4月
24日,
2018年
PoE Type4のための試験装置改造
Type4での耐電流試験にも使えるようにした。
なぜ、わざわざこの様な簡単でクリップで接続すれば可能な結線を
装置まで作ってやるのか、情報系の実験だけの経験の方には理解が
しにくいとと思う。
電流値が発熱を伴う量になる場合、接触による導通は不安定となる。
これを軽く考えると、思わぬ実験データの取得ミスとなり、情報伝送
では想像が出来ない「火災」という恐ろしいリスクを背負うことになる。
電力伝送は本当に怖い、一つ間違えば火災の危険が伴う、既存のLANケーブル
に関してはPoE使用時には充分な注意が必要である。
機器の安全装置を過信してはならない。
4月
18日,
2018年
Firefoxで全画面コピー
これはWindowsの「ハサミ」も同じです。
Firefoxでは、以下の手順で全画面コピーが出来ます。
1:F12を押す
2:画面下側にWindowが開くので、右上にある歯車(設定ボタン)をクリック
3:写真の様な画面になるので、楕円赤丸の箇所にクリックを入れる
4:2:の設定ボタンの左にカメラマークが出現する
5:以降はF12 カメラマークで画面データはクリップボードに入る
※Chromeでも同じ事が出来るが、操作がやや面倒かつ現時点では大きな(長い)
画面は不安定。
4月
10日,
2018年
フラットケーブルはPoEで使えるのか?
います。特に周辺機器に添付されるケーブルの99%はこれでしょう。
今回はその中でも頑丈なタイプを選んで、PoEType4を想定しての
負荷試験を行いました。
結果としては熱平衡がとれないとの予想で数分で断念、やはり
使用は無理と判断しました。
※詳細は数値データがありますが、ここでの公開は致しません
4月
10日,
2018年
不良ケーブルの作成完了
Split/Cross/Short/Open/Opposite/Normal
などが用意してあります、それぞれに不良理由のタグがあるので、テスター
の結果と合わせての学習が出来ます。
有りそうで無いのが、この手のサンプルです。
LANケーブルテスターには「標準仕様」は存在せず、その表示方法等は
メーカーの独自性が出てしまい、機種選定や営業への教育には、試料が
絶対に必要となります。
また、工業高校など今後のLAN配線をしっかり学ぶには、「標準不良品?」
が必要と思われます。
4月
9日,
2018年
耐久試験開始
開始です。
熱平衡は30分程度あれば充分と思われますが、実際の運用ににおいて
の問題をチェックするための耐久試験です。
※熱平衡とは、加熱と放熱のバランスがとれ、温度が一定となった状態を
指す。この温度が高いと機器に悪影響を及ぼす、平衡がとれないと一般的
にはオーバーヒートとなり焼損・破壊に到る。
今回の場合、筐体の放熱と周囲温度が密接な関係にあり、現場での実験が
が重要。
終端抵抗は10Ω100w、以前は10Ω20wで容量はクリアしていましたが
長時間放置するには、いささか心もとなく、容量を100wにアップして
実験再開です。
中継端子内にはプリント基板が使われており、これがType4のMax電流
0.5Aに長時間耐えられるかのテストで、実際の通過電流は安全値200%で
1.00Aを全線に流します。
電流による発熱量は 電流値の二乗と抵抗値と時間の積で算出出来る。
LANケーブルや中継端子の内部抵抗は極小であるが、決してゼロではない。
製品によっては不具合があるかも知れず、中継端子の様に接触部分や
プリント基板が複数存在する場合は予期せぬ脆弱部があるかも知れない。
これは理論値ではなく、実際の試験において問題点の存在の有無を追求
する試験です。
中継端子内の全回路に1.00Aが常時流される構造となっており、もし
発熱や異状があれば、Type4での使用禁止のダメ押しが出来ます。
LANケーブルはPoE Type3/4でもAWG23であれば、距離制限はある
ものの、使用可能であることは実証されていますが、中継端子に関して
実験データは私の知る限り存在しません。
中継端子はPoEでなくともデータ伝送での挿入損失ががあり、Giga
での使用はすべきでは無いと考えておりますが、実際の現場では、
中継端子の存在は物理視認しか出来ず、もしフリーアクセス内ならば
