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(通称”CPCC”) は、チャーリーパーカーの演奏を学び、自己の音楽表現を向上させようというサックスプレーヤーの集まりです。

2005年3月12日に石森管楽器地下ホールで発足会を行ない産声を上げました。

参加はサックスをこよなく愛し、チャーリーパーカーを学びたい方ならどなたでも大歓迎です。

CPCCに興味のある方はHPで詳細をご確認ください


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復刻版 ハーフタンギングの練習方法 その2

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復刻版 ハーフタンギングの練習...
今年の夏は曇りと雨が多いですね。

時々雲の切れ目から太陽が出てくると、肌が痛いくらいの暑さです。

今日は夏休み最後で、と言いたいのですが、9月に夏休みをとる予定なので、すいた電車で通勤をしていました。

今日は日曜日ですが、急遽お寺さんでの立会い仕事が入ったので、盂蘭盆施餓鬼会法要が執り行われているのを本堂の片隅で聞いていました。

大人数のお坊さんがお経を上げていましたが、独特の節回しと間合いは西洋音楽では、理解できないものですね。

半音階ではなく、もっと細かな音程差でやっているので、とても不思議な雰囲気になります。

仕事とはいえ、おごそかな気持ちになりました。

2004年10月18日のブログを見直したものです。

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今日は、やっとハーフタンギングの練習方法に入ります。

ハーフタンギングは、音を消さないでタンギングしているときも音を出す方法です。

知らない方は何のことだかよく分からないと思いますので、図のハーフタンギングを見てください。

音が1/3くらいになっているところが、ハーフタンギングをしているところです。

タンギングによって、音を小さくしたままにすることなんですね。 この奏法はフレーズにニュアンスを付けるために行います。 合奏の時に一人だけ使うとまわりの人と合わなくなりますので注意してください。 

ハーフタンギングは、厳密に言えばタンギングではないのかもしれませんが、舌を使って行うという意味では、タンギングと言っても良いのかもしれません。 他にも、べらんめー調の巻き舌で音を出す、フラッタータンギングなんて言うのもありますから、舌を使う奏法をタンギングと言うのかもしれませんね。

さて、ハーフタンギングの練習方法ですが、タンギングと同じように出しやすい音(中音の B あたり)でロングトーンをします。

始めはよく分からないと思いますので、舌を徐々にリードに近づけていき、音にミュートがかかった状態で吹きのばします。

このミュートがかかったような音が、ハーフタンギングの音です。 何度もやってみてください。

舌をどのくらい動かせばリードの音をミュートできるかは、練習で感覚をつかみます。 すぐにできるとは思わないでください。 サックスを持つたびに何度も練習して、体で覚えていく方法がベストです。 無理に舌を動かしていると、舌の筋肉がこわばってきますので、疲れたら休んだり、明日の課題として他の練習メニューをこなした方がいいですね。 この練習ばかりしていると、その日の練習に支障をきたしますので、10分間と決めたらその時間でやめましょう。 毎日練習していれば、あるとき感覚をつかむことができます。

以前のブログにも書いたように、私はリードの左半分くらいを舌を使ってリードの振動を止めるやり方をしています。 他にもリード全体に舌を少しだけ当てる方法もありますので、みなさんがやりやすい方法を練習しながら見つけ出してください。

感覚がつかめてきたら、ゆっくりとしたテンポからハーフタンギングを行ないます。

2拍ごとに ノーマル音 − ハーフタンギング を行なって、徐々に短い音でできるようにしていきます。 16分音符までスピードを上げてもできるように時間をかけて練習してください。

一つの音をロングトーンしながらできるようになったら、8分音符4つを ノーマル音 − ハーフタンギング − ノーマル音 − ハーフタンギング と吹いて、1音づつ上がっていったり下がったりしてみましょう。

高音のCから始まって C−A−B−G−A−F−G−E−F−D−E−C と3度で下がってくるようなフレーズでは、下がった音にハーフタンギングを付けるとやりやすいです。

あとはいろいろなフレーズで、効果的なハーフタンギングの場所を見つけて試してみてください。

効果的なのは、フレーズの中にある、下がった音に使うといいですよ。 ジャズでは、【 のむ音 】 といういい方をしますが、このような場所で使うと効果的ですね。

さて、コツです。

コツは、圧力を弱めないことですね。 弱めると音が消えてしまいます。 サックスの音を出すには、やはりお腹からの圧力が、音色や音の表現を付けるにはとても大切だと思います。

リードの振動を舌で無理矢理止めていますので、抵抗が強くなります。 その抵抗に負けて音がなくならないように圧力をかけてあげましょう。 と言いますか、圧力は常にかけることが必要ですね。

