本日も「秋みつけ」は、続きます。
屋根の上で囀る雀さんの羽毛が冬へ向けてふかふかしてきたように見えます。
紫式部の実は、少しずつ紫色に染まってきました。
鶏頭の花は、ぐんぐん伸びてこれから鶏冠を広げる勢いです。
窓辺のヘクソカズラには、緑の実がたわわに実っています。
秋が深まると黄金色に染まります。
今日は曇り・・・どんよりとして今にも雨粒がこぼれてきそうです。
美人の日本語は<春秋>
春と秋・・・どちらが好きですか?
わたしは、春生まれなので、春が好きです。
「一日千秋の思い」一年をひとつの季節で代表させる場合、実りの「秋」を代表にして来たようです。
春と秋、どちらが優れているかを競うことを「春秋の争い」といいます。
14日の美人の日本語は<竹の春>
竹は、秋になると葉が青々となることから「竹の春」というようです。
そして、不思議なことに六十七年目、種類によっては百二十年目に、花を咲かせて、群れ全体が枯れ死ぬとか・・・なんと壮絶な生き方でしょう。
『蝶々さん・上』
市川 森一 著・講談社
内容紹介
この魂、きっとアメリカへ。 明治初頭、時代の奔流に押し流されながらも次々に訪れる悲運に抗って、少女は自らの人生を切り拓こうとしていた──映像界の鬼才が新たに描く、悲劇の名作・前編
内容(「BOOK」データベースより)
祝言の翌日、父は士族の乱で命を散らした。たった一夜の契りで生を受けた娘は「蝶」と名づけられ、武家の娘として厳格に育てられる一方、「学問のすゝめ」や英文の「聖書」を修め、自分の未来を切り開くため懸命に生きた。―だが、予想もできない運命の激変が、これから襲いかかろうとは。
昨年10月に発売されてから、気になっていた本です。
ようやく巡り合えました。
ちびちび読んで、ようやく本日上巻を読了しました。
・・・祝言の翌日、父は士族の乱で命を散らした。たった一夜の契りで生を受けた娘は「蝶」と名づけられた・・・ここに惹かれて読みたいと思ったのですが、想像していた感じと少し違ってがっかりしました。
☆☆☆(☆三つ)というところでしたが、最後の場面は泣けました。
下巻に入ります。
下巻は、もっと悲しいことが起こりそうです。
涼しい気候になりました。
中庭の蜘蛛の巣を潜り抜けながら、見つけた小さな秋の実りたちです。
結局、数十個の青い小さな実を付けていた桃の実は、一つも実りませんでした。
が・・・白いお布団に包まった実り?とは言えないけれど、たまごが桃の葉に残されてます。
害虫なのでしょうか?
千両は、そばかすを湛えて、緑色に膨らんでいます。
これは何でしょう?緑色の実の塊を見つけました。
そして、山椒の実は、秋らしく紅色に染まっています。
秋の彩り・・・白・緑・赤色。
昨日雨が降って、古典高校の体育大会が本日に順延となりました。
そして、本日は、中学校の体育大会です。
やはり、お弁当を一緒に食べる二男の体育大会に行きました。
お昼を食べて、シートを片付けていると、同じく高校と中学に子どもがいる友人がすぐ近くで、シートを片付けていました。
「やっぱり、こちらに来たのね」と話しかけると「今から行こうと思っているの」との返事。
「じゃあ、わたしもいっしょに行くわ」
というわけで、荷物を自宅に置いて、高校の体育大会へも行ってきました。
体育大会のハシゴ・・・も珍しいです。
長男の競技は、すでに終わっていましたが、三年生の壮絶な騎馬戦を観ることができました。
結局、長男が何処にいるのかもよく分かりませんでしたが、似ていると思って撮った写真に写っていました。かなり遠くで、望遠にして撮ったのですが、視力が悪くても、不思議と我が子は分かるものですね(笑)
朝5時から午後4時まで、大変よく頑張った一日です。
<破竹>
竹を割ること。
降り続いた雨が止んだ後には・・・
雨からのおくりものが届きます。
中庭で探して見ました。
ありました。ありました。
このおくりものは、初めてです。
キラ・きら・綺羅☆
朝顔の花が終わったところにできた透明感あふれる雫です。
ふわふわ綿毛にも、小さなつぶつぶがころころしています。
キ・レ・イ・・・☆
いつも当たらない天気予報がこういう時に限って、当たります。
あらあらあら・・・やっぱり雨で、体育大会は、明日に順延となりました。
明日は、中学校も体育大会なので、高校は、来年へ持ち越しです。
昨夜は22時過ぎ帰宅、今朝も「雨でも決行!!」と張り切って、6時過ぎに家を出て行きました。
明日も、6時過ぎ・・・雨の番狂わせです。
夕方まで、おひさま燦々でしたのに・・・
明日は雨ですか。
明日は、古典高校の体育大会です。
生徒会に参加の長男は、連日準備のため帰宅時間が遅く、昨夜は23時を回っていました。
わたしはもう眠くて眠くて・・・「一体、どうして準備にこれだけの時間がかかるの?」
長男がいうには・・・「いろいろ」
「昨日、テントを立てるのを野球部が手伝ってくれたら、ひょい!と立って驚いた!!」と感激していました。
ひょろひょろくんには、テントを運ぶだけで重労働です。
なのに、夕方からポツポツ雨が降り出しました。
明日の雨の確率は50%!!
