魅力的な夕暮れのたそがれ色・・・
空には、茜色の冠が浮かびました。
秋の七草(女郎花 すすき 桔梗 撫子 藤袴 くず 萩)のひとつ萩の異称が<鹿鳴草〜しかなぐさ>
鹿は、秋になると雄が雌を恋い慕って独特の声で鳴きます。
蝶々のような小さな萩の花たちが恋風に揺れているようです。
未明・・・猫がおかしな声で鳴いていました。
猫も恋する秋なのでしょうか?
西日本陶磁器フェスタに行ってきました。
会場は、陶磁器の小さなお店がいっぱいです。
それだけで、お腹がいっぱいになってしまいました。
ほとんどのお店を覗いて、一番のお気に入りは、佐賀県武雄市の三島焼の「碗」・・・花や蝶々が図案化されています。
記念に買い求めました。
さて、帰ろうとした出口近くで、和菓子をのせたい有田焼の「皿」に巡り合いました。
「碗」を買ったので、諦めようとしましたが・・・これも何かのご縁と思って買い求めました。
家に帰ってからは、恒例のおちゃのじかん。
九月終わりの和菓子は【月夜】【菊】【鶴】です。
早速「碗」と「皿」の出番です。
『マジョモリ』
梨木香歩/作・早川司寿乃/絵
理論社
帯より〜大地に降り積もった時間(とき)
輝きめぐる季節(とき)
森の奥から招待状がとどいた
ちいさな女の子の永遠(とき)が
重なり花咲く桃源郷(パーティ)〜
内容(「MARC」データベースより)
春のマジョモリは花が満開。ある朝つばきは、森から届いた招待状を手に初めて森の奥へ。そこで出会ったハナさんとノギクやサクラのお茶でティーパーティー。後からもう一人来た女の子・ふたばちゃんは誰? 「小さな女の子の時間」を描く。
このおはなし絵本を買ってから、もう一年以上経っています。
はじめて本を開いた時に・・・この本の扉が閉じてしまって、開かなかったのです。
「読めない」・・・そのまま、本は本箱の中で眠っていました。
シルバーウィークに入って、ふと眼に付いたこの本を久しぶりに開けてみました。
「う〜ん・・・読めるかしら?」
半信半疑でした。
少しずつ、扉が開いてきました。
表紙の真ん中の葉には、実は鍵穴があるのです。
鍵は・・・?
読み終わって分かりました。
裏表紙にぶら下がっています。
読めました。
小さな女の子の時代に戻りました。
つばきちゃんとふたばちゃんといっしょになって、ご招待された気分になりました。
ご招待主のハナさんは・・・?
・・・御祭神 木花咲耶姫・・・
中庭で、犬柘植の実が、黒色に染まりました。
ころんとして可愛いです。
これも秋の実りのひとつです。
<商冥加〜あきないみょうが>
秋=飽き
収穫の季節、この季節だけは、食べるものが飽きるほどあったことから。
そして、余ったものは、交換したり、売ったりするようになりました。
秋にすることだから「あきない」
「冥加」とは、知らないうちに受ける神の恵みだそうです。
秋の散策で、はじめてこの白い「ギンバイカ」に出合いました。
黄色のキンバイカ(金梅花)もあるようなのですが、まだ見たことがありません。
ギンバイカは、ローマ時代から女神に捧げる花として用いられ、その後は、結婚式などの祝い事の花として使われ、純潔の象徴として、花嫁のブーケに使われます。
また、欧州では、凱旋将兵の頭の飾りに月桂樹と共に使ったりもしました。
葉には、ユーカリに似た香気があり、葉を食品、酒などの香料として使います。
いっぱいのギンバイカを結婚式のブーケやベールの花冠にすると、可愛いイメージになりそうです。
Nomuraさんに先を越されてしまいましたが、今宵の夕暮は、とても綺麗でした。
綺麗を通り越して幻想的というか・・・少し怖いくらいの美しさでしたが・・・。
建物のない所に行き着く間に夕暮れが赤みを落としてしまいました。
足止めされた交差点から・・・怖いくらいの空でした。
夕焼けに見惚れ過ぎて、右手から出てくる車に気が付かないくらいでした・・・反省。
↑の画像は、夏に手に入れた江戸小紋の着物。
ちょうど恋路十六夜色の紺色です。
江戸小紋には、それぞれ由来の名前が付いているのですが、小紋の名前が分かりません。
ご存じの方は、ぜひ教えてくださいませ。
このところ、十五夜の美人の日本語が続き、載せるのに躊躇していました。
18日<真澄鏡〜ますらかがみ>満月を鏡に例えて・・・。
19日<恋路十六夜〜こいじいざよい>初々しい恋の色。ためらうように出る十六夜の月から・・・。
<恋路十六夜>九月の誕生色です。
・・・天に月冴えるころの夜空がたたえる深い紺色。
染めと織りの街・新潟十日町の繊維工業組合が
美しい名をつけて十二ヶ月の色を選んだものが、 誕生色です。
↑の誕生色をクリックするとあなたの誕生色が分かります。
そして、20日は<立待月〜たちまちづき>
欠けゆく月に名残りの想いを寄せます。
実際には、昨日が新月なので、これから、丸くなる月を待つ状態です。
緑で覆われた窪地に、誰も訪れることなく、ひっそりとした梅園があります。
坂を下って見ると・・・
緑のトンネルが続いていました。
自然だけの空間に
蝶々が楽しげに舞っています。
明るい木洩れ日が揺れる
楽園のよう・・・
ここまでわざわざ下りてくるのは
わたしくらいなものでしょうね。
もう落ち葉の季節に入っています。
黄葉した桜の葉が、はらりはらり・・・
道の傍らには、落ち葉の帯が続いています。
広場にも、はらりはらり・・・
落ち葉の絨毯模様が広がりつつあります。
見上げた樹の上からは、数羽のつくつくほうしの鳴き声が響きます。
「どこで鳴いているのでしょう?」長い間、樹上を見上げていましたが、姿を見つけることはできませんでした。
夏の終わりを告げるつくつくほうしと
秋の終わりを告げる黄葉の落ち葉
ちぐはぐな季節感です。
時折、風に枯れ葉がかさこそと乾いた音色で、転がっていきます。
陽射しがやわらかな秋の午後でした。
さてさて・・・昨年の9月20日から毎日綴り始めたブログルが、今日でちょうど1年になりました。
子どもの頃、三日坊主(三日お嬢)な性格でしたので、大人になってから、続けることをはじめました。
1年間毎日綴れたのは、コメントをくださったみなさまと読んでくださったみなさまのお陰です。
ありがとうございます。
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