5月
9日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝備忘録 '24-11〟❖ ’24-130 ❖》
センダイタイゲキ(仙台大戟) トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
学名:Euphorbia sendaica
センダイタイゲキ(仙台大戟)はトウダイグサ科トウダイグサ属に属する植物。
分布・生育地の中心は関東地方以北である、と資料にあった。
国のレッドデータブックに掲載された準絶滅危惧種。
ここ泉の森に二級河川引地川の原点がある。
引地川の源泉に大池と小池がある。
水源地は、神奈川県水道局の管理で立ち入り禁止区域。
それ故、この池周りは金網で囲われ、池の縁には入れない。
そんな池の縁に最近希少植物が生育してるのが確認された。
長い間、閉鎖的環境で育った植物、この季節に花が咲く。
泉の森水源地のセンダイタイゲキは、野生生育地の南限に由。
自生地環境を整備・観察されてる人々が最近、看板を立てて下さった。
調査観察の一環で、散策路近くの金網内(水道局敷地内)に数株移植。
実際に見れる場所。感謝に耐えない。泉の森の4・5月が楽しみだ。
「令和陸年(皇紀2684年)5月9日、記」
5月
8日,
2024年
《 雅羅・/・襍録〝5月木花Ⅴ〟❖ ’24-129❖ 》
《 里山緑地に見られる樹花〝5月木花Ⅴ 5/5〟》
和名の由来は葉が硬く、風にそよぐと音を立てることから。
落葉高木、高さ10~15m。在来種(日本固有種)。
若木の樹皮は平滑だが、成長につれ皮目がミミズ腫れ状の模様が縦に並ぶ。
老木になると、黒褐色で浅く縦に裂け剥がれる。
葉は互生し、長さ5~10㎝の長楕円形、幅がやや狭く、先が尖る。
葉の質は、薄く葉脈が深く裏面に出っ張り縁は重鋸歯。葉表は無毛。
葉裏の脈上には帯褐色の長毛があり、脈腋に毛叢がある。雌雄同株。
同属のイヌシデやサワシバ、近縁のヒメヤシャブシ等と、葉が似ている。
側脈の数や、葉の形、鋸歯の形などで区別する。
開花は葉の展開と同時。雄花序、雌花序ともに垂れ下がる。
雌雄同株、雌雄異花。5月頃、雌雄それぞれの尾状花序を出す。
雄花序は、前年枝に束生して下垂する。雌花序は、新枝に頂生する。
果穂は長さ5~10㎝、果苞は長さ1.5~2㎝、縁に粗い鋸歯がある。
果穂は、種子を抱いた果苞(葉の変形)が、房状になったもの。
夏まで緑色をしているが、秋に熟すと茶色になる。
シデ名の由来は、
この実を四手(しめ縄や玉串に下げる、紙を折ったもの)に見立てた。
堅果は長さ約4㎜の扁平な長楕円形、果苞の基部につく。
「令和陸年(皇紀2684年)5月8日、記」
5月
7日,
2024年
《 雅羅・/・襍録〝5月木花Ⅳ〟❖ ’24-128❖ 》
《 里山緑地に見られる樹花〝5月木花Ⅳ 5/5〟》
山野にはえる落葉小高木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。在来種。
和名はこの木で弓を作ったことからと云われている。
材は緻密でよくしなり、こけしの材料としてもよく使われている。
樹皮は灰色で、成長すると縦に裂け目が入り縞模様になる。
若枝は緑色で、縦に白いすじがあるものが多い。
葉は対生し、無毛、長さ5~15㎝の長楕円形、縁に細かい鋸歯がある。
葉柄は長さ5~20㎜。淡緑色の花を今年枝の下部にまばらに1~7個つける。
花は直径約1㎝の4弁花。雄蕊は緑色の四角形の花盤の上に4個つく。
花柱には長短の2型あり、花柱の長いものは雄蕊が短い。
※「マユミは、雌雄異株とされるが、雌蕊が短い花をつける個体がある。
結実しにくい傾向があり、雌雄同株とするのが妥当」
結実しにくい傾向があり、雌雄同株とするのが妥当」
(みんなの趣味の園芸『マユミとは』より。※
マユミと云えば秋にできる赤い種が、花が咲いたように美しい。
春の本当の花は、ちょっと地味。花を観賞する人は少ない。
「令和陸年(皇紀2684年)5月7日、記」
5月
6日,
2024年
《 雅羅・/・襍録〝5月木花Ⅲ〟❖ ’24-127❖ 》
《 里山緑地に見られる樹花〝5月木花Ⅲ 5/5〟》
日本樹木中最大の葉は、朴葉味噌や餅を包むのに使われる事で知られる。
幹は灰白色、皮目がまばらにある。
葉は互生、長さ20~40㎝の倒卵状楕円形やや波打ち全縁、枝先に集まってつく。
葉表は緑色、葉裏は粉白色を帯びる。托葉は膜質、早落性。葉柄は長さ3~4㎝。