あらあらあら・・・雨ですか。
<野分>
野の草木を分けるように吹く強い風、つまり台風です。
特に立春から数えて二百十日から二百二十日に吹く強い風のことをさしたようです。
人は台風の風に叩きのめされても、なおまた乗り越えてきたのですね。
桜の樹の病葉(わくらば)が目立ちます。
これを秋の黄葉と見なしてもいいのかもしれません。
数年前、塩害で枯れてしまった葉に比べれば、黄葉して散っていく葉は、まだ美しさがあります。
先日の友人のお見舞いに高校時代の友人三名が行くと電話がありました。わたしは予定が合わずに一緒に行くことができません。
友だちって、有難いですね。
病葉…私葉…二回目の胃カメラに行ってきました。
十二指腸潰瘍は、治癒して瘢痕の状態で良好だったのですが・・・相変わらずの胃痛の原因?の慢性胃炎は全く変わらない状態でした。
病気に罹り難いタイプなのだけれど、かかると治癒までにかなりの時間を要してしまいます。
いつも先生から、何故?治らないのだろう?と首を傾げられます。
今回も「思うように治ってくれませんね」と溜息を吐かれました。
今回の胃カメラは、前回と比べて少し苦しかったです。今でもお腹の中がぐるぐるしている感じです。
お陰で、またお薬が増えてしまいました。
三か月ぶりの着付け練習会に行ってきました。
行く途中に、着物姿のご婦人と擦れ違いました。13時から市民センターの習い事に通われているらしく、この時間によく擦れ違います。
夏でも涼しげな着物の装いです。
いつも、感心してしまいます。
昨日が重陽の節句・・・菊の節句でしたので、帯を高台寺文(菊と桐の文様)にしました。まだ、暑いですが・・・。
単衣の小紋は、秋草文です。
ここにも菊が入っています。
相変わらず・・・気になる箇所がたくさんの着付けでしたが、どうにか着付けられました。
恥ずかしながら・・・記念に載せます(笑)
<弟草〜おととぐさ>9月9日美人の日本語
昔の人は、一番に咲く梅を花の兄と考え、遅れて咲く菊を、弟に見立てて弟草と呼びました。
なぜ、姉妹ではなく、兄弟なのでしょうか?
昨日は重陽の節句・・・杯に菊の花を浮かべ、宴を催したそうです。
かわいい弟を愛でるように、古くから日本人に愛された花です。
そういえば、桐箪笥の肥やしとして・・・琳派全集の両面袋帯がありました。
弟の結婚式で、色留袖に合わせたいと思っていたのですが、お腹が大きくなってしまって、締めることができないまま眠っていました。
その弟も5年前に先に逝ってしまいました。
いつの日にか陽の目をみることがあると思います。
昨日の琳派展で思い出しました。
着付練習会の着物を出すときに、ちょっぴり写真を撮ってみました。
練習で締める気にはなれません。
二百年の時を超えて・・・現代によみがえる黄金の煌めきを得る日を楽しみにまた箪笥の肥やしとしました(笑)
<稲妻>
雷の多い年は豊作です。これは科学的にも証明されているようです。空気中の窒素が稲妻によってもたらされる雨に溶け、それが吸収されて、肥料の役目を果たすとか。
でも、昔の人は、雷は稲をはらませる力があると考えていたそうです。
天と地の壮大なカップルが結ばれ、その子どもの稲が、わたしたちの糧となり、ずっと生きているのですね。
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