このハーフタンギングは、ミュートのような音を出して、フレーズにニュアンスを付けることが目的ですから、当然音は小さくなります。

ほとんどのジャズプレーヤーが、このハーフタンギングを多用していますので、よーく聞いてみてくださいね。

ハーフタンギングは、私もできるようになるまで時間がかかりました。 と言ってもマスターしていると言うほど、できているとは思えませんが・・・

今回は、ここまでです。

次回は、その3として、弱いタンギング、強いタンギング、使い分け方法 について私なりのお話しをいたします。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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復刻版 レガートタンギングの練習方法

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復刻版 レガートタンギングの練...
今日は合宿で練習した曲を、合宿の時練習できなかった自分のテナーパート練習をしてきました。

アルトはEb、テナーはBbなのでキーが違うし、ユニゾン以外はハーモニーパートなのでリードアルトとはもちろん違うのですが、リードアルトの動きが分かっているので指だけの練習です。

話は変わりますが、昨年8月にタバコをやめてから6.5キロ太ってしまいました・・・
スーツの入れ替えをしましたが、パンツがきつくて本格的にシェイプアップしないとやばそうです。
そこでビリーズブートキャンプのDVDを昨日やってみましたが、かなりきつくて今日は筋肉痛で楽器を吹くのも辛かったです・・・

さて、今回はレガートタンギングの練習方法 のお話です。

通常のタンギングと、レガートタンギング、ハーフタンギングを図に表しましたので、一定の音量でタンギングができるように図を頭に浮かべて練習してみてください。

はじめは音の出し始めやタンギングが強くなってしまいます。
私もタンギングのコントロールがきかなくて同じように音の出だしに悩んでいました。 特に低音になるほど難しいですね。

ハーフタンギングは、レガートタンギングができていないとスムーズにできません。
レガートタンギングよりも繊細な舌のコントロールが必要なんです。
まずこの強いタンギングの原因を探って、レガートタンギングについて練習してみましょう。
次のことを注意してゆっくりとやってみてください。

強いタンギングの原因には、息を瞬間に出し過ぎて、破裂音のようになっていることがよくあります。
これは、音を出すときに息を強く出しているためです。
音を出す前から圧力が一定にお腹にかけられていないこともあげられます。
つまり息のいきおいだけで吹こうとしちゃうんですね。

強いタンギングが癖になると聞きづらいし、バラードなどでは格好よくないので、レガートタンギングをまずマスターしましょう。
その後にハーフタンギングの練習をした方が、結果的に早くマスターできます。

これは2004年10月17日のブログを見直したものです。

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● レガートタンギングの練習方法

はじめはゆっくりなテンポからやってみましょう。

1.ロングトーンを吹きやすい音(中音のBあたり)を ”mp” の音量で行ないます。

2.レガートタンギングを2拍に1回行います。

レガートタンギングは、音と音の間をあけないように、  トゥー|トゥー|トゥー|・・・ や ダー|ダー|ダー|・・・、 ドゥー|ドゥー|ドゥー|・・・  など、やりやすい発音で練習します。

最大の注意点は、絶対に音の出だしがアクセントにならないように、ヨウカンやおとうふに包丁を入れた後の切れ筋のようになるように練習することです。 (図を参照してください)

 *コツは、息の圧力を変えずにロングトーンをしているつもりで音を出しながら、舌をリードに瞬間的に当てるようにするようにします。(仲間内では ”舌を入れる” と言っています。)
  このときに下あごが動くと音程が変わってしまい、タンギングのたびにダゥーダゥーとなってしまうので、下あごを動かさないように注意して舌だけ動かします。

3.次に1泊づつ、8分音符、3連符、16分音符と早くしても、できるように練習していきます。  これは、ブログにも書いたタンギングの練習と同じです。

そうすると、出だしの音もそんなに強く吹かなくても、スパッと音が立ち上がるようになります。

このレガートタンギングができるようになってから、ハーフタンギングの練習をしてみましょう。


次回は、ハーフタンギングの練習方法です。
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久しぶりのブログはチェンジです

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2月18日のブログからだいぶ時間がたってしまいました・・・

仕事では、新しい組織づくりの準備と5月から拠点を移動するので、その引っ越し準備もあり毎日帰宅が遅くなっていました。

4月から新しいミッションにチェンジして、この休み明けから拠点も新宿から横浜にチェンジです。

また、ビックバンドでは3年前に入社した新人が2月に大阪勤務から横浜に戻ってきたので見学後にバンドに入ることになり、リードアルトの座を受け渡しました。
大阪ではコンボを組んで演奏を行ったり、ビックバンドで吹いていたようで、アドリブも巧いし譜読みもリズム感もとても良くてリードアルトにふさわしい人材です。

あとは、更に音を磨いて人生経験を重ねていくだけです。

と言うことで、2004年10月から悩みながら吹いてきたリードアルトからテナーにチェンジしました。
4年5ヶ月ほとんどアルトのみ吹いてきたので、テナーを本格的に吹けるようになるまで少し時間がかかりそうです・・・

久しぶりにじっくりと吹いてみると、やっぱりテナーらしい音が出ません。
やはりアルトとテナーは別物ですが、アルトに代わってから基礎練習を始めたことがテナーでも良い方向に行きそうです。
以前より高音がとても安定して太い音で出るようになっていたのは基礎練習のおかげかもしれません。

