経営者の目線は、バイクの運転とよく似ている
7月
6日
経営者の目線は、バイクの運転とよく似ている
バイクを運転するとき、もっとも大切なことのひとつは「視線の位置」です。足元を見ていてはバイクは安定せず、行きたい方向には進んでくれません。常に「コーナーの出口」や「次に向かうべき方向」を見据えて運転することが、スムーズな走行の鍵なのです。
これは、経営にもまったく同じことが言えます。
経営者として今の状況を把握することはもちろん大切です。売上、コスト、人材、資源――日々の経営データに目を通し、現状を正確に理解することは、ハンドル操作に例えるなら「安定した姿勢を保つ」ことと同じでしょう。
しかし、もっと重要なのは「どこに向かいたいのか」を常に意識することです。
進むべき方向を見失えば、バイクのように思わぬ転倒を招くかもしれません。目の前の問題にばかり気を取られていては、会社の未来を切り開くことはできません。
ただし、バイクと経営には大きな違いもあります。
バイクには決められたコースがあり、ある程度のコースコンディションを事前に知ることができます。しかし、経営にはそのような「決まった道」もなければ、「路面状況」のような予測可能な要素すら存在しないことも多いのです。突然の天候変化(市場変化)、他のライダー(競合)との駆け引き、マシントラブル(内部問題)など、次に何が起こるか誰にもわかりません。
だからこそ、経営者は常に目線を高く持ち、今この瞬間だけでなく「未来」を見据える姿勢が求められるのです。
あなたは、今どこを見ていますか?
足元でしょうか。それとも、会社が進むべき未来の姿でしょうか。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
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