9月
18日,
2011年
トレッキングとダイビングの比較その1
言える経験を踏まえての解説です。
※ダイビングはタンクを使用するSCUBA、山は無雪登山で国内を想定
ニ者の大きな違いは、活動時間の違いです。
ダイビングがタンク使用のため、活動時間が限定され、平均は1時間程度で
一旦浮上します。山は場合によっては終日に及ぶ場合もあり、その活動時間は
大きな差となっています。
この差は、色々な要素なっています。
個人的な判断ですが、ダイビングは運動能力・体力はあまり要求されず、私は
スポーツとは思っていません。
トレッキングはそうは行かず、常日頃のトレーニングが要求され、疾患や肥満、故障
による運動能力の低下は、かなり大きな問題となります。
山では中高年者の事故が増加しているとの報道が多いのですが、人口とその
活動時間を分母とすれば、私はダイビングの方が危険度が高いと思います。
特に、ガイドやリーダー、更に海況の要因を入れると危険度はかなり高いと
言えます、山では気象変動を折り込み済みで行動する場合が多く、装備
や設備(小屋)で、危険回避が可能ですが、海洋では一旦トラブルが発生した
場合、死亡につながる恐れはかなりの高率であると言えます。
つづく
9月
18日,
2011年
ハードルの高い北岳その10(道迷い)
この人気度は思わぬ産物を生みます。
@標識などコース案内が一見しっかりしているように思える
@登山者が多いので、安心出来る
@山小屋があるので、安心出来る
上記のように「安心」を過信する要因が沢山あります。
標識は全てにあるわけではなく、分岐点のみと言い切れます。
一番必要な岩稜地帯では踏み跡での判断は困難で、遠望がきかないと
思わぬロスタイムが出ます。
登山者が多く山小屋があることは、装備・その他で油断が生まれます。
写真の標識は、ここで疲労のため短絡コースと思い、入り込んだ
遭難者(生還)が発生したため立てられたもの。
地図・コンパスの無い(所持しても読図出来なければ同じ)状態で
単独だったようです、無謀の極みだとおもうのですが・・・・・・
9月
18日,
2011年
IMAPのすすめ
Webメールを使用される場合、通常のメーラーを使用される場合など、ホスティング
サービスによっては多少の違いがあり、設定に迷う場合もあります。
従来はPOPと呼ばれるメールシステムが大半でしたが、最近IMAPへの移行が
始まっています。
IMAPは個人で複数の端末を使用する場合には極めて便利な仕組みです。
Bloguru提供元のPSPさんも、そのサービスを開始されています・・・・・
関心のある方は、弊社にお問い合わせ下さい。
9月
17日,
2011年
ハードルの高い北岳その9(温度差に悩まされる)
悩まされます。
夕方から気温は急降下、明け方は歩行するにも、長袖下着・シャツ・フリースこれに
アノラックを着ます。これが昼間は下りでもシャツ1枚で汗ベトベト、8月とは様変わりな状態でした・・・・
写真は、やっと顔を出してくれた富士山と満月
9月
17日,
2011年
ハードルの高い北岳その8(間の岳縦走路のカール)
強風時はもちろん、無風時でも要注意、一切気が抜けません。
浮石に注意して進みます、ヘッドランプ頼りの夜間はこのカールが
見えず、どんどん歩きましたが、明るくなってみると、こんなコースを
来たのかと、絶句。
滑落したら100%助かりません・・・・・・
9月
17日,
2011年
三角点の上にはこれを設置していた!
三角点石柱の上において、他の場所から方位・高度を測定する
のです。
このため、三角点は必ずしも最高ピークにあるとは限りません、
現に北岳でも、足元が不安定な岩場では無く、やや低い場所
に埋め込まれたいました。
場所によってはかなり低いところもあります(この界隈では石津御岳)
これは測量時のマーカーで、他の山などから、このポストの方角
と高度(仰角)を測定し、距離と標高を算出します。
三角点はこの櫓の設置場所の「名残」に過ぎません。
精度をあげるには、複数の三角点が必要ですが、富山県の劔岳が、
三角点設置が困難を極め、この界隈一体の地図の精度が上がらず、
ここの登頂が国土省(当時は陸軍管轄)の悲願でした、これを達成する
ための経緯を綴ったのが新田次郎さんの「点の記」です、一昨年映画化
されています。
今ならPCどころか、電卓で瞬間に計算出来る三角関数ですが、当時は
すべて筆算、大変だったと思います・・・・・
※芦安の「南アルプス芦安山岳館」の玄関横に設置してありました
http://www.minamialps-net.jp