さて、このゴールデンウィークは恒例のバンド合宿でした。

今年は三年ぶりの河口湖での二泊三日の音楽三昧です。

テナーの練習と思いましたが、リードアルトは大阪でコンボ演奏の本番がバンドに入る前から決まっていて不参加
3rdアルトは毎年田舎で田植えのため不参加でアルトが全滅でした。

仕方なく私が合宿のみリードアルトにチェンジし、不足のテナーとアルトはCPCCのメンバーにお願いして参加してもらいました。

合宿所のルールが変わっていて、朝9時から夜9時までの練習時間限定になっていました。

朝は8時半頃から基礎練習していましたが、食事と風呂以外はフルに練習していたので二泊三日で24時間くらい吹いていました。

夕食後はCPCCメンバーと音の出し方やレガートタンギングの練習方法、そしてパーカー曲の練習方法を勉強しました。
練習時間が限られているのが残念でしたが、このような練習は時間をかけてじっくりと行いたいです。

9時以降はお酒を飲みながら、ビックバンド練習の録音を譜面を見ながら反省会です。

二日目の朝は5時に起きてしまいましたが、CPCCメンバーもちょうど起きたところだったので三人で散歩に行ってきました。

河口湖畔沿いに歩いて釣り人や富士山を見ながら1時間40分も歩いてしまいました。

民宿の食事は家庭料理ですが、とても美味しくてごはんがすすみます。

久しぶりに吹いたキングスーパー20シルバーソニックですが、とても良く鳴ってくれて天井の高いライブな練習場に響き渡っていました。
後ろで吹いているトロンボーンの人に、『楽器かえたの? 後ろにいても良く聞こえてるよ』と言われました。

これはシルバーソニックのパワーでしょうか?

スーパー20シルバーソニックは昨年末に入手しましたが、だいぶ広い音域で楽器が響くようになってきた感じです。

テナーに替わったので、あまり吹く機会はなくなりますが、CPCCの時は使っていきたいと思います。

8日にCPCCのメンバー所有のテナーのスーパー20シルバーソニックを吹くことができるので、テナーでもセルマーとは違う魅力のあるキングのシルバーソニックサウンドが出るのか試してきます。

仕事もビックバンドの担当もチェンジしましたが、どちらも楽しくやっていきたいものです。
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復刻版 リードを削らないで鳴るようにする方法

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復刻版 リードを削らないで鳴る...
今回はリードを削らないで鳴るようにする方法 のお話です。

最近はリードの品質が良い物が出てきました。
私はアルトサックスでは、石森オリジナルリードの4番を使っていますが、ケーンの良い物を使っているので、安心して使えます。
以前は一番堅い3半まででしたが4番を切望していたところ、最近販売されたので早速サンプルをもらって使ったところ、抜群の鳴りと耐久性なので先日まとめて買ってきました。

アルトは堅いリードを使い、テナーは柔らかいリードを使いますが、テナーは探している最中です。

石森リードやリコージャズセレクトもケーンの良い物を使っています。

では、あまり話したくないリードを鳴るようにする方法です。

 これは2004年10月14日のブログを見直したものです。

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さて、今日はリードを削らないで鳴るようにする方法をお話しいたします。

この方法もいろいろありまして、爪でリードの表面を磨くというより、少しつぶす方法や、リード根本の断面をテーブルにこすりつけたり、ロウを付けてライターであぶりケーンの繊維を塞ぐ方法など、いろいろ工夫して使えないリードを生き返らせる先人の知恵?があります。 音が出づらいときに、爪でリード表面を磨く方法は良くやっていましたが、やりすぎると寿命が短くなったり、バリバリの音になってしまったこともあります。

これからお話しする方法は、あるプロの方から飲みながら聞き出した秘密のやり方です。 このブログで話すと秘密ではなくなりますが・・・

● 用意するもの

・シルクの布 (私はシルクでできたスワブを使っていますので、これを使っています。)

・サンドペーパー

これだけです。

● リードを磨く

リードを平らなところに置きます。

シルクの布を使って、ケーンの皮がない部分を、リードの先端に向かって一方通行に軽い力で磨きます。 (図を参照してください)

10回ほど磨いたら確認して、表面がツルツルになったら終了です。

くれぐれもリードに対して往復させるようには磨かないでください。 前回もお話ししたように、逆にやるとリードの繊維が毛羽立ってしまいます。

これは、鳴らないリードに共通している繊維が太くて、リードを濡らしてリードの反先端側から息を吹き込むと泡が出て息が通ってしまうようなリードには特に有効です。

この磨きを行なうとワンランク上のリードに変わりますし、寿命も長くなります。

これだけでも十分使えるリードの本数が増えますが、次の方法も合わせてやってみてください。

● リードの元の裏側(反先端側のマウスピースに付く側)の角を斜めに削ります。

リードを削らない方法と言いましたが、ここだけは削ってみてください。

リードの表を上にして、リード先端を割らないように気をつけて持ちます。 サンドペーパーにリード反先端側の角を45°の角度で当てて角を削り落とします。

左右に4,5回もやれば角が取れると思います。 1mmも削らないくらいでしょうか。 あまり削りすぎないように気をつけてください。 (図参照)

