復刻版 鳴らないリードの削り方
2月
11日
鳴らないリードをどうやったら鳴るリードに変えられるか、いろいろな方法がありますが、捨てる前にリードを削ってみましょう。
これは2004年10月14日のブログを見直したものです。
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今日は、リードのお話です。
今日は、リードの写真を付けましたので、そこに書いてある番号でお話をしていきます。
● リードを削る前に
削るのは表側です。
リードは平らなところに置きましょう。 できればガラス板のようなものが良いですね。
少しずつ削って、吹いて の繰り返しです。 いっぺんに削るとリードがダメになってゴミ箱行きになります。
削るのはケーンの繊維に沿って、下からリードの先端に向かって削る一方通行です。 逆にやると繊維が毛羽立ってしまいます。
道具は、水ペーパーや目の細かいサンドペーパー、カミソリの刃、トクサなどです。 私は薄いナイフの刃とサンドペーパーを使っていますが、サンドペーパーはリードに砂が入るのであまり良くないかもしれません。
● 削ってはよろしくない場所
真ん中のひし形に黒く塗りつぶしてあるところと、3のリードの先端部分です。
真ん中のひし形の部分を削ると、リードの腰がなくなってきます。
3の先端部分は、リードの先が割れてしまうので削ってはいけません。 本当の先端部分以外であれば、多少削ってもかまいません。
● 高音が出しづらい時は、1
この場合は、1の部分を先端に向けて削ります。 少しずつ左右均等にです。
あまり削りすぎると3の部分に段差ができてしまうので、なめらかになるようにしてください。
たくさん削る時は先端は削らないように、3の部分も削ります。
● 低音が出づらいときは、2
2の場所を同じように、先端に向けて、左右均等に少しずつ削ります。
● 中音が出づらいときは、1と2
ひし形の左右部分を左右均等に少しずつ削ってみましょう。
● リード全体が固い時は?
この場合は、まずリードの裏面を水ペーパーなどに当てて、リードに均等に力が入るよう指で押さえながらゆっくりと削っていきます。
リードの固さが丁度良くなったら終了です。
私はこの方法をプロの方から教わり、リードを削る時はこの方法で行なっていますが、これが全てではないと思いますが参考にして研究ください。
職人的な経験と勘が頼りになりますが、どうせ使えないリードですから試してみる価値はあると思います。
今日のお話は、鳴らないリードの削り方 でした。
次回は、リードを削らないで鳴るようにする方法 をお話しする予定です
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