。

《時節感慨・・呟記・・》

ヤマタツナミソウは、山地の木陰などで見られる。
茎の高さは、20㎝位で四角ばっている。葉は対生、卵状三角形で縁に粗い鋸歯がある。
茎先の花序に青紫色の花を付け、花冠は筒状唇形で一方に偏って2個ずつ同じ方向に咲く。
筒部は基部で折れ曲り、上唇はかぶと状にふくらみ、下唇は3裂し、紫色の斑点がある。
萼は上下2唇に分かれ上唇にはまるいふくらみがある。雄蕊4本のうち2本が長い。
立浪草の仲間は、茎から出た花が根元で急に直角に曲がり、花は真上に向かって立つ。
対して、山立浪草は約60度位曲がるだけで、30度ほど傾いて咲く。
また、この花は上側の唇弁が濃い紫で下唇弁が白くコントラスト的である。
更には、下唇には、斑点がある。これ等が特徴的な所。

*   *   *   *   *

同属の花でも微妙に違いがあり、それぞれに特徴がある。
マイパートナーのブログを観ていて其れに気付いた。
夢中で連写した花々、花名は思い込みできめている。
どこか違うって思っても気に留めず見過ごしてしまう。よくあることだ。
思い込みは、恐ろしい。すぐに気づけば良いのだが、中々気付かない。
偶然、気付いて見比べて、資料等で検証してみると案の定、、、。
身近な者のブログ、何故か細部までしっかりと観る。己のものよりも気になる。
自分のことでもしっかり注意深く対処しないと、と反省しきりである。

一庶民・雑草だが、社会情勢が心配、不安に思っても如何ともし難い、、、!!
昨今の国会・予算委員会中継を観ていて、そして報道を見聞きすると唖然とする。
ただ単に「打倒・・現政権」!!でしかないように見える。
北朝鮮に拘束されてた米国人が、解放された。米朝首脳会談の場、シンガポールに決まった。
悠長に、「加計学園」の獣医学部新設に関する参考人招致などしてる場合か??
おまけに文科省前事務次官の前川喜平氏までもが、この件について批評を表明した。
己の不祥事を棚に上げて良くもシャァシャァと語れるものだ。
一連の報道の多くは、悪しき方向への印象操作ばかりで国益など全く考えていない。
政争の具に興じている場合か!!「拉致問題解決」拉致被害者の全員帰国を考えよ。
切に願うことだ。心配・不安を通り越して、今の野党に怒りを覚える。
人権だ・・・国益だ、政権批判、もっともらしき事を言うな、と申したい。
他国への批判の前に日本の国会人、北朝鮮・韓国ともに朝鮮民族指導者を注視すべきだ。
大いに声を大にして発信すべき、与野党其々が、である。報道機関も声を出せって・・・!

僕は、植物を撮る時、より近づいて視てる。「神は細部に宿る」という言葉を思い出しながら。
何となく分る気がするのだ。その細部に宿る神を見つけるのが今だ。
天命を待つのではなく、そこまでしないと見つけられない神さまを探す時だと思う。
様々な施策でもって、拉致被害者を全員帰還させねばならない。
法治国家、国連に加盟してる国同士のことだ。思想信条の問題ではない。
身勝手に「さらっていった」、その事実はわかっている。耐え難く何とも忍びない。


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“小庭の今=2018/5/6”《襍感・/・点描‘18-27》

トキワツユクサ(常磐露草) ツユクサ科(Commelinaceae)
学名:Tradescantia fluminensis Vell. Tradescantia albiflora Kunth
別名: ノハカタカラクサ(野博多唐草)
ドクダミ(毒痛み、毒溜み、毒矯み) ドクダミ科(Saururaceae)
学名:Houttuynia cordata Thunb.
別名:ジュウヤク(十薬)

