定例化した秋の集まり。今年も箱根で開催。
高齢者(現役引退者)と介添え(現役)!!。1:2^^)。
僕の本音は、山の植物探訪が主でおまけ「会合 & 温泉」。
久し振りの湯元(箱根の入り口)で思いがけず美味しい洋食に出会う。
シーフード・オムライス・・・オムライス探しに新たに1頁が加わった^^)。
気分よくして腹ごなしに、と古刹早雲寺まで坂道を上がる。
箱根の温泉郷は、この寺の参拝者が身体を休める所から広がった。
中世から現代へ、東海道の要所だった事を偲ばせる境内。
平日 故か境内は実に静かで、庭・樹々に赴きを観ずる(画像1)。
気分よく、幸先良かったのだが。。?
会合は、毎度ながら其々の主張で喧々囂々、最後は鶴の一声で〆。
さぁ~~!って、植物探索を始めると目的の植物が顔を見せない。
思い余って「箱根ビジターセンター」で情報を得ることにした。
応対してくださった職員が、しらべてくれて。。。
「その花は、最後に確認されたのは、半月前です???」
もう・・終わっている!?!「でしょうね。。残念ですが。。。!」
今年の山中の様子が何か可怪しい、、、?
探していた「ハコネトリカブト」は、妖しく魅せる花です(画像2)。
今年は、諦めることにした。そして箱根湿生花園に向かったが。。。?
途に仙石原ススキ草原(台ヶ岳ススキ草原)が見えて、えぇぇ~??
今年の草原は、厚み(芒の背丈が低い)がない!?!
がっかりで写真も撮らず通過(観光客はかなり居た)。
「何か変」は、湿生花園に入っても感じる。
昨年の今頃見えた花々がことごとく花期を過ぎていた。
春から夏の天候異変で花々は騒々しく錯綜したか??
下界では桜が咲き始めたとか???ここ、山あいでも異変が起こっていた。
ゼンテイカ (禅庭花)ユリ科 ワスレグサ属(画像3).
学名Hemerocallis dumortier var. esculenta
一般的には別名のニッコウキスゲといったほうが分かるかもしれない。
海岸~亜高山の草地や湿原などに群生し、茎の高さは40~80センチ。
茎頂の花序に、橙黄色の花を数個つける。
花柄はごく短いものから3センチくらいのものまで変異がある。
花は長さ7~9センチ、直径8~10センチ。花筒は長さ1.5~2センチ。
朝方開花し、夕方に閉じる。
葉は線形で、2列に扇形に出て、上部は湾曲して垂れる。
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)の大群落は、初夏、高原の風物詩。
日光霧降高原、霧が峰高原、尾瀬などで圧巻の花畑を見たことがある。
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ、エゾゼンテイカ)について、
平凡社の「日本の野生植物 草本 単子葉類」に・・・
「従来、本州東北部から北海道・南千島産のものは、花柄がごく短いかほとんどなく、
花披片が厚質なのでエゾ ゼンテイカとし、
H. middendorffii Trautv. et Meyをこれにあて、
本州中部のものは、花披片が薄質で、
花柄が はっきりしているのでゼンテイカ(ニッコウキスゲ)と区別し、別種としたり、
その変種としたりした。
しかし、地理的には一応わけられる としても、
形態的には連続してわけることはむずかしい。
そこで、これらを一緒にしてゼンテイカ群の基準種である
ヒメカンゾウ (Hemerocallis dumortier C.Morren)の変種とみる、
北村説をとることにした。」
関東人は、ニッコウキスゲが一般的である。
北海道では、エゾカンゾウの名で通っている。
花の呼び方は、地方・各地で違う。それも「風土」的で楽しい。
出会った花に感謝。思わぬことで嬉しかった(余談が長くなりすぎたが。
m(._.)m(^з^)。
※箱根の今年、出会った花々は、次のブログで。※