● 試し吹き

磨いて角を落とした状態で吹いてみます。

まだ鳴らないようなら、先ほどお話ししたリードを濡らして、反先端側から息を吹き込んでみましょう。

泡が出て息が通ってしまうようなら、もう一度リードを乾かしてから、表面をシルクの布で磨いてみます。

それでもダメな場合は、裏側を細かなサンドペーパーや水ペーパーで、裏面全体を磨くようにしてみてください。

それでもダメな場合は、本番で上手くいかなかった時のためにとっておきましょう。

使い方は簡単です。 リード先端を下にしてリードを握り、声を出しながら机にたたきつけます。 スッキリしますね。 使えないリードの最後の使い方です。 よい子は真似しないように・・・ それとリードは燃えるゴミの方に入れてくださいね。

最後は冗談で終わってしまいましたが、今日ご紹介した方法でかなり使えるリードが多くなりました。 とても気に入っているリードの再生方法です。

皆様もいろいろな方法を行なっていると思いますが、他によい方法があればご連絡ください。 このブログでも紹介させていただきます。

リード選びには金管楽器をやっている人には分からない苦労がありますが、サックスやクラリネットなど、リード奏者は楽器をやめるまでついてまわるものですね。
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復刻版 鳴らないリードの削り方

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復刻版 鳴らないリードの削り方
今回は鳴らないリードの削り方 のお話です。

鳴らないリードをどうやったら鳴るリードに変えられるか、いろいろな方法がありますが、捨てる前にリードを削ってみましょう。

これは2004年10月14日のブログを見直したものです。

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今日は、リードのお話です。

今日は、リードの写真を付けましたので、そこに書いてある番号でお話をしていきます。

● リードを削る前に

削るのは表側です。

リードは平らなところに置きましょう。 できればガラス板のようなものが良いですね。

少しずつ削って、吹いて の繰り返しです。 いっぺんに削るとリードがダメになってゴミ箱行きになります。

削るのはケーンの繊維に沿って、下からリードの先端に向かって削る一方通行です。 逆にやると繊維が毛羽立ってしまいます。

道具は、水ペーパーや目の細かいサンドペーパー、カミソリの刃、トクサなどです。 私は薄いナイフの刃とサンドペーパーを使っていますが、サンドペーパーはリードに砂が入るのであまり良くないかもしれません。

● 削ってはよろしくない場所

真ん中のひし形に黒く塗りつぶしてあるところと、3のリードの先端部分です。

真ん中のひし形の部分を削ると、リードの腰がなくなってきます。

3の先端部分は、リードの先が割れてしまうので削ってはいけません。 本当の先端部分以外であれば、多少削ってもかまいません。

● 高音が出しづらい時は、1

この場合は、1の部分を先端に向けて削ります。 少しずつ左右均等にです。

あまり削りすぎると3の部分に段差ができてしまうので、なめらかになるようにしてください。

たくさん削る時は先端は削らないように、3の部分も削ります。

● 低音が出づらいときは、2

2の場所を同じように、先端に向けて、左右均等に少しずつ削ります。

● 中音が出づらいときは、1と2

ひし形の左右部分を左右均等に少しずつ削ってみましょう。

● リード全体が固い時は?

この場合は、まずリードの裏面を水ペーパーなどに当てて、リードに均等に力が入るよう指で押さえながらゆっくりと削っていきます。

リードの固さが丁度良くなったら終了です。

私はこの方法をプロの方から教わり、リードを削る時はこの方法で行なっていますが、これが全てではないと思いますが参考にして研究ください。

職人的な経験と勘が頼りになりますが、どうせ使えないリードですから試してみる価値はあると思います。

今日のお話は、鳴らないリードの削り方 でした。

次回は、リードを削らないで鳴るようにする方法 をお話しする予定です
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復刻版 調製されている楽器か簡単に見分ける方法

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今回は調整されている楽器を見分けるお話しです。

サックスは精密楽器なのでちょっとしたことで音が出づらくなります。

丁寧に扱うのはもちろんですが、おかしいと思ったらこまめに調整に出すことが大切ですね。

これは2004年10月6日のブログを見直したものです。

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今回は、調製されている楽器か簡単に見分ける方法 のお話をいたします。

 調製されている楽器か簡単に見分ける方法 のお話


前回は、中古サックスはどうなの? のお話をしました。 中古楽器も悪くありません。 サックスは寿命がとても長いので愛情を持ってメンテナンスさえしっかりやっていれば長く使えます。

鳴りきるまで吹ければ楽器も喜ぶでしょう。
でも、鳴りきった楽器を私はいままでで1本しか知りません。
私も含め普通の方では、50年吹いても楽器が鳴りきるところまで吹き込めないと思います。

今回は、調製されている楽器か簡単に見分ける方法のお話をします。

楽器を持っている皆さんも確認してみましょう!