《時節感慨・・呟記・・》
トキワツユクサ(常磐露草);
観賞用として昭和初期に南米から入って来たらしいが、いまは野生化している。
個人的感覚としてトキワツユクサ(常磐露草)の方が、一般的呼び名だと思う。
ノハカタカラクサ(野博多唐草)と言われる由来は、知らないが、
ノハカタカラクサ(野博多唐草)、ミドリハカタカラクサ(緑博多唐草)と、
狭義に分けて解説してるので、単にトキワツユクサと総称するのは混乱する。
ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)は、葉の下面や茎、花柄が紫色で結実する。
ミドリハカタカラクサは、葉身の縁に微細な毛があり葉の下面は緑色で結実しない。
この2種とは別にオオトキワツユクサと呼ばれてる種類もある。
全体に大きく茎も葉の表裏ともに緑色で萼背面に毛があり葉縁にも毛が見える。
これ等の草花、地表近くに咲き1センチにも満たない花姿等、一見では判別が難しい。
又、ミドリハカタカラクサは、園芸種のシロフハカタカラクサの斑が消えたものに由。
これらを総称してトキワツユクサ(常磐露草)としても良いかも(素人的に)しれない。

ドクダミ(毒痛み、毒溜み、毒矯み);
強い臭い、毒と付く名前故か、毛嫌いされてる植物。
本来は、毒草ではなく、解毒や痛み止めの薬という意味で民間薬として有名。
薬効が10種もあることから十薬ともいわれる。
特有の臭は、乾燥すると臭いは消え、ドクダミ茶になる事でしられる。
花びらのように見えるのは総苞片で雌しべ1個、雄しべ3個からなる。
花序が伸びると総苞片が開き、花序が1つの花のように見える。
花は、花被を欠き、葯は淡黄色の突起状。
地下茎は白く横に這い、茎は、20~50cm高になりほぼ無毛で茎は暗紫色を帯びる。
葉は、有柄で互生、無毛、葉身は広卵形で鋭尖頭。茎頂近い葉脇に穂状の花序をつける。
かつて、この花が咲くと梅雨に入る時期が来たと言われていたが、今は当てはまらない。
仲間には八重咲きのヤエドクダミ、赤黄色の腑が入るフイリドクダミがある。

*   *   *   *   *

巷、、、一般的には、雑草と呼ばれる草花だが結構、絵になり可愛い。
我が家の小庭は、こうした花々でいっぱい。とても賑わい趣さえ感じる。
連休も終わり日常に戻った。私的雑務からも解放されのんびりしたい。
っておもうたら!!又々、知人から日本のリベラルって何???
各野党の政党趣旨の質問が届き、、、! 返答に苦慮する。

安倍晋三首相は9日、日中首脳会談後の共同記者発表で、
日本人拉致問題の解決に向け「私から中韓両首脳に支援と協力を呼び掛け、
日本の立場に理解が得られた」と述べた(サンケイwebニュースより)。
しかしながら、日本の野党の中から「拉致問題」に関する提言が無い。
今の国会を傍観してると異国人からすれば、「拉致問題」???
日本人総意としての懸案事項、盛り上がっていないようにみえてしまう。
いつまで「モリカケ」ってさけんでいるの!?!野党の諸先生。
どくだみ茶でも飲んだら、って・・・!!
今が、正念場ではないのか「拉致問題」、心配・不安だらけである。



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“こどもの日^^)”《凡声・/・囈‘18-04》

新潟県内で見られる三角粽(ちまき)と草団子。

《時節感慨・・呟記・・》
「こどもの日」って、なんとなく日本に相応しい、とかんじる。
端午の節句だが、子供全般を祝う「童(わらべ)の日」って表現したい。
僕の幼少期(小学五・六年ころまで)は病弱で自宅で過ごすことが多かった。
その頃の「こどもの日」は、我が家に友達が集まって、柏餅を食べたものだ。
庭に吹流し親子鯉を上げ、門には日の丸を掲げていた(旗日⇒祭日はいつも)。
ごく普通に見られた光景だと思ったが、最近は日の丸国旗を見ない。

