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Slow Life & Trips

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美しきもの

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美しきもの
恒例の早朝ウオーキングで「美しきもの」を見つけた。
普通は山間地に咲いているが、平場の松林で咲いていた。
道路植栽で植えたものであろうか?

タニウツギ(谷空木)タニウツギ属
Weigela hortensis

鶯の声鳴き渡る谷あいに

遥かに見ゆる残雪のやま
#自然

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ごんたさんからコメント
投稿日 2005-05-18 08:25

残雪の姿みたから田植えする
昔の人の知恵ですね。

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snailwalkerさんからコメント
投稿日 2005-05-18 19:32

各地に残雪の「形」を見て、農作業の目安にしていたようですね。
白馬もそのようですし、「田植え爺さん」など色んなものがありますね。

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zakka
zakkahさんからコメント
投稿日 2005-05-18 10:59

静かなるも可憐に咲き誇るや谷空木

関東、我が地では見られない谷空木

「田植え花」と呼ぶのですね。
 2004年6月17日の「春秋」(日本経済新聞のコラム)に、タニウツギとニシキウツギの「すみ分け」の記述がありました。以下、全文。

 長いトンネルを抜けると、雪国が現れるのは冬の話で、初夏の旅では、上越の山塊を貫くトンネルを抜けても、車窓に映る緑は変わらない。が、山すそには、波打つように広がるタニウツギの濃いピンクの花群が現れ、日本海側の景色へと、鮮やかに転換する。

▼タニウツギは北海道の西部から東北、北陸、山陰と、日本海側のいわゆる豪雪地帯に分布する。命の勢いをそのまま映したような濃い花色は、初夏の里山によく似合う。太平洋側には白花と紅花が混じって咲く近縁のニシキウツギが自生する。脊梁(せきりょう)山脈を境に、両者のすみ分けは厳密だ。

▼同じ初夏の花、アジサイも野生種では太平洋側と日本海側では厳密なすみ分けがあるという。北海道から山陰までの山地にはエゾアジサイが分布する。花びらのように見えるがく片は、したたるような濃青色。太平洋側にはヤマアジサイ。花色は白、水色、ピンク、薄緑など多彩だ。伊豆諸島には栽培品種の西洋アジサイの元になったガクアジサイが自生する。

▼雪国の花は、タニウツギの桃色もエゾアジサイの青も、濃く深く一途(いちず)で純である。太平洋側のニシキウツギやヤマアジサイの花は、自在で軽やかでこだわりがない。気候変動の中でも、花はまだ風土に根差した個性を保っている。この多様性こそ後世に残す資産だ。 

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snailwalkerさんからコメント
投稿日 2005-05-18 23:24

貴重なる情報をありがとう御座います。

「谷空木」が日本海側だけとはとんと知りませんでした。
子供の頃より、親に連れられ山菜採りが年中行事でした。
この「谷空木」が咲いている頃が丁度シ−ズンでした。
当たり前に全国の里山に咲いているものと気にも留めたことはありませんでした。

早速プリントアウトして、資料に綴りました。

我が家の「谷空木」も咲き、この後「梅花空木」「大紅空木」「箱根空木」と咲く予定です。
最近は「梅花空木」が庭木として人気があるようです。

狭い日本でも気候風土により地域差があるものですね。

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fz10さんからコメント
投稿日 2005-05-18 14:21

snailwalkerさんの歌も、zakkaさんの引用された文章も、いずれも今の季節にぴったりの、しっとりとした名文であります。有り難うございました。

この草木はかなり大きくなるのですか?

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snailwalkerさんからコメント
投稿日 2005-05-18 23:35

この潅木は名前の通り木の芯が「空」です。
「独活の大木」と同じ様に樹木としての価値はありません。
木の直径も5〜6cmくらいです。
高さは3〜5m位になります。
根元から株立ちとなります。

当地では山へ入ると当たり前の木で、丁度山菜シーズンが開花の時期です。
谷空木が咲き、鶯が鳴き、尾根でおにぎりを食べると遥かな山には残雪が谷筋にある。
この光景が私めの幼児原風景です。

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