● 調製されている楽器か簡単に見分ける方法

これは、サックスを持ったことがなかったり、運指を知らない人にはできませんが、店員さんにやってもらってもよいと思います。

見て分かることも書いてありますので、良く読んでくださいね。

1.この方法は、プロのリペアマンが楽器を持った時にまず確認するやり方です。

まず、ストラップを付けて楽器をぶら下げます。

最低音のBbを軽く押さえます。

Fのキー (右手人差し指) だけを動かして、【ポンポン】と響けば、とりあえずOKです。

響かないようなら、どこか調製がずれている可能性があるので、調製してもらうことが必要です。

2.低音のC#とG#を動かしてキーがスムーズに開くか確認しましょう。 これは、ちゃんと清掃していないと、開かないことがあります。

3.左手サイドキーを開いてタンポの状態を見てみましょう。 タンポの色が他のキーより濃く変色していたらタンポの寿命が近いかもしれません。 他のキーも見てみましょうね。

4.全てのキーを動かしてみてください。 できれば最低音のBbから最高音のF#まで動かして、ガタがないか動きが悪いところはないか確認しましょう。 ちゃんと調製されたサックスならオイルもさされていますので、スムーズに動くはずです。 でも、指したオイルが沢山にじみ出ていたり、黒い油が付いているようなら、下手なリペアマンか、ピポットネジが錆びている可能性があります。

5.マウスピースを入れるコルクをみて、濃く変色していたり、固くなっているものはメンテナンスがしっかりやられていません。 このコルクは、使うマウスピースに合わせる必要があるので、購入時に交換や調製をしてもらえるならOKです。

6.メッキが剥げているのは問題ありませんが、錆が出ているものは、保管状態が悪買ったことも考えられるのでタンポやネジ、ピポットネジ、オイル切れに注意しましょう。

7.ある程度のものは修理でなおりますが、なるべく修理跡がないものを探しましょう。 下手なリペアマンの手にかかった楽器は最悪ですが、管楽器修理を日本で一番はじめに始めた老舗の高橋管楽器さんや海外の有名プレーヤーも良く顔を出す石森管楽器さんなど、ちゃんとしたところに出せば、ほとんどの楽器は大丈夫です。

9.コルクやフェルトがちゃんと適正な大きさで奇麗に張り付いているか見てみるのも必要です。 下手なリペアマンは、こういうところが雑な修理になっています。

10.中古品にも、個人委託でお店に置かせてもらっている委託品がありますので、そのような楽器を選ぶ時は、調製がされているか、保証が付くか確認してから購入しましょう。 修理を依頼したら何万もかかることもあるかもしれませんよ。

いろいろ書きましたが、プロが使っているお店なら安心して購入できると思います。

これは、新品楽器を買う時も1.の方法で一応確認してみましょう。 新品はメーカー調製は当然実施されて出荷されていますが、輸送の振動でズレることもあります。 新品だから大丈夫ということもありませんので、やはり信頼できるお店が一番です。 信頼できるお店は、ちゃんと検品しています。

今回は、調製されている楽器か簡単に見分ける方法 のお話でした。
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復刻版 サックスの中古楽器はどうなの?

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今回は中古楽器のお話しです。

私はビンテージの中古楽器ばかり持っていますが、とても良い楽器ばかりです。

個性があって面白いです。

これは2004年10月5日のブログを見直したものです。


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今回は、サックスの中古楽器はどうなの? のお話をいたします。

中古サックスはどうなの? のお話


昨日は、レンタルサックスのお話をしました。 とりあえずやってみたい方には、良いかもしれませんね。

今日は、中古サックスのお話をします。

● 中古サックスはどうなの?

中古は、誰が吹いたか分からないし、キズやメッキの剥げがあるし、その人の癖がついているからいや という方は新品を買った方が良いと思いますが、中古サックスにも良いところがあります。

それは、価格が安いということと、すでに誰かが吹いたものなので、良いものを探せば、とても吹きやすい状態になっているものがあることです。

欠点は、そのような楽器を探すのに時間がかかることですね。

初めて買うのに、そのようなことは分かりませんが、上級モデルが安く購入できる魅力があります。

私の7本あるサックスは、全て中古で購入したものです。 持っている木管楽器で新品は、クラリネットくらいですね。 それも型落ちのものを安く買いました。

新品の状態で、鳴りの良いものはあまりないです。 吹き込まないとサックスは鳴ってきてくれないんですね。 これは以前ブログでも書きましたが、サックスは成長するんです。

キャンディダルファーが使っているインタービネンのように、最初から良く鳴る楽器もありますが100万円前後で売られている楽器ですから、ちょっと手が出ないですよね。

中古サックスの場合は、ある程度鳴る状態に成長しているものがあるので、私はすぐに使える楽器を中古に求めてしまいます。

さて、中古サックスでの注意点ですが、初めて購入する時は良く分からないので、

1.調製がしっかりされていること (サックスを奇麗にしないで、買い取ったまま販売している店はさけた方がよいです。 必ず調製されているか聞きましょう!)

