5月
6日,
2024年
《 雅羅・/・襍録〝5月木花Ⅲ〟❖ ’24-127❖ 》
《 里山緑地に見られる樹花〝5月木花Ⅲ 5/5〟》
日本樹木中最大の葉は、朴葉味噌や餅を包むのに使われる事で知られる。
幹は灰白色、皮目がまばらにある。
葉は互生、長さ20~40㎝の倒卵状楕円形やや波打ち全縁、枝先に集まってつく。
葉表は緑色、葉裏は粉白色を帯びる。托葉は膜質、早落性。葉柄は長さ3~4㎝。
花は枝先に上向きにつき、直径約15㎝。花も日本の樹木の中で最大。
萼片は3個つき、早落性、淡緑色で紅色を帯びる。
花弁は6~9個つき、白色、後に黄変する。
雌蕊は多数。雄蕊は雌蕊を取り巻いて固まって多数つく。花糸は赤色を帯びる。
別名のホオガシワがもとの名。カシワは、食物を盛る大型の葉、炊葉(かしきは)が語源。
枝が少なく、まっすぐな樹形となる朴ノ木。全体に芳香がある。
又、薬用植物で咳、痰、胃炎、利尿等に効く。生薬名は「厚朴」。
樹皮を日干し乾燥させたもの。成分はアルカロイド、リグナン、精油など。
「令和陸年(皇紀2684年)5月6日、記」