花は枝先に上向きにつき、直径約15㎝。花も日本の樹木の中で最大。
萼片は3個つき、早落性、淡緑色で紅色を帯びる。
花弁は6~9個つき、白色、後に黄変する。
雌蕊は多数。雄蕊は雌蕊を取り巻いて固まって多数つく。花糸は赤色を帯びる。
別名のホオガシワがもとの名。カシワは、食物を盛る大型の葉、炊葉(かしきは)が語源。
枝が少なく、まっすぐな樹形となる朴ノ木。全体に芳香がある。
又、薬用植物で咳、痰、胃炎、利尿等に効く。生薬名は「厚朴」。
樹皮を日干し乾燥させたもの。成分はアルカロイド、リグナン、精油など。
「令和陸年(皇紀2684年)5月6日、記」
5月
5日,
2024年
《 雅羅・/・襍囈〝子供の日〟❖ ’24-126❖ 》

学名:Acorus calamus L. var. angustatus Besser
全国各地の湖沼やため池、水路、湿地などに生育する抽水植物。
特有の香りがある。多年草で茎高30~60㎝。根茎は太く、横に這う。
葉は地下茎の先端部から根生して立ち上がる。剣状で質は堅く光沢がある。
長さ50〜120cm、幅1〜2.5cm、鋭頭で中央脈は隆起して明瞭。
葉間から花茎がのび、長さ4〜8cm、直径6〜10mmの肉穂花序をつける。
その先に葉状の長い苞がつくので、葉の側部に花序がついているように見える。
花は花序に密生しており、花被片6、雄蕊6、雌蕊1からなる両性花。
結実率はきわめて低いが理由は不明。
端午の節供の菖蒲湯などに利用されている。が、自然分布は不明。
あやめや花菖蒲花とは全く別種で華やかさはない。
〝5月草花Ⅱ 5/5〟
泉の森・民家園では、昭和時代の玩具で遊ぶ催しがあった。
5月
4日,
2024年
《 雅羅・/・襍録〝5月木花Ⅱ〟❖ ’24-125❖ 》
ミズキ(水木)は、落葉高木の在来種。
和名の由来は枝を切ると樹液が水のように出ることから。
高木で枝の上が平らに広がり段になっているように見える。
これが別名の由来のようである。
枝を大きく横に張り出し、独特の樹形になる。
白い花が咲くと、その樹形が遠くからでも目立つ。
本種によく似ている仲間にクマノミズキがあるが、
大きな違いは、葉の互生/対生、花の時期が異なる。
クマノミズキ(熊野水木)は葉が対生、
両面にT字形の伏した毛状突起がある。
ミズキは、名前の由来のように、
春先に枝を切ると切り口から水が滴るとされる。
一定期間水が滴るのはカエデ科に多い。
ミズキは成長が早く、樹木自体が柔らかい。
加工し易く丹沢周辺では玩具の独楽やコケシを作っている。
ミズキの樹皮は、汚灰色で縦に浅く裂け目ができる。
若枝は無毛で丸く、冬は赤みを帯びる。
幹は灰褐色~灰黒色、樹皮に浅い縦溝がある。
葉は互生し、長さ6~15㎝の広卵形~広惰円形。
枝先に集まってつく。葉脈が深く、脈が目立つ。
葉表は、無毛。裏面は、粉白色(やや白身を帯びる)。
又、裏面には、T字形の伏した毛状突起がある。
ミズキ属で、葉が互生するのは本種のみ。
クマノミズキ、ヤマボウシ、ハナミズキ等は対生。
花は、枝先に上向きに出る散房花序。白い小花を沢山付ける。
仲間のクマノミズキは、開花が、1か月ほど遅い。
花弁は白色、4又は3個つき、長さ5~6㎜。
* * *
泉の森・しらかしの家庭園のミズキは、植栽されたものだが、
木の全体像を間近に見れ、見学者は然と認識出来る。
生活環境等の学習ができるのは散策者としてはありがたい。
「令和陸年(皇紀2684年)5月4日、記」
5月
3日,
2024年
《 雅羅・/・襍囈〝5月3日〟❖ ’24-124❖ 》
《憲法記念日に思う》
過去の因を知らんと欲せば、其の現在の果をみよ
未来の果を知らんと欲でば、其の現在の因を見よ
反観合一・・・に然り。
過去の因を知らんと欲せば、其の現在の果をみよ
未来の果を知らんと欲でば、其の現在の因を見よ
反観合一・・・に然り。
1947年(昭和22年)の今日、日本国憲法が施行された。
日本国憲法は「主権在民」「戦争放棄」「基本的人権の尊重」
この三つの柱とし、平和憲法を謳って今に至っている。
基本的理念は、素晴らしいが国の安全保障は脆弱だろう。
制定後75年以上も立ち、国を取り巻く環境は変化している。
自国民を守るための施策、先ずは「法」に基づく。
現日本国憲法には、不備・不適合な部分がでてきている。
現日本国憲法には、不備・不適合な部分がでてきている。
75年の歳月を以って、不備が出てきて当然であろう。
真摯な議論の上での改正より良い憲法を模索すべき時と思う。
付け足しを重ねてきた現行法。根本から是正時期に来ている。