発見は不可能に近くなります。
※Fluke社のテスター(かなり高額)を使用し、特別な試験方法を
行えば高い確率でその存在は確認出来ますが、通常の試験方法での
発見は無理です、そもそもこの特別な試験方法は中継端子の発見などは
目的とされておらず、表示される値と距離で、その存在を類推する手法
であるため、中継端子があるかも知れないと事前の想定がなければ
見落とします。
4月
7日,
2018年
あえて不良LANケーブルを作成する
外観からはひと目でわからない様にするために作成しなければなりません。
断線やロケーションミスは作りやすいのですが、短絡は馴れが必要です。
短絡・断線・クロス・スプリット・ミスロケーションを最低4組作らねば
なりません、良品を作るより手間がかかります。
説明:
LANケーブルは既成品がほとんどですが、VEGAのようなネットワーク工事会社では既成品の使用比率は少なく、ほとんどは現地加工で対応します。
この現地加工時にミス配線を防ぐためにテスターを使用しますが、ミスは
実例を見る機会が少なく、不良の意味も分からない場合があります。
実際の現場で、最も発生するのはミスロケーションで、これは照度が足りない場合や、芯線の着色が不鮮明な場合に多発します。
断線は明らかに熟練度不足で、このミスを犯す加工者は必ず再トレーニングが必要です、なぜならその場は合格しても、経年変化でエラーになる加工は
99%、この加工者が絡むからです。
短絡は加工にもよりますが、意外なのはプラグの成形不良で、これに絡むと熟練者でも短絡します。
そのため、あえて不良品を作成し、勉強会の資料を作るのでです。
4月
4日,
2018年
LANケーブル屋内配線工事
素人どころか、プロの電気工事・通信工事の方でも難易度が高く、経験が
無いと、高い確率で断られます。
通線は出来ても、その後のLANとの接続など、伝送に関する知識も必要
となるからです。
通線のみの難易度は木造平屋>木造多層階>マンションの順で高くなります。
このため、WiFiに頼る傾向がありますが、通信速度と安定性・セキュリティ
を求めるなら有線LANにまさるものはありません、更に有線ではPoEも
可能です。
マンションの難易度が高いのは天井内部に梁が存在し、此処を通過するのに
は苦労するからです。
特に最近のモノは断熱材が多用され、建造後の追加配線は困難を極めます。
通線の技術習得には建造物の構造の熟知に加え、ファイバースコープや
小型カメラを駆使して内部の状況を確実にチェックすることで可能となります。
今回の工事は自宅、それも以前、LAN工事の外注をお願いしている会社に
現場チェックをしてもらいましたが、無理と判断された部屋との通線です。
年末の模様替えでどうしても有線が必要でしたが、多忙故に後回し
でしたが昨日行いました。
浴室の点検口から通線箇所を見定め、ダウンライトの穴から特殊な道具を
使っての工事で、およそ2時間で完了、高いレベルの職人技が必要ですが
トレーニングを受ければ、可能となります。
面倒と決め込み諦めたら進歩はありません、人が出来ないことを可能と
するには研鑽と良き指導者が必要です。
3月
26日,
2018年
LAN用中継ADPのPoE使用可否試験
中継ADPなど本来は電力伝送を意識せずに製造された部材が沢山存在します。
この試験の為に治具を作成しました、LANケーブル内`の芯線にはType4で
それぞれ0.5Aが流れる事になり、2対使用で1A、50Vで50W、これが二組で
100Wの計算となります。
安全率200%を見て、1Aを全回路に流すため、終端抵抗10Ω、20wとしますが
長時間の耐久性アップのため、この抵抗のW数を更にアップする予定です。
現状の20Wでは、この段階で既に14W を消費しているため、かなりの温度
となり、長時間の運用には不安があります。
2月
21日,
2018年
Office2019はWin10のみ対応
MSのWin10集約への戦術展開で色々な方法を講じてくる。
Updateを始め、Win10ではOSの管理はMSに従って、自社のペースでは
行えない事を理解しておかねばならない。
Win7や8を継続使用されている企業はまだ多いと思われるが、そろそろ
決断が必要と思われます。