啓蟄(今年は、三月五日)も過ぎ「冬籠りの虫が這い出る」頃となった。
花を愛でるだけではなく色々な花の背景を想って見たいと。。。!
資料の寄せ集めだが、勉強・・自分のためにも認めてみたい。
ナノハナは菜種油のアブラナ(油菜)と観賞用や野菜にするハナナ(花菜)の総称。
原産は、西アジア~北ヨーロッパ。野菜としては、弥生時代には渡来していた由。
食用にされたものが、後に照明用や食用の油をとるために栽培されるようになった。
明治初期に菜種油を採るためにヨーロッパから輸入もされ始めた。
1965年頃までは作付け面積も多くよく畑で見られたものだ。
現在は、余り栽培されていない。逸出したものが土手などで野生化している。
野菜用品種もあるが畑に植えられているのを花で見分けるのは難しい。
在来のアブラナと区別せずにアブラナと呼ばれることもある。
アブラナは葉が柔らかくて皺があり淡緑色。葉の基部は茎を抱く。
萼片が花時に開出し種子の色は黄褐色。
カンザキハナナは観賞用又は花芽を食用とするように改良されたもの。
葉に縮れが多く、12月から花が咲く。
カラシナ Brassica juncea (L.) Czern.もよく似ているが、
やや花が小さく、葉が茎を抱かない(セイヨウカラシナ)。
以下の野菜も変種として分類されていて、黄色の花がよく似ている。
学名に混乱が多いので注意が必要。
ハクサイ Brassica rapa L. subsp. pekinensis (Lour.) Hanelt、又は var. glabra Regel
カブ Brassica rapa L. var. rapa
ミズナ Brassica rapa L. var. nipposinica (L.H.Bailey) Kitam.
コマツナBrassica rapa L. var. perviridis L.H.Bailey
ノザワナ Brassica rapa L. var. hakabura Kitam.
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マンネンロウ(迷迭香)と言ってすぐに分かる御仁は少ないと思われる。
ハーブとして英名のローズマリーがごくごく一般的と思うのだ。
地中海沿岸に自生。日本には中国経由で江戸時代に渡来したとされる。
香油をとったことから、中国名の「迷迭香」が和名になったらしい。
青色の濃い園芸品種、‘日野春ブルー’(マンネンロウ)が好きだ
枝は株が古くなると屡々下垂する。葉は線形、裏面が白い。前年枝に花を咲かせる。
ラテン語のRos Marinus(海の露)が語源。海岸の崖から滴るように花をつけることに由来。
花の特徴は、枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し鮮やかな青い唇形の花。
葉の特徴は、葉は線形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、縁は内側に巻いている。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は短い毛が生えていて白っぽい(何とも奇妙で面白い)。
そしてれっきとした樹木である。庭木として絶品でも在る。
30~200cm 立性のもの、そして匍匐性のものがある。
「藤沢市長久保公園 2016/2/21」