高校1年の5月の連休時に越後駒ヶ岳に連れて行ってもらった。
どこの駅(当時国鉄)で降り、どんなルートで登ったかは忘れてしまった。
が、美味しい食べものは、覚えている。それが、画像の三角粽(ちまき)と草団子。
梱包方法が、見事だ。これは「用と美」を併せ持つ日本文化のひとつって思う。
日本各地には、こうした郷土文化が沢山のこっている。大切に継承して頂きたい。
*   *   *   *   *
-_-以下、資料より-_-
新潟県産コガネ餅100%餅米の甘さが生きています。
良質の新潟県産のコガネ餅を使用し、
一つ一つ、笹を手で巻き、丁寧に湯で上げます。
餅米の美味しさを十分に引き立てた新潟のちまきをご賞味ください。
上杉謙信が戦に備えた!?『三角ちまき』
承平年間(931~938)の記録に米を植物の葉で包み、
これを灰汁で煮込むという製法が載せられています。
灰汁の持つ殺菌力や防腐性を用いた保存食が、その後、
各地で改良され受け継がれたものです。
餅米を笹の葉で三角にまき、お湯で煮た「三角ちまき」が今に伝えられます。
甘くしたきなこをまぶして食べるので、おやつとして子どもにも人気です。
端午の節句の祝い菓子に使われたり、お土産に。
郷土の風情懐かしい三角ちまきです。

新潟日報にて「笹団子で厄払い」という記事が掲載されていた.
今はおやつ程度にしか思えない笹団子や粽(ちまき)は
昔、贅沢な行事お菓子、厄除けの縁起菓子だったのです。
東京の浅草橋にある天王社(現・須賀神社)は江戸時代から「団子天王」と呼ばれて親しまれた。
明治以後、祇園牛頭(ぎおんごず)天王を祀る天王社の名は廃止されましたが、
人々に親しまれた「天王さん」「祇園さん」の呼び名は健在です。
京都の祇園さん(現・八坂神社)の祭りには、厄除けの粽が授与されます。
粽といっても今は食品ではなく、粽のかたちをした守りです。
それが江戸の天王社では、粽ではなく団子、それも笹団子が厄除けの縁起ものでした。
その笹団子は新潟のようなものではなく、
笹竹の枝に小さな団子や餅をつけたものでした。
旧暦6月満月の頃、厄除け祈願として笹団子をつくり、天王社へ奉納したようです。
奉納に向かう人が、ささげ持つ枝に群がって
笹の枝には団子がついてないようなこともあるほど人気だったとか。
誰かが持ち去るという事にも、厄を祓う(はらう)、
厄を落とすという意味合いがありました。
現在では参詣者へ授与するため、氏子達が神社で作ることで行事が続いています。
ですので、落ち着いて祭礼に出かけ、笹団子をいただいて帰る事ができます。
笹団子は、「笹団子守」ともいわれ、護符ですから、
病にかかった時は、煎じて飲んだそうです。
今のような薬がない時代に、白米でつくった団子は、米の精霊によって、
厄を祓うことができると信じられていたのです。
新潟の笹団子も、オオヤマボクチやヨモギを入れること、
笹の葉で包むこと自体に、厄除けの意味があったわけです。
こうした菓子をつくることができた新潟県は、本当に豊かだと思います。
その豊かさは、先人たちの丹精込めた米づくりや、災害との戦いのおかげです。
豊作を祈る行事も、あらゆる節目に繰り返し行われました。
ですから、新潟県は稲作に結び付く護符や縁起菓子の宝庫でもあるのです。

*   *   *   *   *

現代社会は、休み・祭日の過ごし方が多様化され、伝統行事も余り重要視されていない。
がしかし、コンピューター社会にあっても書籍・活字媒体が重宝されている。
同様に、伝統文化もより表に出てきてよいやに思う。
西洋文化が、日本人の衣食に大きく・深く入って来たのに比べて。
とりわけ和服・和装習慣が薄れてきた。利便性かも知れないが。。。!
昔の越後駒の登山口辺りの農村集落では、“もんぺ”姿しか見れなかったと想う。
今、農作業以外で“もんぺ”を着用してる人は少ないのでは!?!
話はかわるが、全国各地に外国人観光客が増え続けているようだ。
先般の冬期オリンピックの帰国の途、日本に立ち寄った西欧の知人達。
僕の体調不良で、家族が代わって案内したが、1ヶ月余り各地を訪ねた。
観光目的だから日本的土産を求めるのは当然かも知れないが、、、。
和服古布やもんぺ・はんてんを好んで求めていた婦人がいた由。
西欧では、人気があるらしい、和装品が。
先日、知人の一人が鯉のぼりと、兜を送って欲しいと連絡してきた。
家族が探して送ったのだが、、、お孫さんからお礼のかわいい手紙が届いた。
日本の伝統文化を再認識した、端午の節句。各地に旅したくなった。

