“楚々と・・・清々しく魅せる野の花!!”《森羅・/・万象19-38》

ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科(Chloranthaceae)
学名:Chloranthus japonicus
別名: ヨシノシズカ(吉野静)
キンラン(金蘭)   ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
ギンラン(銀蘭)   ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera erecta (Thunb. ex Murray) Blume
落ち葉の中から沢山のキンラン・ギンランが入り混じってっ茎を立てていた。
(ちょっと見づらいが)
ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis japonica Thunb.
シロバナノハンショウヅル(白花の半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis williamsii
(シロバナは、珍しい)
ヤマフジ(山藤) マメ科(Fabaceae)
学名:Wisteria brachybotrys Sieb. et Zucc.
(野生種か園芸種かは不明)


《時節・_・襍感⇔“自然に帰る野の花たち、里山・景観^^)!?!”》
神奈川県のへそといえる様な場所にある「厚木飛行場(米軍厚木基地)。
滑走路から数百メートル、地上から飛行機のパイロットが視認できる場所。
そんなところに「ふれあいの森、泉の森」がある。引地川の原点でもある。
かつては、引地川沿いの谷戸だった。1982年(昭和57年)に調整池を整備し、
周囲を公園とした。40年近い時間で以って今や立派な自然環境ができつつある。
両親は、この公園内に色々な植物を移植したようだ。潜在植生に合わせて。
僕が、実際に観察し始めて10年余りになるが、年々、野草が増えている。
自然は、頑強と痛感する。先年来、里山の一部が大規模工事をしていた。
その周辺は、ヒトリシズカ、キンラン・ギンランそしてマヤランの宝庫である。
工事者の踏み固めで表土はかなり傷んだと思い、今年の開花は??と思っていた。
里山全体でキンラン・ギンランは、広がりを見せており他所で観察しようと思っていた!
ところが、2週間ほど前に立ち寄って見ると、みごとに茎を伸ばしているではないか!
驚きを以って眺める以上に嬉しかった。工事で土筆は、姿を消してしまったが。。。
3日ほど前、曇天の中、薄暗い里山にキンラン・ギンランを拝しに参った。
今日は、今上陛下「退位礼正殿の儀」そして「お言葉」があった。
謹んで今迄の陛下ご夫妻行幸に感謝し、爾後、少しお楽にお過ごし頂きたいと存じます。
「平成」から「令和」へと様変わりするのを祝っているやに映った金蘭・銀蘭。
激動の「平成時代」を踏まえて「より良い令和時代」に向かう、と希して止まない。
vale Dicere "HEISEI" !!  平成最後の散歩・・・!!
「2019/04/20~27泉の森」
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“平成の香り!!”《森羅・/・万象19-37》

花菜ガーデンエントランス
大島山桜か??
サトザクラ(里桜・紫桜) バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus lannesiana 'purpurea'
別名: 楊貴妃
若木・・・それ故可愛い!!
チューリップを中心にお花畑 !!
マグノリア ’エリザベス‘ モクレン科(Magnoliaceae)
オウゴンカシワ ブナ科(Fagaceae)
学名:Quercus aliena 'Lutea'
オウゴンカシワ・拡大画 
出猩々(デショウジョウ・イロハモミジ園芸種)
学名:Acer palmatum 'Deshoujo'
オオモミジ‘待宵’(園芸種)
学名:Acer amoenum’Matsuyoi'
ハナモモ(花桃・源平) バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus persica ‘genpei’ 
「おかめ桜」
淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴。すっきりとしてるが、実に瀟洒。
4年前、2015年3月22日に伊東市池で出逢った“おかめ桜”の咲き始め。

