高級なバージョンが必要なわけ

シアトルには、「アイバース（Ivar’s）」という有名なシーフードのファーストフードチェーンがあります。クラムチャウダーやフィッシュ＆チップスといった、アメリカらしいシーフード料理で地元の人々に親しまれているお店です。

今日訪れたのは、そのアイバースが運営する「サーモンハウス（Ivar’s Salmon House）」というレストラン。シアトル中心部にあるレイク・ユニオン（Lake Union）の北端に位置し、美しい湖の景色を眺めながら食事ができるロケーションです。

入り口付近には、いつものファーストフードスタイルのアイバースも併設されていますが、奥に進むと雰囲気の良い落ち着いたレストランが広がっています。ここでは、定番のフィッシュ＆チップスはもちろん、より本格的で高級感のある料理も楽しめます。

このように、カジュアルなスタイルと高級スタイルの両方を提供するビジネスモデルは、とても理にかなっていると私は思います。そしてこれは、飲食店だけに限った話ではありません。

私たちのようなサービス業においても、同じことが言えるのではないでしょうか。いつも同じパッケージを売るのではなく、基本・標準・プレミアムといった価格や内容のバリエーションを設けることで、より多くのお客様のニーズに応えることができます。

アイバースの戦略を見ながら、改めて自分たちのサービスの幅を見直す良いきっかけとなりました。

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内倉憲一（うちくらけんいち）
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