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“里山の今=2018/5/1”《襍感・/・点描‘18-26》

フジ(藤) マメ科(Fabaceae/Leguminosae)
学名:Wisteria floribunda (Willd.) DC.
別名: ノダフジ(野田藤)

《時節感慨・・呟記・・》
フジ(藤);フジは園芸用として、古くから庭園などで栽培されている。
元々は、 ヤマフジと同じ日本原産の野生種で、ノダフジ(野田藤)とも呼ばれた。
藤色の語源である美しい色は高貴な色の代表。
蔓は灰褐色、右巻き(巻き上がる方向からでは左巻き)に巻きつく。
(蔓の右巻き、左巻きは、上から見ての状態をいうのが普通。)
蔓は、高木に登り巻き付く。葉は、複葉で互生する。小葉は、楕円形、先が尖る。
(蔓の左巻き⇒巻きつかれた樹を右手で持って親指の方向に巻く。)
《蔓の右巻き⇒巻きつかれた樹を左手で持って親指の方向に巻く。》
花は、総状花序に多数つき、花序が長く垂れ下がる。花は紫色、萼は広鐘形、有毛。
ヤマフジは花序が短く、葉裏に毛が残り、幹が左巻き(巻き上がる方向では右巻き)。
藤の種類の見分け方のポイント;
フジ、ヤマフジ、ナツフジは、いずれも互生に着くつる性の奇数羽状複葉でよく似ている。
ナツフジは、全体に小型、小葉は両面とも無毛、葉先が尾状に突き出すがとがらない。
同じような大きさの、フジとヤマフジの見分け方。
つるの巻き上がる方向が、ヤマフジの右巻きに対しフジは左巻きである。
小葉対の数がヤマフジの4~6対に対しフジは5~9対と多い。
夏を過ぎたころの葉の裏面は、フジがほぼ無毛であるに対し、ヤマフジは毛が多く白っぽい。
『研究者ノート』(筑波大・加藤雅啓氏);
「フジの葉は、どれが1枚の葉だろうか、思案することもあるでしょう。
そんな時は葉あるいは柄の付け根(葉腋)に芽があるかどうかを調べるのがよいでしょう。
もしあれば、そこから先全部が1枚の葉であり、細かく切れていても1枚1枚は葉片ということになります。
フジはそんな例です。それに対し、ツツジやサクラなど多くの植物では1枚の葉の付け根に芽があります。
このように、葉の根元にはふつう腋芽ができるという規則性があるので、
そのあるなしで葉が複葉か単葉か区別できるのです。」
フジの繊維は非常に丈夫なため繊維・いす・籠に使われる。
樹木に絡みつき木を変形させるので植林地では見ることはできない。
世界遺産である「古都奈良の文化財」の一つ春日大社境内に
「春日大社の砂ずりの藤(奈良県奈良市春日大社境内)」というフジがある。
地面の砂をすりそうなまでに長く垂れ下がる姿は美しい。
ノダフジの名は、牧野富太郎博士が藤の名所、大阪市福島区野田にちなんで名付けた。