《時節・_・襍感⇔“新しい植物公園・景観^^)!?!”》
神奈川県西部より平塚市の田園に2010(平成22)年3月、興味深い植物公園が創設された。
“花と緑のふれあいセンター・花菜ガーデン”は、園芸や農業を楽しみながら学べる施設。
約9.2ha.園内に桃・桜・薔薇、クレマチス、紅葉等、約三千品種が植栽されてる「フラワーゾーン」と、
田植えや野菜の植え付け・収穫などの体験の場となる「アグリゾーン」、
農業や食の大切さを学べる体験ルーム、展示室、図書室を備えた「めぐみの研究棟」、
花(園芸)や野菜(農)に関する様々な情報を、体験などを通じて提供されている。
県の指定する指定管理者によって維持管理・運営が行われてる創造的植物公園。
20年後には、自然植生を加味した野趣ある植物公園になる事を期待する。
花菜ガーデンの園内構成・花の見せ方は、エレガントだ。自然発生植物にも期待したい。
桜前線が東北北部まで北上しているが、今年の我が花見は、花菜ガーデンで〆。
平成~令和に変わる瞬間も後数日。日本の園芸種植物の育成は、誇れるものがある。
そして西欧と日本の繋がり、昭和~平成時代、桜に関して感慨ある1種類がある。
*     *     *     *    *
「おかめ桜」Cerasus ‘Okame’寒緋桜と豆桜を交配して1947年に作出した品種。
これを作出したは、英国人桜守の コリングウッド・イングラム(1880~1981)。
大英帝国の末期に活躍した園芸家で明治・大正時代に日本を3度訪れている。
イングラムが日本で収集した珍しい桜は、自宅に植樹され120品種を数えた由。
今、英国で多様な桜が見られるは、イングラムの尽力。知られざる英国人「桜守」である。
イングラムは、今日でも英国園芸界では「チェリー・イングラム」として知られる。
かつて、日本に向けてイングラムは、伝統の桜の減少を心配し憂い、思いを発信していた。
幕末に開発された新品種の「染井吉野」が国中に勢い良く広まっていた事を危惧している。
成長が早く経済的で見栄えある染井吉野は、新生日本のシンボルとされたようである。
伝統的桜が、少なくなり日本の桜の風情・景観が大きく様変わりしていった。
染井吉野はクローンであるため、どの樹も同じDNA(デオキシリボ核酸)をもつ。
大量植樹の結果、「花がいっせいに咲いて、いっせいに散る」光景が誕生した。
これがやがて軍国主義に利用され桜の散り際に焦点を当てる風潮が生まれていく。
戦禍によって伝統的桜は滅びたが、希少な桜が、イングラム邸で生き延びていた。
戦後、イングラムは、桜研究の集大成である著書「観賞用の桜」を出版している。
日本は、戦後の復興と共に染井吉野が又、大量植樹され全国に植樹され桜の約8割を占めるに至った。
イングラムは1981年5月、遅咲きの桜の花弁が舞う中、
ザ・グレンジで100年6カ月の人生を終えた。大往生であった。
英国ではイングラム亡き後も、彼の残した桜の伝統が生き続けている。
今日、桜は英国中の住宅街に普及し著名な庭園には、多彩な桜が植樹されている。
桜は、王室のウィンザー城の庭園や故エリザベス皇太后の住居の庭にも植樹された。
さらに、桜の保存と育成を担う次世代の英国人たちが現れ、強固なネットワークを作ってもいる。
戦後の英国で桜が人気を集めた一方で、大戦中に起きた出来事がイングラム家に影を落としていた。
イングラムの義理の娘、ダフニーが従軍看護師として香港で勤務していた1940年、
旧日本軍の捕虜となり、3年8カ月間を捕虜収容所で過ごし、過酷な体験をした。
ダフニーと夫のアレスター(イングラムの3男)一家は戦後、イングラム夫妻の近くに住み、
夫妻と緊密な関係を築いたが、日本の桜を愛する父親と嫁の間には感情のずれがあった。
ダフニーのみならず、大勢の旧捕虜達が戦後も日本と日本人への憎しみを持っていた。
捕虜問題が日英間で大きな政治問題となった1990年代に、
北海道の桜守、浅利政俊氏の創った「松前桜」が和解に向けてひと役を買うことになった。
浅利氏は北海道で長年、捕虜の和解問題に取り組み市民運動を続けてきた経験があり、
日本の過去への償いの意を込めて1993年、ウィンザー城の庭園に58種類の松前桜を贈った。
「日本軍の行為の犠牲になった方々とその家族に哀悼の意を表したい。
新たな日英間の友好関係構築の為にこの桜を大切に育ててほしい」との手紙を添えて。
これらの桜は、立派に成長して現在もウィンザー城庭園の一角に保存されている一方、
増殖されて今や英国中に植樹され広まっている。
更に運命の巡り合わせで、子孫の苗木40本が2000年、旧イングラム邸に植樹された。
浅利氏の真摯な思いが松前桜をダフニーのつらい体験が刻まれたザ・グレンジへと向かわせたかのようだ。
「償いの桜」は、みごとに成長続けている由。イングラム家に明るく魅せているのでは。
*     *     *     *    *
平成時代の新しい公園様式として見せてくれてる「花菜ガーデン」で桜を愛でていて思った事だ。
譲位される今上天皇が、平成22年6月に伊豆高原の池で植樹された「おかめ桜」。
全くの個人の感慨だが、今上天皇に置かれては、おかめ桜への思いがお有りなのでは、と。
Say good-bye ==vale Dicere "HEISEI" !!