2.信頼できる楽器店から購入すること (メーカー系のお店や、学生さん・社会人が出入りしていて繁盛しているお店)

3.できればサックスの修理もやっている楽器店から購入すること (あとあと面倒をみてくれます。)

4.商品知識があるお店 (サックスをよく知っている店員さんがいるお店ならアドバイスもしてくれるので良いですね。)

5.サックスの吹ける人と一緒に行く (できれば教室の先生がきてくれればいいですね。)

6.インターネットオークションや通信販売で購入する時は、写真だけで購入することになるので初心者の方にはお勧めできません。

私の知っている方で、とても素晴らしい楽器をちゃんと調整してオークションに出品している方もいらっしゃいますので、一概によくないとは言えませんが、なるべく楽器を見て、試奏して購入した方がよいですね。

7.知らないメーカーのものやビンテージ(古い楽器)は、キーの配置がとてもやりづらいものがあります。 できれば、セルマー、ヤマハ、ヤナギサワなどの有名メーカーを選びましょう。

今日は、中古サックスはどうなの? のお話でした。

次回は、調製されている楽器か簡単に見分ける方法 をお話しします。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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復刻版 サックスを買わなくても練習できる方法

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今回は、サックスを買わなくても練習できる方法のお話しです。


これは2004年10月4日のブログを見直したものです。


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今回は、サックス買うお金ないけど、吹いてみたい時はどうするか? のお話をいたします。

 サックスを買わなくても練習できる方法 のお話

前回は、新品サックスを初めて買う時のお話をしました。

やっぱり、メーカーが有名なところは、メンテナンスや壊れたときのことを考えるとトータルで安くつきますし、しっかり作られているものが多いので安心です。

今日の話題は、サックスは高いけどやってみたいという方に、良い方法をお伝えします。

● サックスは高いけど、やってみたい人にはこんな方法がお勧め

レンタル楽器を使う方法です。

映画 『スイングガールズ』 やサックスの音を聞いたり、バンドを見たりしてサックスを始めたいと思っている方は、教室に通ってレンタルの楽器を借りて始めるのがよいと思います。

サックスは安いものではないので、始めはレンタルのサックスを使って、続けられると思ってから購入しても遅くはありませんよ。

飽きたからといって売りに出しても、定価の半額以下になってしまいますからね。

教室が近くにない人のためには、他のレンタル方法として、YahooやGoogleで 『 サックス レンタル 』 と入れてみましょう。 メーカーや楽器屋さんでやっているレンタルが検索できますので、いくつか紹介します。

ヤマハの、レンタルミュージックリースだと、消耗品は最初に3465円で購入しますが、アルトサックスは中古を選べば最短4ヶ月レギュラープランで1ヶ月5040円からあります。 レンタル期間もショートプランでは1ヶ月から借りられますので、お試しにはよいですね。

URL >> http://www.yamaha-yml.co.jp/instruments/wind/index.html


ほかにも沢山ありますので、探してみてくださいね。

ちゃんとメンテナンスしている所を探すことが肝心です。

メールや電話で 『調製してありますか?』 と聞いてみましょう。 初めてサックスをやる時は、ちゃんとした楽器か分からないですが必ず聞きましょう。

サックスを始めるのにサックスとケース以外で最低必要なものは、ストラップ、マウスピース、リード、、コルクグリス(マウスピースを付ける時に、スムーズに入るように塗るグリス)、掃除用具(管内を掃除するものをスワブといいます)は最低必要です。

今日は、サックスを買わなくても練習できる方法 のお話でした。
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復刻版 初めて選ぶサックスの金額は? のお話

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今回は初めて選ぶサックスのお話しです。

楽器選びは楽しいですね。

私の持っている楽器のほとんどがビンテージですが、それぞれに味があります。
そして、世界中のいろいろなメーカーのいろいろな年代のサックスを吹く機会にも恵まれています。
聞いている人にはほとんどわからないと思いますが、ほんの少しの違いを楽しむのは、楽器吹きの特権ですね。

これは2004年10月3日のブログを見直したものです。


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今回は、初めて選ぶサックスはいくらぐらいか お話をいたします。

初めて選ぶサックスの金額は? のお話

前回は、12のキー全てをつなげて効果的に練習する方法をお話ししましたが、譜面に書かないでやってみてください。

どの音から始まっても、ドレミファソラシドに聞こえるので大丈夫だと思います。 譜面に書くと#やbが沢山ついて、ととても難しく感じます。

指のウォーミングアップだと思って、#系にCycle of 5thを回しても、b系で回しても、同じようにできるように練習してくださいね。

今回の話題は、初めて選ぶサックスです。 この話題を始めにお話しした方が良かったかな〜 と思いましたが、すでにサックスを始めている方を対象にしていたので、今日になりました。