*   *   *   *   *

今日は、憲法記念日。自民党は昭和30年(1955年)の結党以来、
憲法の自主的改正を「党の使命」として掲げてきた。
今の国際情勢を日本国として如何に捉えるか? 今こそ憲法論議をすべき時ではないか。
自民党は、昨年の衆院選公約で憲法改正を謳い国民の支持を得た(民意の結果だ)。
反対論が、多々あるから民意を否定する野党とマスメディア、実に不可思議だ。
ただ単に、現政権を否定していればよい、反対のための反対でしかない。
思慮末節に終始し、本質を議論しない全く以っての無能・無益な攻防に辟易する。
自衛隊は、軍隊ではない。然るに「隊」の内部文書は、行政文書だから公開せよ!?!
これは、国連下で参加してる自衛隊の存在を無視した、参加国としての秘守義務を忘れてる。
民主主義下で付託された政権が、国際社会に対して関係国等の秘密をも暴露してるに等しい。
のみならず日本国内で「自衛隊の存在」、内容の不明瞭さを議論すべきが、全く無い。
今の国際情勢、隣国との問題、それ以上に問題なのが国内・国会での審議のあり方だ。
「審議」とは国会の最も大切な場である。それを拒否・・・民主主義の根幹を壊している。
単に国会の攻防ではなく、日本の存在を明示するのが今で、その内容が改憲議論である。
「国を守る国民の命を守る自衛隊」安全保障の基本であろう。それを憲法に明記することだ。
自国だけが安全で良いはずはない。憲法改正・修正に何故に目を向けないのか理解出来ない。
「国民世論が盛り上がっていない」という識者、昨年の衆院選挙結果は、なに、と問いたい。
国会が論議を盛り上げて世論に問う、たたき台がなければ判断も出来ない。
現行憲法第96条に改正条項があるではないか。社会的必要性や時代の要請に応じた改正。
国会が発議した改憲案に対しての是非判断は、国民の権利である。
現行憲法は施行71年を迎えた。国際社会に対して、そして国民にとって今のままでよいか否か。
国民の憲法に関する意思判断が必用急務、と思って止まない。憲法記念日におもうたことである。


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“山あいの春=2018/4/28”《襍感・/・点描‘18-25》

マルバウツギ(丸葉空木) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Deutzia scabra Thunb.
別名: ツクシウツギ(筑紫空木)

《時節感慨・・呟記・・》
マルバウツギ(丸葉空木);
ウツギより葉が丸くこの名前が付いた。平地に多いウツギより標高の高い山地に育つ。
幹は灰色~灰褐色、樹皮は縦に裂け剥がれる。葉は対生し、長さ10cm前後。
葉脈が裏面に浮き出て、葉面がしわ状になり、星状毛が両面ある。
短い葉柄があるが花序の下の葉は柄がない。花は白色、円錐花序に多数つく。
5枚の花弁は平開するため、花の中心部にオレンジ色の花盤が目立つのが特徴。
雄しべは10個、花糸に翼があり、翼の上部はなだらかな肩になり、歯はない。
ウツギの仲間では、唯一の紅葉する木か?以前、西丹沢(箒沢)で見た。
日陰は黄色く、日向は赤くなる??紅・黄葉の葉を日光にかざすと美しい。

*   *   *   *   *

ゴールデン・ウイークというのに実感がわかない。
それでも週末、人混みを避けての散歩に出かけた。
古くより丹沢修験者の修験場所であった所も整備され公園になっている。
自然を活かした遊び場、フィールドアスレチックと散策路だけの山間公園。
近くの大山周辺と違って静か、好きな場所である。
沢沿いの小道で自然・自生の可愛い花と出会えた(上画)。
偶然の出会いだが、立地環境からすると当然あって好い場所といえる。
楚々と咲いてる風情に癒されたが、帰宅してPCに見える報道記事は???
国会を思えば、野党6党の「暴走」に呆れ果てる。「働き方改革法案」は??
審議入りしない野党、「過労死反対」ではなかったか。ご都合主義の「倒閣運動」。
それだけではない。隣国等の外交問題。
日本国・・国会を上げて、総意で主張すべき事がマスコミも含め大声が出て来ない。
野党のサボタジュでどれだけの無駄遣いをしてるのか。国民は、もっと怒るべきだ。
我々団塊世代が、最も関心が薄い、否、認識欠如ではないかと思う。
55年体制の社会党より無策、、、反対の為の反対、それ以下に映る。
全きの民主主義下にある日本で何故に議論を戦わせられないのか??不可思議だ。
一個人・庶民の叫び、もどかしい!?!

今年は、紫陽花鑑賞行脚が出来そうにない。アジサイ科の花に会えてよかった。


「丹沢・八菅山麓2018/4/28」


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“小庭の春=2018/4/22”《襍感・/・点描‘18-24》

タツナミソウ(立浪草) シソ科《Lamiaceae (Labiatae)》
学名:Scutellaria indica L.