「2019/04/13平塚市花菜ガーデン」
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“昭和の香り!!”《森羅・/・万象19-36》

母屋の復元。
風情ある桜の木。
裏庭庭園の一部。
横浜緋桜の花弁。
シロバナタンポポ。
チュリップの原種(Tulipa clusiana cv. Lady Jane)レディージェン(白色)。
クリサンタ(Tulipa clusiana cv. chrysantha )(黄色)。
やぶ椿の花びら。
母屋から庭に向かう路。

《時節・_・襍感⇔“伝承したい形・景観^^)!?!”》
子供の頃、両親と自然環境、野山に植物観察(採集も)に出掛ける事、度々であった。
昭和30年台の鎌倉は、市面積の70%近くは緑地。三浦半島も緑濃かった。
大学に進学した頃(前の東京オリンピック後頃)は、鎌倉から里山伝いで横浜迄いけた。
今では到底考えられないことだ。土地開発、道路整備で環境は一変した。
それでも高低差等で昔を思い出せる。今は、自転車の練習に向く所もありポタリングしてる。
譲位式典迄あとすこし。4月に入り世で言う花見處をさけて足が向かった先!!
昔とはかなり様変わりした国道1号線、横浜戸塚区東俣野近くに大富豪邸敷地が残っている。
昭和を代表する実業家、旧財閥、住友吉左エ門友成の別邸と称されたところ。
「和洋折衷建築」と大庭園が大きな特長だった。
梁(はり)や柱、筋交いを外に見せてモルタルや瓦で埋めるハーフティンバースタイルを基調とし、
昭和前期のモダニズムを伝える洗練された建物。郊外邸宅、歴史的価値で重要文化財に指定された。
ところが、老朽化した箇所の復元工事中、2009年、母屋約659㎡を全焼(放火と見られる?)。
この年は、不審な火事が他にもあった。すぐ近くの旧モーガン邸や旧吉田茂も全焼している。

俣野別邸、約4haの外苑部分を有し『俣野別邸公園』として2013年3月27日に公開された。
花見に訪れたのだが、未だ余り知られていないのか、優雅な花見気分を味わえた。
お屋敷内での花見!?!気分にたっぷりと浸れた。
邸宅当時の面影もあった。馬小屋もあった由。乗馬用の道を忍ばせる雰囲気にあふれている。
庭園内には、陽光桜、八重紅しだれ桜、横浜緋桜など10種類の桜が植えられている由。
身近にある此処、昭和を忍べる貴重な場所だ。生あるかぎり、年に幾度か訪ねたい。
「2019/04/07横浜市・俣野別邸」
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“春の野草花(1)!!”《森羅・/・万象19-35》

ワダソウ(和田草)    ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Pseudostellaria heterophylla(Miq.)Pax
別名:ヒメワダソウ
小さくもしっかりと自己主張している。

《時節・_・襍感⇔“里山も春爛漫に(1)!!”》
春先、野の草原にカタクリを眺めた。そんな場所に今、可憐な白き花が咲き始めた。
ワダソウ(和田草);
茎は、直立して枝を分けず、上部の葉は大きく卵形で4枚輪生状に付く。
下部の葉は、小さく長楕円形。茎高は、15cm前後。落葉樹林の下、草原に見られる。
花は、上向き、白色で1-5個頂生しやや長い花柄があり、花弁の先がややへこむ。
葯は、赤褐色。我が国の固有種で中部地方以北と九州北部に偏在している。
ワダソウの名前は、長野県の和田峠で見つかった事に由来する。
神奈川県内では、最も危険度の高い絶滅危惧種であり自生地は少ない。
そんな中、泉の森では茎が増えているのは嬉しい事だ。
「泉の森2019/04/10」






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“早春の樹花(5)!!”《森羅・/・万象19-34》

ハナズオウ(花蘇芳) マメ科(Fabaceae)
学名: Cercis chinensis Bunge
近寄って見ると、何かを囁いて、いや、高らかに謳っているやに映った。

《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(6)!!”》
ハナズオウ(花蘇芳) ;
蘇芳色と称されるくすんだ赤紫色、花名の由来であるが、奥ゆかしく綺麗な色だ。
中国原産で江戸時代に渡来したとされている。桜の開花時期に咲くので見過ごしがち。
樹皮や枝は灰白色。葉身は幼時、緑色、葉柄だけがわずかに紫色を帯びている。
葉は、心形で縁先は尖るが、葉が出る前に紅色の小花が枝を飾るように咲き溢れる。
紫赤色~ピンク色~白色と色々で長さ1㎝位の蝶形花に房状の花。花柄は、紫赤色。
シロバナハナズオウ( form. leucantha)と呼ばれている白花品種もある。
樹高は2~4mの低木で葉脈が目立ち表面は艶があり春を感じさせる風貌である。
「泉の森2019/04/1」




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