初めての楽器を買う時は、衝動買いをしない方がいいですね。

● 安心できる新品サックスの価格について

私の持論は、『楽器は高いモデルの方がよい』 です。

同じメーカーでも沢山のモデルを作っていますが、高いものは材質の良いものを使っていますし、機能的にも優れています。 だから高いんですね。

以前中学校に行った時に生徒の楽器を見せてもらったり、吹いたりいましたが、安いモデルは左手サイドキーが強く押したのか曲がってしまっていたり、ネックも曲がっていたりで、ひどい楽器が多かったです。 そのような楽器はメンテナンスを頻繁にやらないと、すぐに音が出づらくなくなってしまいます。

同じモデルでメッキの違いがありますが、これはある程度サックスが分かっている人が選ぶもので、ゴールドプレートは確かに音がまとまって遠くまで届きますが、その代わりとても楽器を鳴らしてあげるのに苦労します。 ある程度基本ができて圧力をかけられる人でないと、満足に鳴りません。 いつまでも楽器は奇麗ですが、音が奇麗に鳴るまではとても時間がかかるので、最初持つ楽器はもっと鳴りやすい楽器を選んだ方がいいですね。

価格の安い楽器は、やはりそれなりだと思ってください。

先日も東南アジア製でケースやマウスピースなどすべて付いて3、4万ほどの楽器を吹いてみましたが、音は出ますが細部の作りはとても荒くて、調整がずれたら修理できないような楽器でした。

サックスのように沢山の部品で作られているものは、材料費がそれなりにかかりますし、各メーカーとも長い年月をかけてノウハウを蓄積して作っていますので、国産品でも海外品でも、名の通ったメーカーのものがメンテナンス含めて安心です。

10万円以下の楽器で、あまりみんなが使っていないものは、修理する部品を取り寄せるのに時間がかかったり、修理ができなくて部品を作ってもらい高いものにつくこともあります。 先日中国で買ってきたというソプラノサックスを吹きましたが、音が出るだけで、音程音色とも話にならない、インテリアにしかならないオモチャのようなサックスでした。 このような楽器では、いくら練習しても上手くなれません。 私も17年くらい前に北京に行きましたが、そこでは、フルートが1万円くらいで売っていましたが、見るだけで粗悪な作りのものでした。 最近は良くなっているとはいえ、プロや音大生が使っていないメーカーのものは、さけた方がよいと思います。

逆に初めて買うサックスが70万以上もする、ビンテージサックスやゴールドプレートやプラチナプレートなど高価なメッキのもの、シルバーソニックなど純銀製の楽器も、やめた方がよいと思います。

なぜかというと、その違いが楽器を始めたばかりでは分からないし、サックスの取扱いも不慣れですから、落としたりした時の修理代やメンテナンスがとても高くつくからです。

私も現在の中古市場で100万以上する楽器やシルバーソニック、以前はゴールドプレートのテナーも持っていましたが、ある程度吹けるようになってから、更に良い音を求めて購入したんです。 サックスによる違いは確かにありますが、それ以上にプレーヤーの技量の方が大きいです。 これは買った後に吹いていると分かりますが・・・

良い音を出すプレーヤーは、ある程度以上の楽器なら、どのをサックスを吹いても、やはり良い音を出します。 マイケルブレッカーやデビットサンボーンが、あなたの楽器を吹いてもブレッカーやサンボーンの音が出るし、須川さんが、あなたの楽器を吹いても透明感のある奇麗な音が出ると思います。

逆に、良い音が出ないプレーヤーは、100万円以上する楽器やプラチナプレート、ゴールドプレートを吹いても、その差はほとんど出ないでしょう。 ブレッカーやサンボーン、須川さんの楽器を吹かせてもらっても、絶対に同じ音が出なくて、あなたの音が出るのと同じことです。

ですから、ある程度以上の品質が保たれている、サックスで有名なメーカーのもので、メンテナンスをすぐに受けられるサックスを購入することをお勧めします。

価格は、最低でも20万円以上は出した方が良いと思いますね。

日本でメンテナンスも含めて有名なメーカーとは、セルマー、ヤマハ、ヤナギサワのことです。

他にも、カイルベルズ、ガーデラ、クランポンなども有名ですね。

今回は、初めて選ぶサックスの金額は? のお話でした。

次回は、そんなにお金は出せないけど、サックスをやってみたいときはどうするか をお話しします。
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復刻版 究極のスケール練習!?全てのキーを効果的に練習する方法のお話