シラン(紫蘭)   ラン科(Orchidaceae)
学名:Bletilla striata (Thunb.) Rchb.f.
**画像は先週末の姿、今は咲き誇っている10数の花**


《時節感慨・・呟記・・》
タツナミソウ(立浪草);
木漏れ日が当たる様な場所にひっそりと咲く風情は、おつなものである。
春先の浜辺で見ゆる、白波がたっているやの姿だ。
シソ科のくちびる形の花、その特徴が楽しい。
仲間にコバノタツナミやオカタツナミソウ、近い仲間にシソバタツナミがある。
茎は断面が四角形で赤味を帯び、白色の軟毛が沢山、出てる。
葉は対生で広卵形、基部は心形、
縁に粗い鋸歯があり葉の両面に毛が生え葉裏に腺点がある。
茎頂に青紫色の唇形花を同じ方向に花穂を多数出す。花冠や萼に腺毛がある。
オカタツナミソウの花穂はタツナミソウより短く、茎の先に花が固まってつく。
海岸近くに多いコバノタツナミは小型、茎や葉にビロード状の短毛が密生する。

シラン(紫蘭);
鮮やかな赤紫色の花、西洋から渡来園芸種と思ってしまいがちだが、
れっきとした本州中部以西に分布する国産の野生ラン。だが準絶滅危惧種。
万葉集にも「蕙」という名で登場する。白花のシランもあるようだ。
野生種は見られなくなったが、観賞用に栽培され、雑草化もしている。
種子の発芽率が高く、種子から増えやすい(我が家も増え続けている)。
*   *   *   *   *
ゴールデン・ウイークとやらで来週1週間は、お遊び・お楽しみ週間!!
各地の友達が、活動的に移動し始め、早、首都圏に集まってきた。
国内外に旅するようだ。同輩は、ほとんどが現役引退者だ。
時間に余裕があるため早々と行動開始!!又、外国からの訪問者も多い。
連休の立山・剣岳に登山に来訪した異国人数人と久しぶりに談笑した。
すると・・・西欧社会で現況日本の姿が、誤って・間違って伝えられてるのが分る。
個々人がいくら説明してもダメだ。国としての公式見解を全面に押し出さないと!!

今の国会って、酷くないですか。野党って、子供の「駄々をこねる」そのものでは??

「自宅2018/4/22」




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“谷戸山公園の春=2018/4/14”《襍感・/・点描‘18-23》

キンラン(金蘭)  ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
ジュウニヒトエ(十二単) シソ科《Lamiaceae (Labiatae)》
学名:Ajuga nipponensis

《時節感慨・・呟記・・》
キンラン(金蘭)に関して以前、数回ブログルに掲載している。
ほとんど、5月に入ってから茎を確認して来た。
今年は、花の種類によって、開花が早かったり、遅かったり色々。
天候によるのか、はたまた、他に要因があるのかはわからない。
1週間ほど前に近間の里山・公園に足を運んだが茎を確認できない。
必死に探してみると、1本の茎を見つけ記録をとることにした。
見つけた周辺、自由に歩き回れる場所、年々茎が少なくなっている。
自然の成り行きに任せるべきか??「生なく滅なし」。。。!
「金蘭」かつては、里山雑木林で極普通に見られたこの可愛い花。
昨今の乱開発で野生自生地が激減している。
できるものなら、今後、増えて欲しい。森の精として。

ジュウニヒトエ(十二単);
「十二単」は、花が幾重にも重なって咲く様子を女官の十二単に見立てた。
茎数本が束生し、立ち上がる。茎葉全体に長くて白い毛がある。
葉はさじ形でまばらに波状の鈍鋸歯があり、対生する。
茎頂に穂状花序を作り、淡紫色~白色の唇形花を下から順に咲かせる。
花は短い上唇が2つに浅く裂け、下唇は大きく3つに裂け、真ん中の裂片が大きい。
日本固有種で本州と四国に自生している。
薄い青紫の花にあでやかさはないが、環境によって花の色が変化する。
キランソウに似るが、茎が立ち上がるのがジュウニヒトエ。
*   *   *   *   *
公園として整備され10余年を持つが、植物は時間を掛けて人の踏みつけを避け、
安全な地に移動しているように見える!!
※花々を眺めながら、昔のコダクロームの渋さ、シネマ色を意識して撮ってみた。※

「県立座間谷戸山公園2018/4/14」


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