子どもが不登校で悩んでいる方へ-マイナスの経験から学べること-
9月
25日
こんにちは。弁護士コーチの渡辺秀行です。
弁護士として,日々離婚事件に携わっておりますと,たまに不登校のお子さんをお持ちの方が見受けられます。
私も,中学校から学校に行かなくなり,高校を中退していますので,そのような状況に陥るお子さんのお気持ちは良く分かります。
私も,中学校から学校に行かなくなり,高校を中退していますので,そのような状況に陥るお子さんのお気持ちは良く分かります。
今回はそういった方へに向けて,以下のメッセージを送りたいと思います。
三浦綾子さんの書籍から得る子育てのヒント
作家の三浦綾子さんは,「愛すること信じること」という書籍の中で,以下のように語っています。
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人がもし,病気ひとつせず,成績優秀で人後に落ちたことがなく,経済的な苦労をひとつも知らず,一流校に入り,一流の会社に勤め,一度も失恋したことがなく,人よりも早く昇進・出世したとしたら,いったいどういう人間ができあがることだろう。よほどの謙虚な人間でないかぎり,人を見下し,思いやりのない人間になってしまいはしないだろうか。・・・一見,マイナスに思える体験というものが,どんなに人を育てるための大事な体験であることか。そのマイナスの経験が,やがて,多くのプラスに変わるのではないだろうか。
結婚前に,何らかの深い痛みを知ることは,学校では学びえない大きな人生の勉強になり,そこで得たものが,より幸福への糧となることであると私は思っている。
結婚前に,何らかの深い痛みを知ることは,学校では学びえない大きな人生の勉強になり,そこで得たものが,より幸福への糧となることであると私は思っている。
『愛すること 信じること』 三浦綾子
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この文章には,子育ての重要なヒントが隠されていると思います。
親であれば,子供にはなるべく苦労して欲しくない,いい学校に行って,良い会社に入って,素敵な異性と結婚して,良い家庭を築いて,安泰に人生を歩んで欲しいと考える方も多いでしょう。
そしてかわいい子供には苦労などさせたくない・・これは親として,当然の思いでしょう。
そしてかわいい子供には苦労などさせたくない・・これは親として,当然の思いでしょう。
ですが,三浦綾子さんが言っているようにこうした,一見,理想的に思えるような人生には,落とし穴が隠されているように思います。
挫折の経験は人を強くする
学歴が高く,それまでエリートコースを歩いてきた人が,自分より遙かに学歴の低い先輩の指示に素直に従えるでしょうか?
エリートコースを歩いてきた人は,自分より学歴が低い同僚が,先に出世した時,耐えられるでしょうか?
それまで出世街道を順調に進んでいた人が,突然,部下に先を追い越されてしまった場合,耐えられるのでしょうか?
エリート街道を歩み,失恋の痛みを味わったことのない人が,妻の助言に素直に従うでしょうか?妻を見下したりしないでしょうか?
そういう態度に嫌気を指した妻から離婚を告げられた場合,耐えられるのでしょうか?
実は,挫折を味わったことがない人は,大きな挫折にあった時,弱いのです。
自分は間違っているはずがないと考えて,素直に間違いを認めず,人のせいにして,と卑屈になっていくということも多々あります。
自分は間違っているはずがないと考えて,素直に間違いを認めず,人のせいにして,と卑屈になっていくということも多々あります。
ひねくれて,周囲を恨み,離婚も妻のせいにし・・・その結果,誰からも見向きもされない人間になり・・・一気に人生転落するという事態になることもありうるのです。
一方で,小さい頃から色々な挫折を味わってきた子供は強いです。
リンカーンも挫折続きの人生でしたが,それが彼を逆境でもひるまない強い人間にしました。数々の挫折が,人の痛みの分かる,最も偉大なリーダに育てました。
私も中学,高校と学校に行っていなかった期間が長かったため相当悩みましたが,その経験が,今の弁護士業務に生かされています。
不登校のお子さんは感受性が豊かで,優しい子が多いと思います。自分が苦しんでいる分,仲間はずれになっている子を助けてあげたり,同じような不登校の子に優しい声をかけてあげたりと・・・本当は優しい子が多いのです。
現状ばかりを考えず,将来について前向きに考えよう
社会に出れば,学歴などあまり評価されません。
小学校でさえ卒業していない偉人もいます。
発明王トーマス・エジソンは3ヶ月しか学校に行ってません。
リンカーンは9ヶ月しか正規の教育を受けていません。
パナソニック創業者の松下幸之助も小学校を中退しています。
社会に出れば,学歴などあまり評価されません。
小学校でさえ卒業していない偉人もいます。
発明王トーマス・エジソンは3ヶ月しか学校に行ってません。
リンカーンは9ヶ月しか正規の教育を受けていません。
パナソニック創業者の松下幸之助も小学校を中退しています。
ですので,親の皆様は,子供の不登校を過度に心配せず,むしろ,マイナスの経験が,将来,必ずプラスになるものと信じて,是非,前向きに考えて頂ければと思います。
そして,子供にはそれぞれ,神様から特別な能力が与えられています。
ですので,是非,その才能を最大限開花させてあげてください。
短所ではなく,長所に目を向け,それを最大限引き出してあげる手助けをしてあげて下さい。
ですので,是非,その才能を最大限開花させてあげてください。
短所ではなく,長所に目を向け,それを最大限引き出してあげる手助けをしてあげて下さい。
もしかしたら,神様は,早い段階で,不登校という厳しい試練を与えて,その子を世界を変えるような偉大な人物に育てたいと考えているのも知れません。
人と違うというのは,人とは違うことが出来る特別な才能を神様から授っているとも考えられるのです。
ただし,不登校の子供は他の子と違うということで孤独感を味わっていると思います。
ですので,あなたが一番の味方になってあげて下さい。
人と違うというのは,人とは違うことが出来る特別な才能を神様から授っているとも考えられるのです。
ただし,不登校の子供は他の子と違うということで孤独感を味わっていると思います。
ですので,あなたが一番の味方になってあげて下さい。
リンカーンとエジソンのメッセージ
エジソンは,次のようにメッセージを送っています。
エジソンは,次のようにメッセージを送っています。
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聖書は単なる本にすぎませんが,神の御霊によって霊感されている聖書の各ページを,神の義と愛とが,プラス・マイナス二つの電流のように流れ,キリストの十字架で合流しています。聖書だけが,私たちに救い主を示してくれます。そのことによって聖書は,私たちの全生涯を造り変えることができる力の泉となるのです。あなたは誘惑にあい,疑惑と敗北と弱さに満ちたご自分の生活に倦み疲れてはいませんか。また,不安や心配にあきあきしてはいませんか。スイッチを入れなさい。聖書を読みなさい。
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リンカーンは,子供達に次のようなメッセージを送っています。
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神様は皆さんを愛しています。ですからイエス様を信じ,神様のみことばである聖書を愛する人として皆さんをお呼びになられました。神様が皆さんを愛され,特別な賜物を与えられました。その最高の贈り物は聖書です。皆さんも神様のみことばである聖書をよく読んで,このみことばに従うなら,いつか私のような大統領になれるかもしれません
『ホワイトハウスを祈りの家にした大統領リンカーン』 ジョン・クゥアン著
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同じ境遇にあった偉大な先輩のメッセージに耳を傾け,子供達に聖書を学ばせてあげましょう。
中学,高校にまともに通っていない自分が弁護士になることが出来たのも,エジソンやリンカーン同様,聖書を読んでいたからです。
あなたの子供にも,偉大な先輩と同じような,偉大な種が宿っています。
それを大切に育ててあげましょう。