《 眼福(71)“春めく森(21)!?!”❖21-89❖》

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クロモジ(黒文字) クスノキ科(Lauraceae)
学名:Lindera umbellata Thunb.
借り物画像m(._.)m(^з^)。
《“泉の森・・楊枝用の樹”❖2021/3/25❖》
クロモジ(黒文字);
新緑期に花をつけるクロモジは雌雄異株、幹に黒い斑点があり文字に見え名前が付いた。
雌雄異株だが、雌木が少ないため、あまり実を見かけることがない。
茶道で使う高級楊枝のくろもじ(黒文字)は山地に自生しているものを使っていた。
楊枝の原料は柳が主だが、独特の香りがあるので、茶道ではクロモジが喜ばれている。
楊枝自体を黒文字と呼び、和菓子にも添えられる高級材である。
樹高さ2〜5m。直径10cm位になる。幹は灰褐色、円い皮目がある。
若い枝は皮目がなく、黄緑色~暗緑色、黒い斑が入る。折るとよい香りがする。
葉は互生、長さ5~10㎝、幅1.5~3.5㎝の卵状長楕円形、先は尖り、基部は楔形で全縁。
葉脈はほとんど隆起しない。葉柄は長さ1~1.5㎝。葉の展開と同時に開花する。
花被片6個。雄花は花被片長約3㎜、雄蕊9個。雌花は少し小さく子房周りに黄色の腺体がつく。
北海道〜東北地方以南の日本海側には葉が長さ13cmになるオオバクロモジがあり、
裏面の脈に沿って淡黄色の軟毛がある。
若い枝葉からは精油を採って香料とする。明治36年刊「大日本有用樹木効用編」には、
伊豆では香油を製して外国に輸出する、との記述がある。
樹皮に黒い斑点がありクロキと呼ばれ、楊枝として使われていた。
楊枝は宮中の女房詞では「~モジ」をつける風習がありクロモジと呼ばれ、
木の名になった。樹皮の皮目を文字に見立てた名等々、名前の由来は諸説ある。
枝の香りが良いことで楊枝、箸、串、薬用にと古くから色々用いられてきた。
又、関節痛・リウマチに効くとして枝葉を浴槽に入れて入浴する民間療法もある。
「令和参年(皇紀2681年)3月29日、記」

#植物

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