民主主義とは、単に多数決の論理ではない。少数意見に配慮を。
充分すぎる検討、そして議論を重ねた上での改正が、今だ。
充分すぎる検討、そして議論を重ねた上での改正が、今だ。
何も議論せず時を重ねている現国会には危機感を持つ。
憲法審査会という国会議論の場で大いに精査・検討して頂きたい。
法の役割に予防的措置が必要である、と痛感すのだ。
法の役割に予防的措置が必要である、と痛感すのだ。
今年の初めに大震災が起こってしまった。予見・予防対策を思う。
同時に国防をも検討しないと。法改定には時間がかかる、急がないと。
現日本国憲法の前文に、
「・・・諸国民の公正と信義・・・われらの安全と生存を保持・・・」
日本国の基本法、最も重要でかつ根幹を成す法。不備不足を問いたい。
「和を以って貴しとなす」、この聖徳太子の言葉を思う。
「和を以って貴しとなす」、この聖徳太子の言葉を思う。
憲法記念日、愈々以て憲法改正の真摯な議論をと思うのだが。
「令和陸年(皇紀2684年)5月3日、記」
5月
2日,
2024年
《 雅羅・/・襍録〝5月木花1〟❖ ’24-123❖ 》
《 シラカシの家・庭〝5月木花I 5/1〟 》
山地に普通に生え、川沿いや林縁に多い。
よく枝分かれして、樹高1.5-3mの小高木になる。
幹は灰褐色、樹皮に浅く縦の割れ目が入る。
葉は対生し、3出複葉、柄は2.5~3㎝。
頂小葉の柄は長さ5~10㎜、側小葉の柄は長さ1~2㎜。
葉身は長さ(3.5)4.5~8㎝、幅(2)2.5~5㎝、長楕円形~卵形。
先が長く尖り、基部は楔形、縁に芒状の鋸歯がある。
側小葉は小さく、頂小葉は大きい。葉表は緑色、無毛。
葉裏は淡緑色、脈上に毛がある。托葉は狭い。
花は長さ5~8㎝の円錐花序に多数つき、両性。
萼片は白色(時に先が淡紅色を帯びる)で5個つき開出する。
花弁5枚、長さ5~7㎜、直立し、平開しない。
雄蕊5個、花弁と同長。花柱2個。
種子は淡黄色で強い光沢がある。
和名は、葉が三つ葉で枝がウツギと同じく空洞である事に由来する。
花には芳香があり、若葉の頃はわずかに胡麻油の香りがする。
* * *
しらかしの家前に植栽されている三葉空木だが、
自生地に似せた環境作りをしているようだ。
「令和陸年(皇紀2684年)5月2日、記」
5月
1日,
2024年
《 雅羅・/・襍囈〝5月1日〟❖ ’24-122❖ 》

学名:Convallaria majalis var. keiskei
別名:キミカゲソウ(君影草)
大柄なドイツスズランに比べ小柄な日本スズラン。
谷間の姫百合(Lily of the valley)と称される清楚な日本スズラン。
日本スズランは、北海道に在来種があり北海道を代表する花。
北海道~本州・中部地方の平地から 山地、 亜高山に分布する。
草丈は20~30 cm。葉は長さ15~20 cmの長楕円形で2枚の葉を伸ばす。
葉間から葉より低めに花茎が伸び、花茎に7~8個の白い小花をつける。
釣鐘型の花径1cm程の小花を下向きに咲かせ花弁先端は浅く6裂する。
雄蕊の葯は白く、受粉すると花後に球形の実になり赤く熟する。
全草にコンバラトキシン(convallatoxin)などの猛毒を含んでいる。
《 5月1日は、スズランの日!?!〝5月草花I〟 》
スズランの日;
イギリスやフランスで行われている記念日。
この日にスズランを贈ると幸せが訪れると言われている習慣。
「スズランの日」とは、フランスが発祥と聞いている。
フランスでは5月1日に愛する人やお世話になっている人にスズランを贈る。
もらった人には幸運が訪れると言われている庶民的イベントでもある。
仏語でスズランを「ミュゲ(muguet)」と云う事で「ミュゲの日」とも言われる由。
スズランの鈴形の花は、西欧人の間では春のシンボルで幸せを呼ぶ、と。
又、「聖母マリアの涙」と喩えられ西欧では婚礼に花嫁に贈る花として使われる。
この風習は、16世紀にまでさかのぼるらしい。当時は、貴族間で行われていた。
一般の人々にスズランを贈る風習が定着したのは19世紀末頃から。
20世紀になるとパリ近郊の人々は野生のスズランを探しに森に行った由。
今は、5月1日が近づくと街角のあちこちでスズランの小さな花束が売られている。
フランスでは、当日に誰でもスズランを売って良いというルールがあるとか。
約束事は、スズランは森で摘んでも根が付いていないものと限られている。
また花店から100メートル以上離れた場所で売らなければならない規制がある!!
