<リーダーを育成する>
9月
17日
著 者~ 福地 茂雄 さん・・元アサヒビール会長~元NHK会長~東京芸術劇場館長
発行所~ 毎日新聞社
経営者は、自分より優れた次のリーダーを育成しなくてはなりません。
私は36歳のとき課長に就任し、5人の部下を持つ管理職になった。
支店長から<管理職は、自分の仕事以外のことも見ないといけない。
役目上、自分がやれないことも求めなければならない>と、諭された。
リーダーは、人をほめることも重要です。
人をほめることは。古今東西を問わず難しいものです。
ほめるツボを、探し出し・・タイミング良くほめ、いかに部下のモチベーションを上げるか・・腕の見せ所でもあります。
ほめるときは人前でほめることです。
周囲の関係者などを通じてほめれば、よりモチベーションが上がります。
叱るときは人前では叱ってはいけません。
日本は恥の文化です・・叱られる姿を誰だって見られたくないものです。
叱るということは、本人に気づきを与え、成長を促すことに繋がります。
重要なことは同じ失敗を繰り返さないことです。
叱ることは人を育てるのです。
しかしながら、怒鳴ることが叱ることと勘違いしている人がいます。
叱ることといじめることは違います。
上手に叱ることは人を育てますが、いじめることは人を損ねます。
今の若い世代は幸せですね・・このように理解ある上司に恵まれれば・・伸び伸びとした優秀な人材が育ちそうです??
小生が育ってきた時代には・・このようなリーダーは少なかった・・
僅かな??ミスでも・・怒鳴られ・・ボロクソにけなされて・・口惜しい思いをしたことが何度もあります・・
人一倍負けん気の強い小生は・・度々叱られ役のターゲットになり・・<今に見ておれ・・追い付け~追い越せ>に、全力を投入して夢中で過ごしてきました・・
<猪武者の鬼軍曹>乱世を駆け抜けてきた <老兵>は複雑な心境です・・
正直のところ・・強い個性が見られず・・<金太郎飴>みたいな若者が多いのは気がかりです。
<上昇志向の強い新興国の若者>に対抗できるのか今一心配です。