スレッド
今回は究極のスケール練習のお話しです。

いまだに私はこの練習を必ず行っています。。

これは2004年10月2日のブログを見直したものです。


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今日は、究極のスケール練習!? のお話をいたします。

全てのキーを短時間に効果的に練習する方法 のお話


前回はスケールのことをお話ししましたが、『フ〜ン』 と思われた方がたくさんいらっしゃると思います。

私も音楽理論は、その手の本を1ページ読んだだけで眠くなりますので、訳が分からなくても、サックスは吹けますのでご安心ください。

サックスを練習していくうちに、もっと音楽のことが知りたいと思ったら、勉強すればいいと思いますよ。

車の運転するのに、交通法規の勉強だけしても、運転できるようにならないですからね(笑)

今日は、究極のスケール練習!? って程でもないですが、12のキー全てをつなげて短時間に効果的に練習する方法をやってみましょう。

『bが沢山あるからやだな〜』 とか 『#が沢山あるからやりづらいな〜』 などの苦手意識がなくなってきますので、是非ウォーミングアップが終わったら、やってみてください。

● 12のキー全てを短時間に効果的に練習する方法

1.#を1つずつ増やして、b系に入って#もbもないCメジャースケールに戻ってくるスケール練習

最初は、低音のC(ド)から始めます。

【 ド → レ → ミ → ファ → ソ → ラ → シ → ド → レ → ド → シ → ラ → ソ〜 】 とオクターブ上のレまで行ったら、低音のソまで戻ってきて音をのばします。 これは前回お話しした Cメジャースケールですね。

次に、

【 ソ → ラ → シ → ド → レ → ミ → ファ# → ソ → ラ → ソ → ファ# → ミ → レ〜 】 とやります。

これは#が1つ付いた”G”のメジャースケールです。

次に、

【 レ → ミ → ファ# → ソ → ラ → シ → ド# → レ → ミ → レ → ド# → シ → ラ〜 】 とやります。

これは#が2つついた”D” のメジャースケールというようにやっていくと、次は

#3つの ”A” メジャースケール

#4つの ”E” メジャースケール

#5つの ”B” メジャースケール

b6つの ”Gb” または #6つの ”F#” メジャースケール

b5つの ”Db” メジャースケール

b4つの ”Ab” メジャースケール

b3つの ”Eb” メジャースケール

b2つの ”Bb” メジャースケール

b1つの ”F” メジャースケール

最後に#もbもない ”C” メジャースケールに戻ります。

* 音が高くて出ないスケールのときは、オクターブ下げた音から始めてください。

この 【 C → G → D → A → E → B → Gb(F#) → Db → Ab → Eb → Bb → F → C 】 と回ることを #系から回る、Cycle of 5th (サイクルオブフィフス) といいます。

円を描いて、時計の文字盤ように、キー(調性)を入れると分かりやすいです。

2.bを1つずつ増やして、#系に入って、Cメジャースケールに戻ってくるスケール練習

これも、低音のC(ド)から始めます。

【 ド → レ → ミ → ファ → ソ → ラ → シ → ド → ド → シ → ラ → ソ → ファ〜 】 とオクターブ上のドまで行ったら、もう一度ドを吹いて低音のファまで戻ってきて音をのばします。

これはCメジャースケールですね。

あとはのやりかたは、1.と同じようにやります。

【 ファ → ソ → ラ → シb → ド → レ → ミ → ファ → ファ → ミ → レ → ド → シb〜 】 とやります。

これは、bが1つ付いた ”F” メジャースケールですね。

次は

【 シb → ド → レ → ミb → ファ → ソ→ ラ → シb → シb → ラ → ソ → ファ → ミb〜 】 とやります。

これはbが2つ付いた ”Bb” メジャースケールです。

b3つの ”Eb” メジャースケール

b4つの ”Ab” メジャースケール

b5つの ”Db” メジャースケール

b6つの ”Gb” または #6つの ”F#” メジャースケール

#5つの ”B” メジャースケール

#4つの ”E” メジャースケール

#3つの ”A” メジャースケール

#2つの ”D” メジャースケール

#1つの ”G” メジャースケール

最後に#もbもない ”C” メジャースケールに戻ります。


これで全部のキーが、#系から1つずつ増やしてb系に入って、最後にCに戻ってくる練習と、b系から入って#系に入り戻ってくる練習が1回でできます。

苦手なキーを克服するために、是非このスケール練習をやってみてくださいね。

ゆっくりしたテンポから初めて、リズムを崩さないように、メトロノームを使って練習してください。

慣れてきたら、どこまで早くできるか挑戦してみるのもいいと思います。

そして、次にマイナーキーでもできるようにするなど、色々と工夫して全部のキーができるようになれば、どのようなキーが来ても怖くありませんね!

私も楽器を持ったら、この練習は毎回やるようにしています。

最初はとても難しいですが、スケールの練習や指のウォーミングアップには最適ですよ。

この練習と合わせて、クロマチック(半音階)の練習もやってくださいね。

もちろんテンポを崩さずに、最低音のBb(バリトンの人はA)から、最高音のF#までスムーズに上がって下がってくる練習もすると、指が動くようになります。

できるならば、ハーモニックス領域まで練習するとフラジオの練習になります。

このような基礎練習は大切ですね。
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