子供たちが、お小遣い稼ぎに販売している等、楽しい風習と映る。
“谷間のユリ” スズランはキジカクシ科スズラン属の多年草。
鈴のように咲くためにこの名前が付いた。
花言葉は「幸福が訪れる」「純粋」「繊細」「意識しない美しさ」等。
日本の花屋で見かけるスズランは、ドイツ原産のドイツスズランが多い。
日本原産のスズランより花が大きい。香りも強い。
バラ、ジャスミンに加え三大フローラルノートと呼ばれている。
西欧の知人は、ディオールの「ディオリッシモ」を使っていた。
随分と昔のことだが、山梨の釈迦ヶ岳を登ったことがあった。
その折、深田久弥さんから聞いていたスズランの群生地を訪ねた。
沢の源流近くに群生しているスズラン群落は、圧巻だった。
今は、簡単に見に行けるらしいが当時は秘境といった感じの所だった。
西欧原産の ドイツスズランは、花が葉の上に出て咲く。
対して日本スズランは、葉より下向きに花をつける。
その風情が、日本的と知人はつぶやいていた。まさに谷間の姫百合。
昔を思い起こして再訪しても見たく思った。
4月
30日,
2024年
《 雅羅・/・襍囈〝4月感慨〟❖ ’24-121 》
こうした方々のお陰で、森の生態系は堅持されている。
だが森管理者の不用意な伐採で森が変わりつつある。
それでも長い目で見れば、自然に対し、人間は勝てないだろう。
科学的に検証したわけではないが、人と対話出来る様に感じる。
ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科(Chloranthaceae)
学名:Chloranthus japonicus Siebold
Tricercandra japonica (Siebold) Nakai
別名:ヨシノシズカ(吉野静)、マユハキソウ(眉掃草)
ヒトリシズカ(一人静);
「静」とは静御前の事、白い清楚な花穂が1本、でこの名前がある。
ヒトリシズカには花弁がなく、白いブラシのように見えるのは雄蕊。
雌蕊は雄蕊の根元にあり、と大層変わった花構造。
近縁種にキビヒトリシズカ(吉備一人静)がある。
山野の林内や草地に生え、茎高10~30cm。
茎は直立し、はじめ赤紫色を帯びるものが多い。
茎の下部の節には膜質の鱗片状の葉がつく。
上部には2対の葉が十字形に対生するが節間が短い。
それ故に4個の葉が輪生しているように見える。
葉は光沢のある濃緑色で、長さ10cm程の卵状楕円形。
先は短く急に尖り縁には鋭い鋸歯がある。
葉が伸び切る前に葉の中心から白い花穂を1個(稀に2個)のばす。
花には花弁も萼もなく、雌蕊1個と子房の横腹に雄蕊3個がつく。
雄蕊の花糸は白色でよく目立つ。
外側2個の雄蕊は基部の外側に黄色の葯があるが中央の雄蕊には葯がない。
芳香も少しある。果実は核果で長さ2.5~3mmのゆがんだ倒卵形。
泉の森外れで定点觀察してた野草の脇に見た一人静の佇まいが好きだった。
近日立ち入り禁止区域になり人が通らなくなり藪と悪化している。
共存共栄を真摯に考えるべきだ。生態系の本質をもわきまえるべきだ。
《 今年の4月は!?!〝4月花XXXVI〟❖ ’24/04/21 ❖ 》
林床に楚々と咲く一人静は、控えめだが姿は美しい。
4月・春めきて心地よい季節に似合う花と映る。
里山緑地の斜面に広がるヤマブキソウは、圧巻であった。
例年のことだが、その群落の中に二輪草群落もあったり。
近年、そんな中にキンランがポツンぽつんと咲いている。
春・爛漫、と云った風情。
今年は、のんびりと散策できなかった。
雑用が山積、出かける途に緑地を縦断して一駅先に向かう。
ボケた頭に草花・木々が活力を注入してくれた。
扨さて、5月はいかなることが待っているか??
「令和陸年(皇紀2684年)4月30日、記」